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強迫性障害。ごみひろい

強迫観念と自己肯定欲のせいで、ゴミ拾いをやたらとしてしまう時期があった。
朝に散歩をするルーティンがあるのだが(それも強迫の一環で)タバコの吸い殻やらお菓子の袋やら、誰のものかよくわからないゴミを持って帰っていた。

家のゴミ箱へ勝手に捨てているものの、優しい母親は何も言わずに処分してくれていた。心の中では心底迷惑だったと思う。

そして事件は起こった。
ある日母親が「なんかリビングにアリさん歩いてるねんけど‥」と。

リビングへ向かうとアリさんが歩いていた。それもかなりの数で。

私の拾ったどのゴミが原因かは判明しないままであったが、流石にその時はゴミ拾いをやめようと決意した。

そして謝罪しまくった。

ゴミ拾い自体は悪いことでないのは分かっているけど、強迫といい子アピール(自分へ向けての)だけで母親へ迷惑をかけてしまうから今は控えている。

今でも拾ってしまう時はある。
一度目に入ると自分の強迫心が
「「見たなら拾えよ」」
と囁きかけてくる。そして拾う。

だか反省として公共のゴミ箱へ捨てるようになった。成長だと思う。

うまく自己肯定と強迫と付き合って、
人間としての成長をがんばりたい。

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