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Lightroomのある日々

こんにちは、NORi (@noriko.matsui.photographer)です。

長い梅雨があけて、8月になりました。東京は、体感気温が40度を越える猛暑日が続いています。何をしていても、暑い。どこもかしこも熱い。

7月は、ストック用のロケやモデル撮影のほか、依頼の撮影もあったので、それなりにカット数が増えて、今も全てをチェックしきれていません。仕事があるのは本当にありがたいです。ですが、夏用のカットが多かったので、夏が終わるまでになんとか仕上げなければなりません。

というわけで、わたしにうってつけのデスクワークがたんまりあるので、娘が寝た隙を見計らって、クーラーかけた涼しい室内で、少しずつ作業を進めています。お腹の子の方も、つわりが終わり安定期に入り、胎動を感じられるようになりました。ぽこぽことお腹を蹴られつつ、PCに向かっています。

ようやくNikon Z6の現像が自分のものになってきたかも?

写真の現像は、主にAdobeのLightroomを使っています。撮影時にJPGで撮るべきか、RAWで撮るべきか、よく議論になりますが、わたしはRAW現像がすきなので、RAW派です。しかし、RAWで撮るからと言って、設定をあいまいにするのではなく、JPGで撮っても、そのまま出しても良いように適正露出で撮影しています。ホワイトバランスも撮影前にグレーカードでチェックします。(忘れることもあります。)とくに光は写真そのものなので、ライティングには一番気を使います。

撮影時でカバーできなかったことや、手を入れることで仕上がりを良くしたいので、RAW現像を行います。カメラの機種ごとに色やトーンの特性は変わりますが、個体のオリジナル性を活かしつつ、Lightroomを使って、自分の好みを加えていく感じです。

Lightroomでは、撮影時のカラープロファイルをもとに調整します。今はプリセットはあまり使いません。できるだけ現場の白を再現しつつ、環境を残して、露出やコントラストの調整は最小限、ハイライトは飛んだ部分をおさえて、シャドーはほぼ変えず、白レベルで少し抜けを良くして、黒レベルで黒をしめる、だいたいそんな感じです。極端な現像はあまりしません。なので、手を加える、と言っても、整えている程度です。それでも、一手間加えるだけで、写真の印象は随分変わります。

Lightroomの新機能「テクスチャ」が使えるようになって、肌をなめらかにするのが簡単になりました。わたしは、美容系の撮影が多いため、肌の質感を整えることは毎回必須です。今まではシャープとノイズ軽減を使って、どちらかというと「ぼやっと」肌を柔らかくしようとして、やりすぎるとビニールみたいな質感になったり、肌以外の部分も影響を受けていたのですが、テクスチャは肌を中心に整えてくれるので、自然に仕上がります。さらに、部分調整のマスクでも「ソフトスキン(Lite)」の項目が増えて、ピンポイントで肌の質感を自然に整えることができて、とても便利になりました。新機能が追加された、今年5月以前の現像をやりなおしたいくらいです。

美容関連など、人を撮る撮影はとてもすきです

わたしの現像のほとんどはLightroomで行いますが、Lightroomでレタッチできないものは、Photoshopを使います。砂浜に落ちたワカメくらいならLightroomでも消せますが、髪の毛の束など、複雑なものはPhotoshopの方が早いです。Photoshopの方も「コンテンツに応じた塗りつぶし」がパワーアップしていていて、ほとんどのものが、素早くきれいになかったことになります。(でも、なるべくなら現場で拾えるものは、その場で片付けます。)

多いときは、1テーマの撮影で1000枚以上仕上げるので、本当に必要最低限の現像です。丁寧にするなら、Photoshopで1枚ずつすればいいのでしょうが、速さを求めているので、ピックアップから書き出し、プリントまで一括してLightroomを使っています。

とは言え、カメラもLightroomも、それ自体が進化するし、使えば使うだけうまくなるので、来年の今頃は全く違うことを言っているかもしれません。


さて今日も、下手ながらも、引き続き地道に写真を仕上げてまいります。

NORI


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