もりしのれん

アマチュア原型製作者。おーさか在住。

もりしのれん

アマチュア原型製作者。おーさか在住。

最近の記事

エコバッグをいくつ売れば気が済むのか。

ガジェット系のサイトとか、日常に使えるちょっと便利な道具の紹介サイトとか、四六時中「こんな時にはこのエコバッグが便利!」とか「(どこかの国では)定番のエコバッグ!」とかいいながら紹介し続けていて、いやそれはたしかにその瞬間そのシチュエーションにはベストなものかもしれないし、どこかの国では定番なのも真実かもしれないけれど、そもそものところシチュエーションとか瞬間ごとにエコバッグを用意してたら部屋というか世界がエコバッグで溢れかえるので、だめなんじゃないのか、という。 そんなに

    • オートバイの技術と人の進歩、または、それもまた何かの過程という

      大雑把な線しか引けないコンピューターもあれば、知っている漢字しか入力できない機械もあった。iPadすごいよねえーって話なのか、と言われると、そういう話ではなくて。 ロングピース社のコンピューターが、文章を書こうとするとしまいには「それってつまりこういうこと?」とか言うのと同じようなことが、そこかしこで起こっている、気がする。 例えば、今作られているオートバイのほとんどはコンピューターで制御されていて、「全開だぜー!」って、がばっとアクセルを開けると、少しは猛加速っぽさを演出

      • 理想とずれるスラローム

        オートバイの免許を教習所で取る時に、3大楽しい項目の一つに、スラロームがある。ひらひらと車体を振ってパイロンの間をぬけていくやつだ。 まあ、普通の道路でやったらだめだし、やる必要もない。もし、そんな間隔で並ぶパイロンが急に現れたら、それは「スラロームしていいですよ」じゃなくて緊急事態っぽいので、「とまれ」か、「お前は間違った場所を走っている」だと思う。 まあ、そんな感じで、普段道を走っていて直面するわけではないけれど教習所では教わる機動。それがスラローム。あれは、アクセルの

        • 往復するなら距離は倍です。

          お休みのあいだにオートバイに乗ったんですが。 500kmくらい走ればで良かった。のだけれど、地図を見ていて考え込んでしまった。目的地が浮かばん。高速道路を淡々と走るのが好きなので、とりあえず良さそうなのは中国道と見当をつけて、適当に走り始めた。 川崎重工製の、Ninja1000SXは、慣らし運転の途中で。お店から提案された回転数以下で走ると、高速道路の流れには乗れるものの、ゆっくり走っているトラックを追い越す時に、スパッと抜いて走行車線に戻ったり、ということは微妙にできなか

        エコバッグをいくつ売れば気が済むのか。

          GoogleとかAmazonはハックだった

          最近ネットでものを買うのが大変になった。 少し前はとりあえず検索結果からとりあえず楽天を外して、そのメーカーが直営でやってるサイトか、Amazonで買えば手に届くまでのスピードを最短にできて、多少のところ送料とかを払ったとしても、そのものを作ってる会社になるべく多くのお金が渡って、降り注ぐジャンクメールの広告を回避することができた。値段だけおいかけるなら価格コムとかも使えたけれど、聞いたこともないような店が送ってくるのが本物かどうかを知るために、自分語りがしたいだけのレビュ

          GoogleとかAmazonはハックだった

          人間のどうにもできない孤独について。

          噺家であったり、血縁ではあるけれど家族ではない人と住む人であったり、超能力者であったり、オートバイレースのライダーであったり、役者であったり。 #私を構成する5つのマンガ

          人間のどうにもできない孤独について。

          折り畳み傘はセブンの自動開閉タイプが最強。

          折り畳み傘は最強です。使わない時小さくなって、使うときはそれなりに大きくなります。「え、長い傘じゃねえと小さくて濡れるじゃん」とかいう人、よく考えてみてください。人間、なにをしようと雨には濡れます。「濡れたらそこから溶けて死ぬ」的なゲームには地面に足をつけた時点で敗北します。 カッパとかレインブーツ履くよ、っていう人ならそれもまたよし、というか、やはり抗ってこその人間であるな、とも思うのですが、カッパとレインブーツを常に携帯しつつ絶妙なタイミングで身につけるとか無理があります

          折り畳み傘はセブンの自動開閉タイプが最強。

          オートバイの免許をとるのであれば。

          今どき、オートバイに乗りたい! なんて思うのは、過去に乗れなかったオトシマエをつけたい人か、なにかの拍子に「ちょっといいかも」と思ったり、あとは一人になりたいんだけど、それがなかなか難しい、とか、そういう人だと思う。 思い立ったら誰にも何も言わずに教習所に行こう。 この文章は、今までオートバイに関わったことがない、近所にホームセンターとか、ワークマンとかない。そんな人向けの、教習所の選び方とか、道具の揃え方について書く。 教習所を選ぶときに考えることある程度時間が自由に

          オートバイの免許をとるのであれば。

          ラジエターを感じる季節

          オートバイにいい季節、というのはいろいろある。冬も夏も、雨でも風でも悪くはない。 自分ひとりで、行きたい方に行きたいスピードで走るだけだから、自分とうまくやってくことができれば、まあ、それぞれに楽しみが生まれる。 桜は散った。八重も無い。春はもう終わっていて、じきに梅雨がやってくる。 その隙間を縫うように、快晴の週末があった。不要不急の自粛で、道路はなんとなく空いていて、でも、土日特有の少し落ち着きのない車が多い道。 バイクの整備士さんと、そろそろオイルを変えておくべきだ

          ラジエターを感じる季節

          それが「見えている」というならそうかもしれんが。

          市販の目薬もきがつけば指すようにしていたし、友達にもらった目元が暖かくなる不思議なものを使ってみたりもしたけれど、2.0だった頃と比較するともうさっぱり「見えない」。 特に夕方とか夜。いい加減これはなにかおかしいのじゃないか、と思って眼科に行った。壁にはレーシックと、あと、噂には聞いていた「角膜の内側に多焦点レンズを入れる手術」の案内が貼ってあった。どうしよう。黒目に注射とかされるんだろうか。保険適用外って話だけど。 いつものCを見て、どっちが開いてますか、みたいな質問に

          それが「見えている」というならそうかもしれんが。

          2019年のMVT

          もすとばりゅあぶるしんぐす。 なにか素晴らしいもの。コスパとかそういう言葉では足りないなにか。最高of最高、みたいなもの。使い続けたいなにか。 飾り気のないスプーン、ということなら無印にもあるのだけれど、持ったときの感触が別物。持ち手の背面が緩やかに丸められていて、手に優しい。もう、ナイフとかフォークも全部そろえ直したくなるけれど、我慢している。 アイスクリームスプーンは、二等辺三角形みたいな形になっていて、バニラアイスとかに切り込む時にするりと入っていく。一撃必殺。普通

          誰も止めない。

          オートバイの免許は無事取れた。 最後の試験は、動画を見て完コピできる……と思っていたけれど、いくつかミスはあって。「なんであそこで……」とか、少しばかりの後悔と共になんとか走りきった。止められなかったし、「もう一回ここ走って(ミスコース)」とかもなかったものの、「どこか減点するところありました?」みたいな堂々とした終わり方ではなかった。 合格の発表のされ方を知らなかった。16歳の時に原付の免許を取った時は、電光掲示板に一斉に表示されたのを覚えている。中型のときもどこかに掲示

          誰も止めない。

          教習所もいろいろ進化している(その2)

          時代よのー、と思ったのは 「コースを走ってる動画がYoutubeに上がってるので、覚えてきてください」 って言われたこと。 紙で覚えなくていい。素敵。 段々と体がバイクに乗っていた頃を思い出して、S字とか一本橋とかスラロームとか、そういう「個別演技」というか「アトラクション」はこなせるようになっていたものの、ここにくるとその「アトラクションとアトラクションの間をどう走るか」ってのが大事になってくる。 中型を取っていたときは、もう「走りながら覚える」しかなくて、注意を受

          教習所もいろいろ進化している(その2)

          教習所もいろいろ進化している

          教習のなかに、「回避」という回があって。 まあ、急に避けるとか、おもったところに止めるってのは難しいよね、ってのを実感するためのものなんだけど。中型をとった頃よりもずいぶん実践的な内容だった。 旗をあげた方に避けるー、とかは前にも経験があったし、カーブに入るスピードを段階的にあげていくってのもやったことがあった。 けれど、車を持ち込んで右直事故の再現をしてみたり、カーブ曲がっていくと予告なくパイロンがカーブの真ん中で倒れてたりってのは、今回初めて。 止まるのか避けるのか、

          教習所もいろいろ進化している

          頭で理解するバランスと、体が反応できるバランス。

          大型バイクの教習のつづきです。 一本橋は先生による特訓で一発で落ちにくくなりました。 微妙な表現ではあるんですけど、まあ「絶対に」というのはありえないので、自戒の念も込めて。 練習法を書いておきます。 バイクと、割とバイクに乗っているか理解のある人間を一人用意します。 一人でもできるんですが、最初は人がいてくれたほうがいいと思います。 まず最初に。バランスはハンドルの押し引きで取ります。右を押すなら左は引きますし、左を押すなら右を引きます。 停止した状態だと、ハンドルを

          頭で理解するバランスと、体が反応できるバランス。

          大型自動二輪教習のこと

          これまでも大型を取ろうと思ったことはなくはなかったのだけれど、まあいいかー、と思っていた。 ふと、もう少し行動範囲を広げたいと思ってバイクについて調べ始めたらなんというかまあ、完全に浦島太郎。 バイク屋さんのWebサイトで、「キャブ車もお任せくださいって書いてあって、キャブじゃなかったらどうすんだ……って思ったらもう全部インジェクション。スーパーカブがインジェクションになったって話は記事として読んだけれど、スポーツバイクまでとは。 教習は面白い。 400ccのつもりで乗る

          大型自動二輪教習のこと