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読書感想記①

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タイトル 座右の書「貞観政要」
 著者  出口 治明

出口さんの書く文字は読みやすく、自分の好きなお金についての内容や、
生き方で参考になる考え方を見る事ができて、好きな方だ。

今回読ませていただいたのは、座右の書「貞観政要」。
中国古典、貞観の時代(とても平和)での歴史記録書を読み解き、
現代のリーダーや、上司、人の上に立つ人の心持、ふるまいについて活かせる事を教えてくれる。
自分は、まだ社会人3年目のペーペーでまだ、後輩が職場にいない。
理想の先輩になれるように、と読み進めた。
仕事以外にも参考にしたい考え方があったので、自分なりに整理してみた。

自分の立ち位置を確認して、それに見合った振る舞いを演じ続ければ
やがてその人の本性になる。

序章「貞観政要」に凝縮された「ビジネスリーダー」5つの要諦から。
立場を持った人のこそ、自由や欲が近く溺れやすい。確かに、、
リーダーこそ、見本になる振る舞いを演じなくては示しがつかない。
そのような行動を取れれば本性になる。
我慢して演じるってところが、自分は良いなと感じた。その積み重ねが
その人の人間性を出すんだなと。

して欲しいことよりも、嫌がる事を想像する。
1章 「自分がしてもらいたくないこと」は相手にしない から。
相手の立場を想像して行動するのは難しい。なぜなら相手には趣味趣向がそれぞれ存在するから。しかし嫌な事、苦手な事は似ていることが多い。
文中の
「相手が喜ぶ事をする」という思いやりの一歩手前に、「相手が嫌がる事をしない」という思いやりあります。
染みます。その通りだと共感。
まずは一番手前の思いやりができるようになりたい。

元気で明るく振舞うために、たっぷり食べてたっぷり寝る。
2章 「不機嫌な表情を見せてはいけない」現実的な理由 から。
ニコニコ笑って元気で明るい方が情報も入ってきやすい。(話しかけやすい)
そのためにたっぷり食べて、たっぷり寝る!
人間の基本と思っています。一番大切。学生生活で学んだ自身の教訓です。
出口さんも言うなら間違いないと確信。

思考と感情は思っている以上に密接。感情がぶれたときこそ心をフラットにする。ぐっすり寝るとしっかり寝かせる。
4章 「思考」と「感情」は思っている以上に密接 から。
文中表現の
感情の振れ幅が大きくなると思考の余裕がなくなり、正しい判断ができなくなる。自分の心が波立っているときは静かになるまで待っていた方がいい。判断を誤ってしまうから。
なるほど。ヒートアップした時は視界が狭くなります、、
心をフラットにするには、
寝る事(睡眠をとること)、寝かせる事(時間を置くこと)。
旧聞の事例として、大企業の食中毒事件での会見で社長が発していた発言が物語っていて、確かに。確かに。

人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる。
編集後記 から。
角川新書編集者から出口さんへの取材で印象に残っている考え方。
人生はプラスマイナスでない。絶対値として考える。
良い事があるとその後に、悪い事があって、またその逆もあって人生はバランスが取られている。自分もその様だと思っている。
悪いことが起きたときに捉え方でプラスに変えてしまう、高校で出会った陽転の考え方を如何に出来るかが大切と思っていたが、出口さんは根本が違った。
「人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる」
失恋をして-100悲しんで、その後新しい恋人ができて+100。そしたらトータル0、でなく絶対値200と解釈する。
喜怒哀楽が人生を豊かにするから、挫折も素晴らしい体験。
人生の一部を長い目で見ていて、すべてをプラスを捉えてしまう考え方。
これが自分の中で一番の新たな気づき。

やっぱり出口さん、すごい。

                                のり

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