エネルギーアナリスト大場紀章の2019年のオシゴト
新年あけましておめでとうございます。例年通り、昨年1年間の主な公開できるお仕事について振り返ってみたいと思います。
1.寄稿・執筆・引用等
【EP Report】
2019年から海外の石油関連の話題で連載させて頂いています。後日、noteでも一部公開しています。
「シェールオイルに黄信号 価格下落で投資が停滞」7月21日1957号
「中国のシェールガス開発 複雑な山岳地形で困難に」9月21日1962号
「米国の石油生産に暗雲 シェールオイル開発が停滞」10月21日1965号
「英国でシェール革命起きず!政府は「開発」で立ち往生」11月21日1968号
「欧州が望むパイプライン 建設を巡って米独が対立」12月21日1971号
【エネルギーフォーラム】
「原油市場「逆転現象」の背景は」月刊エネルギーフォーラム5月号No.773
エネルギーフォーラムさんでは、この他にも匿名での寄稿を幾つかと覆面座談会への参加等をやらせて頂いています。
【メガ発インタビュー】
2月14日 エネルギーアナリスト大場紀章
(『電力のP2P(ピアツーピア)取引』について)
【月刊FACTA】
「シェール頼み「イラン封鎖」」2019年7月号 (有料)
(この記事が阿部重夫さんがFACTA編集長を退任される前の最後の寄稿となりました。阿部様、長年大変お世話になりました。)
【日経ヴェリタス】
2019年7月28日号(たしか)でのインタビュー記事
「WTI、イラン情勢巡り上振れか」
【公研】
「コモディティ市場でも「AI取引」が席巻」10月号
「公研」さんは1963年創刊の非売品月刊誌で、電力関連会社を中心にエネルギー関連企業200社の会員に配布される冊子です。今回から転載OKにして頂いています。公研さんでは2016年の岩瀬昇氏、2017年の竹内純子氏、2018年の江田健二氏と、3年連続で対談させてもらっていましたが、4年連続は敵いませんでしたね。
【時事通信】
「電力先物、大手の様子見続く=参加動機に乏しいとの指摘も」11月18日
今回、記者の方がたまたまラジオの公開放送の現場にいらっしゃって、放送での発言を元に記事を書いて頂くという初めてのケースとなりました。
【Enelog】
「温暖化防止を考える難しさ 政治的決断も不可欠に」12月号 インタビュー
(もうすぐこちらでWeb公開される予定)
Enelogさんは電事連の広報誌ですね。電力関係の知り合いから連絡がちらほら来て嬉しかったです。
【Nikkei Asian Review】(番外編)
"Japan's insect-material startups attract swarms of investors"
Nikkei Asian Reviewさんで"an expert on the insect-material sector"としてコメントさせて頂きました(笑)。後で伺ったら、ムスカの流郷 綾乃CEOのご紹介とのことで、ありがたい話です。
2.講演等
【学会系】
「”CASE”が引き起こす自動車産業革命」2月1日 石油学会石油化学部会
「2050年までのエネルギー消費のあり方をどう考えるべきか」
2月14日 日本鉄鋼協会 資源・エネルギーフォーラム
【ビジネスセミナー】(ビジネス系の話はどうも苦手・・・)
「電力ビジネスを揺さぶるグローバル・マクロ動向」
5月20日 日経エネルギーNext経営塾
「グローバルの燃料動向を読み解く」
11月18日 日経エネルギーNext経営塾
【コモディティ関連】
「石油市場の構造変化 ~原油性状インバランスとCASE革命~」
5月22日 TOCOMサロン
「貿易戦争と産業革命がもたらすコモディティの未来」(エミン氏との対談)
9月28日 コモディティフェスティバル2019
辻さんによるフォトレポートはこちら。
【その他】
「CASEは今ここ!~移動ツールとしての自動車から社会を変えるモビリティサービスへ~」 8月3日 第129回戦略経営研究会
戦略研さんとは10年来のお付き合いで、私が無名の頃から呼んで頂いて、今回4回目の登壇になります。詳細な議事録がアップされています。
「エネルギーテックにしかできない社会解決はたくさんある」
8月6日 第2回エネルギーテック勉強会(エナーバンクCEO村中氏との対談)
友人の村中氏との対談。私が「エネルギーテック」に辛いのを知りながら呼んで頂いたので、最大限ポジティブにお話しました。
「米イランの対立から考える日本のエネルギー安全保障」
9月15日 外交安全保障サマーセミナー
気がつけば常連講師になっていますね。学生さんたちと活発な議論ができるこのセミナーは貴重な機会です。当日配布したレジュメを公開します。
3.その他メディア出演
【ラジオ】
ラジオNikkei マーケット・トレンド(四半期レギュラー)
(タイトルのリンクは大橋アナウンサーのブログへのリンク、「放送」のリンクはspotifyへのリンク)
「電力、コモディティのブロックチェーン取引の今」3月6日放送
「地政学リスクと原油市況、なぜボラティリティは上昇しないのか」5月22日放送
「進化するコモディティAIトレーディング」9月4日放送
「TOCOM電力先物市場、発展拡大の課題」11月13日放送
【Youtube】
国際モータージャーナリスト清水和夫氏のyoutubeチャンネルStartYourEnginesXでのエネルギー問題に関する対談(+元NHK解説主幹室山氏)。
この頃体調悪くて顔色がめちゃ悪いです・・・。また話の続きしたいなあ。
【noteエネルギー関連記事】
「日本のエネルギーの選択肢についての個人的所感」3月12日
「今回のタンカー攻撃について(連ツイまとめ)」6月14日
「エネルギー問題が参院選の争点にならないことについて」7月16日
「「原子力における哲学」國分功一郎著 読書メモ」10月6日
【大場サロン文字起こし(有料、各500円)】
第四回大場サロン 対談360ジュニア氏 2月23日
<前半>「経済学の理想と実態」
<後半>「不確実な時代に突入した私達(と日銀)」
第五回大場サロン 対談Watson氏 5月11日
<前半>「電力自由化の是非―安定供給を守れるか」
<後半>「規制と自由市場とシステムと」
第六回 大場サロン スピーカー 大場紀章 9月21日
<前半>「日本の中東石油依存問題と CASE 革命」
<後半>「自動運転車実現に向けた数々の課題」
【バズったツイート】
これらの他に公開できないコンサルティングや調査業務を上記の5倍くらいやっています笑。最近の分野は、物流、MaaS、HUD、HMI回り開発、画像認識技術、レコメンド技術、スマートメータデータ分析、消費行動分析等です。
こうして眺めてみると、専門誌への掲載が増えたことでエネルギー系の仕事が年々充実してきたことはありがたいです。シェール革命など石油・ガスの上流開発動向に加え、中東でのテロ活動の分析や超長期の国際情勢分析、最先端のテクノロジーがエネルギー業界に与える影響(ブロックチェーン取引、IoT、AI等)、自動車産業のCASE革命、国内の電力政策(自由化、先物取引等)当りを扱ってきたことになるのかなと思います。
2020年は、より一層気候変動問題への対応に迫られるような気がしています。将来展望についてはまた別の記事にしたいと思います。
それでは、本年もよろしくお願いします。ご用命の方は、gmail(noriakioba@gmail.com)かFBやTwitterのDMへお気軽にどうぞ。
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