「正しく」より「楽しく」!【メンタルブロックストラテジー・Vol.211】

先日,私が大阪で
月1〜2回
開催している,

「全くの楽器初心者の方も
ドとレの2音から楽しめる
ジャムセッション」

を,中学生向けに
企画し直し,

地元のとある
中学校の特別授業で
取り上げたところ,

とても嬉しい
お声を頂きました!

「はじめは2つの音だけで
どうやればいいのか

分からなかったけれど
そのうちに楽しくなりました。

楽譜がなくても
人数がいれば

音楽になることが
分かりました。
本当に楽しかったです。」

「私は自由に演奏を
言われると何をすれば
いいか分からなくなりますが,

今回はだんだん
楽しくなってきて

最後にはノリで演奏
できるようになりました。

本当にいい機会でした。」

「とりあえず,
楽しむことが
大事だと分かりました。

全員で一つの
音楽を作るのが
楽しかったです。

そのためには
周りの人の音を

聞くことが大切
だと知りました。

何事にも挑戦し,
失敗を恐れないことが
大切だと思いました。

音楽を好きな人も
嫌いな人も楽しく

取り組むことが
できたと思います。」

というような,
中学生の生徒さんの

生のレビューを
頂いたのと,

もう一つ私自身が

「これは根深い問題だ」

と感じたことがあります!

それは,

「子どもたちが
学校の授業や
テストなどで,

知らず知らずのうちに

『間違い』を悪とみなし,
『正解』を求められ,

それをある意味で
強要されていること!」

もちろんですが,

リンゴはどうやっても

「下から上には落ちない」

というように,

それらを否定する
つもりは全くありません!

ただ,この授業を
私が実際にやって
最初に受けた印象ですが,

生徒さんたちは最初,

「間違ってはいけない」
「正解しなければならない」

と考えすぎて,

「ドとレの2つの音で
自由に遊んでいいよ!」

と私が言っても,

その「自由」が分からず,

とても萎縮している
ように思わざるを
得なかったのです!

ほとんど全ての
生徒さんが,

「正解」を必死で
探そうとしながら,

首をかしげて
困った様子だったのが,

「即興に正解も
何もありませんよ!

自分自身が
弾きたいように,

ドとレの2音で
遊んでみてください!」

と私が伝えてから,

生徒さん一人一人の
ソロで

「いいね!」
「そのフレーズ面白い!」
「Yeah!」

と拍手をすると,

どんどん生徒さん
一人一人の顔が

明るくなっていき,

最終的には

「何をどう演奏しても正解」

と言わんばかりに,

どんどん独創的で面白い
ソロになって行き,

何と生徒さんだけでなく

先生やPTAの
保護者さんまで
セッションに参加され,

気がつけばその場全員が
とても心から楽しんで

セッションに無我夢中に
なっていました!

音楽でも何でも
そうだと思うのですが,

最初から「正解」に
たどり着こうとして

恐る恐る萎縮
しながら進むより,

間違えても何をしても,

心から楽しんで
自分から進んでいく方が

色々と自発的に実験して

楽しみながら
工夫が生まれ,

コミュニケーションが生まれ,

それが場の一体感と
なって楽しい

良い雰囲気が
作り出されて行きます!

同じ時間の中で
両者の進み方と成果は,

相当差がつくことに
なるでしょう!

「どんな状況下でも
楽しんだ者勝ち!」

このように言葉
では言えても,

本当に「正しく」
より「楽しく」

という姿勢で物事を
実践できている人の,
想像以上に少ないこと…

今一度,こういった
感覚を体感できる場を
もっと増やして行きたい!

そう考えさせられた
出来事でした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?