【読書メモ】「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法
日々の読書の備忘としてメモ。
この本を読もうとした目的/動機
日常的に行なっている”話し合い”を円滑に行えるためのノウハウを学ぶ。そもそも”話し合い”や”対話”とは何か、概念やイメージをインプットする。
学んだこと
話し合いは、「対話」と「決断」のフェイズに分かれたコミュニケーション。
常に話し合いの際は、どちらのフェイズなのか意識し、参加者で共有することが重要。
「対話」は結論ありきでなく、相互の価値観の違いを理解するもの。そこに否定はなく、他者の意見を受け取りズレを確かめる。マインドフルネスに近い、”いま、そこにある”感覚で意見を受け取る。
「対話」の際、とりあえずの否定や論破など、自分の価値観と戦わせる思考をしない。また、意見する際は、理解してもらおうとせず、自身の意見や価値観を他者へ”そっと差し出す”感覚で行う。
「対話」では主語を” I (わたし)”にした意見。「決断」では主語を" We (わたしたち) "にし、目線を未来を向けた意見。
「決断」を阻む、みんなちがってみんないい状態に陥らないよう、ファシリテーションで常に目線を合わせる。
自分と異なる価値観をもつ人との対話で感じるズレは、逆に言えば自分の価値観に気づく貴重な機会。他者へのリスペクト→自己へのサスペクト