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基礎研究→フリーの通訳→外資系製薬会社研究開発勤務 45歳、国際結婚、子ども3人 往復…

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基礎研究→フリーの通訳→外資系製薬会社研究開発勤務 45歳、国際結婚、子ども3人 往復4時間通勤→週2在宅からの完全在宅 好きな物:ドイツ、イタリア、カナダ、ワイン 日本蜜蜂に来てもらうのが夢 つくば市民

マガジン

  • 国際元カレの話をおまとめ

    歴代の元カレ(外国人ばかり)の話。私自身、切なくなる思い出達。2005年に書いたものを編集して掲載

  • ハーフの子どもたち

    子どもたちの過去のエピソードおまとめ。2005〜2008年ごろ

  • 破天荒な父の話

    昨年亡くなった父の破天荒な思い出を書きたいな

最近の記事

サイコパスはすぐそばに

自分の子どもだけでなく、その友達など大人に守られるべき子どもと話す機会があるたびに話して聞かせている私自身の経験したお話がある。身近な人に騙された経験と、大人を介入させる大切さをわかってもらうためのお話。 タイトルのサイコパスは10歳の時たまたま席替えで隣になった女の子。猫みたいな目元と真っ白な肌が特徴的な子だった。今から思えば成長期前だったからかな?ぽっちゃりのショートカットで活発ではなくスポーツは苦手、無口で目立つ存在ではなかった。 私は普段ミニバス部の友達か幼馴染と一

    • 放送委員

      小学生の時放送委員だった。 6年生になると、下級生と共にチーム作ってお昼の放送番組を担当する。カメラマン、音声さんなどいる動画生放送。6年生がプロデューサーな感じ。確か20-30分くらいだったと思う。 私は3択早押し学校クイズ番組をやった。 今思うとがんばったな12歳。企画、交渉、台本作成、司会だもん。他の6年生も同じようにそれぞれの曜日に自分のオリジナル番組持つの。 最初は普通に各学年クラス対抗。その学年ならではの情報集めてなんてことないクイズなんだけど、内輪だけだから超絶

      • じむ エピローグ

        ジムはタイのリゾートホテルとの契約があって、しばらくはタイからはなれられない。ものすごい高給で雇われてたから、しばらくローンの支払い心配しなくていいから、終わったら当分の間インドにいるって。

        有料
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        • じむ つづき7

          大学院入試の1次試験が終わったその日にタイへ飛んだ。 1次の結果は現地から国際電話で聞いて、2次までの3週間くらい?を向こうで過ごした。たしか。よく覚えてない。 受かってからいったんだっけ?入試がいつだったかも覚えてないよ。 (2020年のNR: タイに行く前に北海道で会ってるのに2005年の私は忘れてるらしい。ま、いいや) プーケット空港が、国際空港のはずなのに恐ろしく小さかった。 ついてすぐ何ともいえないハーブとスパイスの香りが満ちている。夜8時くらいに着いたの

        サイコパスはすぐそばに

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        • 国際元カレの話をおまとめ
          16本
        • ハーフの子どもたち
          4本
        • 破天荒な父の話
          3本

        記事

          じむ つづき6

          オーストラリアではたくさんごちそうになったので、とりあえずご飯にいこう! 焼き肉をこれでもか!と食べる。6人前~~~ 旅の話をたくさん聞いて、 (そういえば、昨夜こっそり昔のアルバムだとか、手紙だとかをクローゼットの奥から発掘してみた。ジムからのハガキもあった。小さな字でみっちり書いてあるなかに、Stay fit. 筋肉鍛えたままでいてね。という文字が3回。そうか、鍛えた女が好きだったのか、なるほど、と今更ながらに思った。) うちにいこうか? (うちの両親腰抜か

          じむ つづき6

          わんこの学校

          ちょうどご飯食べさせようとテーブルに子どもたちを座らせて準備をしている間、テレビ番組の宣伝が流れていた。警察犬学校の1日に密着!みたいな番組で、ドーベルマンが犯人役の手元に噛み付いて大きく身体を揺すっていた。 娘:(5、6歳くらいかな?)「〇〇(自分の名前)ちゃんこれこわーい」 そこでCM 母:警察のおまわりさんと一緒にお仕事しているお利口なわんこさんの学校なんだって。悪い人を捕まえる練習なんだってー 娘:「ふーん....」  何か考えている様子 ご飯なのでテレビオ

          わんこの学校

          じむ つづき5

          ジムから連絡があっただけでも腰抜かすほどびっくりなのに、日本にいるっていう。しかもくるっていうじゃないのよ! あのパニックっていったらなかったね。 あの感情をね、まだ思い出すのよ。 どうしようどうしよう髪もぼさぼさだし筋トレさぼってたからちょっと太ってるし何着よう何着よういまからやせらんないしあああああああああああーーーー!!!!! ほんとにすごいひとでね、インドからバイクで大陸のはじっこまで来て、船で函館だったかな?に来て、それからチャリでぐるっと北海道回って

          じむ つづき5

          “かべ”役の真相

          さて、発表会の劇で壁に抜擢された長男。 壁なのにセリフもまぁまぁある様子。 はい、壁観てきました。 はいこれ! ????? ちなみに右2名が壁 なにがどうかべ? 私が想像したのこれ。 このネズミ色のビニールだけじゃ何だからお花つけてみたのか? プランター?? 田舎のネズミ、都会のネズミっていうお芝居でした。 壁がね、喋るんだね。先生方の苦労がしのばれる。。 長男がすっごいよろこんでたしみんなかわいかったー 終わり … 2020年のNR:あれ?

          “かべ”役の真相

          保育所の劇

          保育所は本当に良くやってくれる。 心から感謝している。 毎年今ごろ、一年の総決算をかね、その一年に学んだ事・成長を保護者の皆さんにみてもらう発表会なるものがある。 普段の保育で取り入れている歌や知育遊び、運動なんかをまぜまぜにしてショー仕立てにしてある。 年長さんはやはりメイン。年中さんから劇もやる。 衣装から脚本からゼーンブ先生たちの手作り。練習も時間がいっぱいあるからかなり念入り。 あんた1-6歳児が3人いるだけで大変なのに100人以上が狭い中におと

          保育所の劇

          じむ つづき4

          かえってきてからも何度か電話で話した。 腐れ縁の彼とも別れた。(この話はめんどくさいから省略) はーーー、、会いたいよ。。。 電話での話題もなくなってくる。 でも、あそこの「いる」ことを確認せずにはいられない。 ジムは会いたいとか、おいで、とかは言ってくれない。 ただただ、いつも幸せそうなんだ。 そして夏の終わり。 ジムの稼ぎ時は終わって、 ジムはインドへ行っちゃた。 いつかえってくるかもわからない。 実家の住所宛に長い長い手紙を書いた。 あ

          じむ つづき4

          じむ つづき3

          大学2年生の夏だった。 新学期が始まる。 このままどっぷり浸かってオーストラリアに残る? でものこってどうするの? 何をする? 当時、私は「手に職をつける」事に脅迫観念すらもっていた。 生活力のない女にだけはなりたくなかった。 自分が「女」だけじゃ、生けていけない事がよくわかっていた。 だからストロマトライトもあっさりあきらめたし、進路もあっさり変えた。 自由で行動力があって、自分に責任を持っているジムのお荷物になるのだけは願い下げ。 かえろう。

          じむ つづき3

          じむ つづき2

          彼の名前はジム。当時27歳。 見た目全く典型的なオーストラリア人でね、目の上の額との間のとこがでててさぁ、すごい野性味のある顔してんの。 後で聞いたらフルネーム、ジム・クルーズだよ。 そ、それって、、、っていったら、もうそれ以上言わないいでっていわれちゃた。 うんざりするほど言われていたんだろうねぇ。 チェックイン待ちで、なんで一人なの?とか言う話をしてて、今思えば私の危うさっていうか、そういうのがわかったのかな。 しきりに心配だな~、っていってた。 で

          じむ つづき2

          じむ つづき1

          それでね、大学選んだのね。 とりあえず実物見たいじゃないですか。 しかもパースに遠い親戚がいるっていうじゃないですか。 いってこよぅっと。 とりあえずバイトしまくりました。 海外初めてだったし、観光地でもなんでもないところに一緒に行ってくれる人も居ない。 おおすぎるほどお金もっていきたかった。 そうこうしているうちに、この親戚のおじさんががんになって帰国してしまった。 観光地じゃないから、ツアーがみつからない。 バスもないっていうじゃない?

          じむ つづき1

          じむ プロローグ

          彼の事を書くにあたって、時間軸的なものを整理してみたら、 ヨハンとジェイにあったのは21歳の時だ~。 さんざん19歳って書いたのに~~。ま、あんまかわらんがな。 今度はねぇ、18歳のとき。 そもそもそれをさかのぼる事3、4年前。 ちょっとしたきっかけで目にした、ストロマトライトというラン藻類(みんな~~~、ついてきて~~!)にノックアウトされ、私はこれにたずさわるひとになる!と、勝手に決めた。 地球創世期から存在する微生物でね、動物と植物の間みたいな存在。

          じむ プロローグ

          じぇい 最終話

          その日もジムの帰り、準備中のお店に会いにいった。 特に用事があったわけじゃないけど、その頃はもう寄らないと帰宅できない感じ。 6時くらいだったかな? オープンが7時だから。 なんかラブな会話をしつつ、せっせと準備するジェイ。 ソファに座って音楽を聴いていた。黒人さんのごたぶんにもれずジェイはブルースファン(まだラップ前夜、よ。)。結構勉強したよ。 その時お店の電話が。 聞き耳を立ててたわけじゃないけど、なんかもめてる。 だんだん様子がおかしくなる。

          じぇい 最終話

          じぇい つづき3

          でさ、結構ラブラブ~な感じだったんですよ、しばらくは。 お客さんにもボクの大事なひとって紹介してくれてたし。 でもあの人ちょーーーー目立つから一緒に歩くのがどうしてもだめ。自意識過剰な19歳。彼の隣にいるのはホイットニーぐらいの女であるべきなのよ。シスター代表としてホイットニーしかでてこないあたり、どうよ? 友達にも紹介できない。 この人が私の事好きなんて、嘘くさい。という思いがどうしても抜けない。アンソニーにこっぴどくやっつけられてた私はヨハンをもってしてもまだ

          じぇい つづき3