見出し画像

16年ぶりにテレビカメラマンの封印を解いてみたら【#私の仕事】

テレビカメラマンとしての自分の封印を16年ぶりに解いた。
そのきっかけは僕が元テレビカメラマンであることを知った方から、動画の撮影と編集の手伝いを頼まれたこと。
実に久々の撮影と編集!

私の映像制作のキャリアは10年だ。
映画の専門学校で2年勉強、テレビの現場でカメラマンとして4年、ビデオエンジニアとして4年。
テレビの現場を退職したのは16年前。退職した1番の理由は子育てをするためだ。

この16間、僕はテレビカメラマンとしての自分を封印していた。
その理由はプロとして下手だったこと、そして現場でのいい思い出が少ないこと。
私のカメラマンっぷりが気になったらこの2記事を読んでいただくとして…

(読んだら戻ってきてね)

カメラマンとしての自分を封印してた僕は、我が娘の動画もほとんど撮っていない。
写真は山ほど撮ったけれど、動画は数えるくらいだ。
ビデオカメラを構えると仕事モードになってしまう、そしてその仕事の気分はあまりいいものではない。

それにビデオを回していると子どもと遊べないじゃないか!
写真ならその瞬間にシャッターを切るだけなので、遊びながらでも撮れる。
でもビデオはビデオを回すことに集中していなくてはいけない。

いや、ビデオだって遊びながら片手間で回せるじゃん。って思われるかもしれない。
否。片手間で中途半端なビデオを撮影することは、かつてプロの端くれだった自分が許さなかったのだ。
でも今や娘たちも高二と中一になった。子育てひと段落。娘たちの写真を撮る機会も激減した。

そんなタイミングでの動画撮影と編集の依頼。
まあ試しにやってみましょうか。16年もブランクがあるからあんまり期待しないで下さいね。って感じでお手伝いをした。
そうしたらビックリした。

当たり前だけれど、一般の方は動画撮影と編集のノウハウがない。
僕が学校と現場で10年間学んで経験してきた、映画やテレビ現場の蓄積を全く知らない。
それをちょっと伝えるだけで、その方の動画のクオリティは激上がりしたのだ。

例えば

【撮影】
・カメラは脇を締めてフィックスが基本
・構図は黄金比を意識する
・振るときは体を終点に固定してから始点に戻す
【編集】
・ジャンプカットにならないように映像をインサートする
・シンプルなカット繋ぎが基本
・生理的に気持ちいいタイミングで!

「言っときますけど和田さんの知識や経験を社会の役に立てないのは罪ですよ」
7年前に亡くなった仲間の言葉。
わかったよ。これから社会の役に立てるよ。井岡さん。


この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

スキ「♡」をありがとうございます! 「サポート」はささやかな幸せに使わせてもらいます♪