引っ張り癖のある愛犬の散歩で汗だくな私。でもある日、馬の被り物を被ったら愛犬が...
暑い!夏が始まった!
昼間は35度ぐらいあるから愛犬がヤケドしないように夕方18:00ぐらいに散歩に行くようにしている。
そんな少し涼しくなった頃に散歩に行くのに身体中から汗が滝のように流れてくる。
その訳は「もうちょっとゆっくり歩かなーい?」飼い主の大変さも気にせず、レオは猛ダッシュで私を引っ張るからだ!
すでにレオが小さかった頃、引っ張り癖を直せなかった事は言うまでも無い!
このレオはラブラドールレトリーバーの男の子。
日頃はちゃんと言うことを聞くいい子なのだが、散歩の時だけはダメだ。
『はやく行こうよ!』と私をヒモのついた風船のように軽々引っ張って行く。
大型犬のパワーと夏の暑さに圧倒されながらも大股で必死についていくしか無い毎日を過ごしている。
すると途中で散歩しているゴールデンレトリーバーと出会った。
賢そうなその子はゆっくりと飼い主の顔を見ながら歩いている。
向こうの飼い主さんも暑そうではあるが私ほど汗まみれではない。
これが理想の散歩だ。
でも以外な事に一緒のゴールデンちゃんはゆっくり歩いている良い子なのにレオよりも暑そうにしている。
『我が家のレオと何が違うのか…』レオに引っ張られながらゴールデンちゃんとすれ違う数秒間の間に何度も見比べながら考え… そして気づいた!
「毛だ‼︎」突然の私の大声に思わず『どうしたの?』と振り返るレオとゴールデンちゃんとその飼い主。
変な人を見るような眼差しが痛い!
当たり前だが、この私のロングヘアーを切ればレオのように涼しくなれるのだとその時ようやく気づいたのだ。
そして思い立ったが吉日、次の日には長かった髪をバッサリと切った 笑
美容院の帰り道「ふぅ、涼しくなった〜。これでレオとの散歩も多少は楽になるだろう。今ならレオと一緒に走ってあげてもいい気分だ!」
とウキウキしていたら、途中で会った友達は「失恋したんでしょ!」とうるさいし、家族には不評だし、散々だった。
でも一番予想外だったのがレオの反応だ。
『え、だれ?アンタ誰よ』髪を切った私を見てレオが困った顔をしているではないか。
遠くから見るだけで全然近づいてこない。
もちろん私ということはわかっていると思うのだが、何か違うと困惑した感じだ。
確かにレオがうちに来てから髪を短くしたことは一度もなかったけど、そんなに嫌がらなくても。
あっそういえば、少し前パーティグッズの馬の被り物をかぶって帰った時もすごかった。
ワンワン吠えて「変なのが来た〜」って超警戒してたからまた「ソイツが来た〜」と思っているのか?
その後、ゆっくりと近づいて来て匂いを確かめて、私である事を確認出来たようだけど、それからの数日、散歩に行ってもレオはどこかよそよそしい感じが抜けない。
いつもと違ってゆっくり遠慮して歩いているし、チラチラとこちらの様子を伺ってくる。
「この人に散歩されて良いのかなぁ」という気まずい空気が流れていた。
ただ何はともあれ髪を切りゆっくり歩く事が出来ている私は、満足感に浸りながら爽やかな夕方の風を感じながら歩けている。
しかし、そんな落ち着いた散歩は1週間も続く事はありませんでした。
すぐになれたレオは今日も私を激しく引っ張って髪を切った事を忘れさせるほど汗だくにさせてくれています。
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