手癖フレーズは没個性か!?【メンタルブロックストラテジー・Vol.655】

「いつも手癖のように
弾いてるこのフレーズ…

ちゃんとアドリブに
なってるんだろうか…」

「いつかは自分自身の
フレーズを弾いてみたいけど,

なかなかそんなフレーズを
生み出せそうにない…」

あなたは,そんな事で
思い悩んだ経験は
ありませんか??

いわゆる手癖フレーズは,
言ってみれば
曲のカバーや

コピーの延長線上に
ありますが,

よく考えてみると

「どういう曲をカバーし,
コピーするかというのも,
実は個性ではないか??」

と思うわけです!!

もっといえば,

そもそも厳密な意味の

「オリジナル」

というものは,
ほぼ存在しないと
言えるでしょう!

あなたが
これまで聴いて
来られた様々な
音楽の背景そのものが,

「その時に『良い!』
『やってみたい!』と思った

部分を切り取って
聴き込んで,練習して
体に染みつけてきた」

そのフレーズとなって
顕れていると言えるからです!

つまり,あなたの選び取ってきた
音楽…いわばあなたの

音楽史そのものとも
言えるでしょう!

それこそ,あなた自身の
音楽を愛するルーツ…

そこをまずあなた自身が
大事に思っていて
欲しい所なのです!

…ところで,そもそも
曲の「コピー」というのは,

実はとても音楽能力の
上達にはうってつけ
だといえます!

…ただし,それは

「ただバンドスコア
通りのフレーズを
弾けるようになる」

ということを決して
意味していません!

「よくその曲を
聴き込んで,フレーズや
構成だけでなく,

そのタイム感や楽器の音色,
細かいニュアンスに
至るまで忠実に再現する」

ということです…

やってみると
わかりますが,

これは生半可な
ことでなありません!

しかし,それくらい
聴き込んでよく消化し,

入念に取り組んで
みる過程で,

それはもう様々な
気付きと発見が
得られるはずです!

より深く掘り下げるもよし,

更に価値観を
広げていくもよし!

結局,気に入った曲という
情報をよく「コピー」し,

それらをよく
消化・吸収し
続けていく過程に,

いわゆる

「オリジナリティ」

を育んでいく近道が
あるというお話です!

そして! あなた自身が
選び取られたその
曲・フレーズという

「感性」そのものを,
ぜひ大事にされて
みてください!

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