マスク嫌い

僕はマスク嫌いである。隙あらばマスクを外す機会を狙っているし、他人もできるだけマスクを外してほしいと思う。
あんなに息苦しくて暑い上に人の顔を隠すもの、大嫌いだ。
おしゃれマスクなんてとんでもない。こんなものがスタンダードになってたまるかと思ってる。

そんな偏りを持った人間の意見であるということを踏まえた上で読んでほしい。

灼熱の草津駅、全長１００メートルのホームにばらばらと３０人ほどの客が立っている。
その全員がマスクをしている。僕は頭がクラクラして世も末だと思った。
ソーシャルディスタンス２メートル以上取れる、風が吹き抜けるホーム。

その上に気温３５度の場所でマスクをする理由はあるんだろうか。
マスクのメリットよりもデメリットのほうがはるかに多いように感じるのだ。僕は。
世の中にはマスクを外している人を見つけては責めるマスク警察という人種もいるらしい。

マスク警察さんは、ホームに立っている３０人のうちたとえば５人がマスクを外していたら…
頭がクラクラして世も末だと思うのかもしれない。
僕は決して、みんなマスクを外しなさいというつもりはない。マスクが必要な人もいるからだ。

そしておしゃれマスクを楽しんでいる人に横やりを入れるつもりもない。それはそれで見て楽しませてもらってる。
ただ、自分はしないというだけだ。でも逆に、マスクをつけられない事情のある人もいる。
風通しの良い屋外でも９９パーセントの人がマスクをつけている世の中では、マスクをつけられない事情のある人はつらい。

だから僕はできるだけ屋外ではマスクを外す。うそです。
僕はマスクが嫌いだから、できるだけマスクを外します。
ホームの３０人中、せめて５人はマスクを外す世の中になったら良いと思う。