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最初に仲間になってくれるのは、自分も痛みや孤独の中で戦ってる当事者

今日のことはきっと、この先ずっと幾度となく思い出して自分を奮い立たせたり、にやにや思い出し笑いしたりするんだろう、と思います。

さくら事務所20周年記念イベント第一弾として管理組合理事さん向けイベントを開催したんですが、理事長・理事のなかでレジェンドと語られ尊敬されてる猛者理事長たちがそろいぶみで(手弁当!)登壇協力してくださいました。

「自分ちマンション活動に加えてまた留守にしたら家族が激オコだから、ちょっと調整させてね」と必死で日時調整してくださる方々の中、誰一人として、

「自分になんのメリットがあるの?」「タダで他のマンションに教えたくない」なんて言う方もなく、「自分の経験が誰かの役にたつなら」と一肌脱いでくださり。

休日の貴重な時間を割いて駆けつけ、参加者の方々が興奮される金言の数々を出し惜しみなくシェアくださって、その様子を見てるとしみじみ嬉しくありがたすぎて、締めの挨拶をしなきゃならない場面で堪えきれず泣き出してしまい…恥

終了後の登壇者懇親会でも、さくら事務所で新しく立上げた管理力良好マンションのプラットフォーム【Border5】がどうすれば広まるか、もっとより良くなるか、真剣かつアイデアフルで愉快なアドバイスをいただき、私にもうんとあったかい激励をくださったり。

奇しくも今日、国交省がマンション認定制度を創設する報道がありました。ここ1年で急速に、劇的に風潮が変わりつつあります。

マンション管理コンサル事業に取り組みながら「管理組合運営力の可視化が必要」「組合運営状況に価値を連動させるべき」と言い続けて10数年、ほぼノーリアクションで。

ならば自分たちからと、管理力良好マンションのプラットフォーム【Border5】を構想し、私は構想をより強化したいと大学院にも行きましたが、

当初はどこで構想を話しても「私有財産がそうなるわけない」「むしろ不快」「あなたのとこのような小さな会社が基準を作っても勝手基準にすぎなくて、誰からも相手にされない」といったネガティブリアクションのほうがうんと多かった。

ただ唯一、必死でマンション改革に奔走されているマンション理事長や理事、当事者である方々をのぞいて。

途方もない住人の無関心や批判に晒されながらマンション管理組合運営をよき方向へと尽力されている方々は、「共感する」「応援しよう」と言ってくださり、

その思いだけを羅針盤とさせていただいて走ってきて、その道のりで本当にたくさん理事長のサポートや激励をいただき、今も巨岩のような課題と向き合う日々を楽しめています。

本当にちっぽけな一歩で、まだなにも世に、協力者である方々にも、なにひとつ還元できていないのに、ともに大真面目に考え抜き、大笑いで今後の展開を励まし、仲間でい続けてくださる。

これまでもいくつかの事業や活動を立ち上げてきて思うのは、課題が深くて困難で、手間がかかり誰もやりたがらないようなことであるほど、

どんなに斜め上の批評やできない理由、ネガティブリアクションをもらっても、必ず最初に応援してくれるだけじゃなく腕まで差し出す仲間になってくれるのは、自分もその課題の中で戦ってる当事者の方だということ。

戦うハードルや痛みや孤独も、ぜんぶ当事者として味わいつくしてる人たちが、魂の磁石みたいに引き合って共感し、面白がってくれるということ。

だからきっと唸るほど考え続けるべきなのは、どうしたら反対されないかじゃなく、誰の、どんな、幸せや豊かさ、笑顔を見たいのか、どんな理想の世界を描くのか。

必死で守るべきなのは、走り続ける覚悟とそして、

この場にいられること、こんな場ができあがったことに、魔法にかかったようなときめき、嬉しみが深くて、心に虹がかかったように思う仲間との時間、交わした初心。

そんな感謝に浸った夜でした。
皆さま、本当にありがとうございました。

明日からも頑張ろう。日本の人と不動産の関係が、より幸せになっていくと確信できることを。

管理力良好マンションプラットフォーム【BORDER5】
https://www.border5.com/


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