見出し画像

オビ=ワン論 上

スターウォーズの前半、エピソード1〜3ではジェダイ騎士団の最盛期から滅亡までが描かれています。
滅亡の理由は『傲慢』。多くのジェダイマスターが巨大組織に守られて、どんどん頭が固くなり、卓上の議論や瞑想だけで問題を解決できると傲慢になってしまっていたんです。
ジェダイマスターの一人でもあったオビ=ワン・ケノービ。彼だけはそんな周囲に染まらず、徹底的に『現場の人』でした。

オビ=ワン・ケノービは、自分の力を見極めて、自分の出来る範囲のことを、確実にする人でした。
『現場の人』『自分に出来ることを確実にする』
言ってることとやってることが常にズレてるヨーダなんかよりも、はるかに信頼できます。
その生き様はエピソード4、オビ=ワンの人生の最後でも証明されます。

デス・スターに『最後の希望』であるルークたちと共につかまったとき、仲間を逃がすため真っ先に動いたのはオビ=ワンです。
「自分が何とかするから、みんなは安全なここで待っていなさい」
『現場の人』の証明です。

そしてルークたちが脱出できる状況になったとわかったとき、オビ=ワンは「自分にできるのはここまで」と自らの命を犠牲にしてルークたちを逃します。
ある意味、究極の凡人。そんな生き様を教えてくれるオビ=ワン。
しかし、そんなオビ=ワンにも唯一ですが極めて重大な欠点がありました。

ジェダイマスターにして人格者、オビ=ワン・ケノービの唯一だけれど深刻な欠点。
それは『恋愛感情がわからない』こと。
この欠点が銀河に新たなシスを生みだしました。

つづきます

スキ「♡」をありがとうございます! 「サポート」はささやかな幸せに使わせてもらいます♪