念願のものは届いたんだけどね。見失っちゃあ駄目なこともあるよね、って話。

あぶない、あぶない。
危うく連続投稿が止まるところだったわ。
いや、かわいそうなことに妻が熱を出しましてね、コロナの可能性もあるじゃない?で、熱もそこそこ出てしまって本来なら病院に連れていきたいんだけど、まあ本人は通常運転、つまりはいつもの熱と同じだと言う訳だ。
確かにいつもの風邪っぽい感じなんだけど、今また流行っているでしょ。
というか、原因があるとしたら、私だと思うの。
コロナだとしたら、ね。図書館行ってるからさ。マスクしてないの、私。
基本皆、話すことはしないからね、電車ではマスクするんだけど、その辺の判断、難しいよね。みんなはどうしてる?

まあ、そういう逡巡もあり、急遽今日の図書館への行動療法はなしにして、家に居ることにしたって訳。急変することだってあるしね。
で、フルーツとかヨーグルトとか買ってきて(彼女体調崩すとほんと何も食べないんだなあ、これが)、冷やすタオルとか、まあ諸々できることをやって、何かあったら、何かやって欲しい、欲しいものとかあるなら、リビングにいるから、一文字でもLINEで打って知らせて、って伝えましたよ。

そんな感じで、明日観なおす予定だった速水健朗 × 宇野維正『ダブル刊行記念トークイベント』をじゃあ、観るかってイヤホン付けずに、観始める。
2回目とは言え、やっぱり面白いし、何か知らんけど印象に残ったフレーズをテキストデータにメモって、後でまたツイートするのも面白いなあって思いついて、そんな感じで楽しんでたらさ、ピンポン、って鳴ったから、あ、何かAmazonから届いた?ってわざとらしく反応しつつ、マンションのドアを解除して、玄関前に来るのを今か今かと待つ私。隣の部屋では寝込んでいる妻をさておいて。

届いたのはギター、っすわ。ギター、キターー!!って気持ちを抑えつつ、紳士的に宅配業者の方に、これまでで最上級の敬意を持って向かい入れ、いつも以上の思いやりを込めて「ご苦労様でした!」ってニコやかにお礼を言ってドアを閉める。大きな長方形の段ボール。子供、いやいないから、分からん、大きな人形を抱きかかえる感じで、私を段ボールを横歩きしながら、妻が眠る寝室を文字通り横切る。妻はしんどそうにもしながら、にこりを笑ってくれて「良かったね」って。おお、なんてスイートハニーなんだ。熱で辛いはずなのにな。私は、ほぼ50歳であることを忘れておもちゃを買ってもらった子供のようにはにかんで「うん」って答えた。キモイ。でも嬉しいんだもの。しょうがないじゃない。気持ちはさ、素直に表現しよ。

そのギターはメルカリで買ったの。初めてメルカリをダウンロードして、初めて購入しましたよ。ドキドキもんだったけど、すごく丁寧に梱包してくれて、カッコいいギターだった。でも、安い中古のギター。8,000をクーポンで安くなって実質7,500円。
エレキギターで音さえ出れば、取り合えずなんでも良かったの。
でも、実際弾いた感じは以前持っていたギターと比較しても大差ない。
というかそんな高価なギターとか持っていたことないし。

なんで、おじさんギターを買ったの?以前持っていたって?
ん?そもそも興味ないって?うん、分かっとる。
いやね、ちょっとギターを弾いてさ、久しぶりに曲と作ってみたくなったの。ソングライティングってやつをさ。
大丈夫ダイジョウブ。やっぱり夢を追うとか、そんなんじゃないから。安心して。血迷ってないからね、おじさん。鬱になったからって、夢は追わないから。

まあ、興味はないと思うけど、またその辺の話は別の機会にで書こうと思っとる。賭けてもいいけど、1個もイイねはつかないと思うよ、その記事は。クソ自己顕示欲満載、青春地獄絵図だからさ、期待しないで。

また逸れたね。

で、メルカリってシステムちゃんとしてて、びっくりしたんだけど、お金振り込むのは一旦メルカリ側に振り込まれて、売り手から買い手に商品が届いて状態含め、買い手は確認したらメルカリに知らせて、それで売り手にメルカリからお金が振り込まれる、っていう仕組みのようね。合ってるよね?いやあ、そりゃあ流行るわ、って今更私はメルカリってものを知る訳でした。この辺のことも、色々書きたいけどな。

またまた逸れたね。ごめんなさい。

買い手は確認の、この「確認」なんだけど、エレキギターだからちゃんと音が出るか確認する必要がある。アンプはない。それで押し入れ部屋から取り出したる懐かしのMTRのお出ましですよ。

Roland VS-840EX

10年以上振りにケースを開いた瞬間に取った、歴史的メモリアルな写真

メルカリさんで調べたら、ズッコケました。すげえ安いでやんの。
当時、結構な金額を支払った記憶があったけど、中古とは言え1万円もしない。そんな安かったっけな…と思いつつ、多分、今は相当録音も便利で色々あるんだろうなあとも思った。
だって、ギターのチューニング、どこにあるか探すの面倒だし、このMTRでもできるんだけど、やり方忘れてるからって、手っ取り早くアプリとかあるんかと調べたら、ありましたねーちゃんと。私がDLしたのはguitar tunaってやつ。使ってみたけど、すげえ簡単にできた。びっくりだわ。あ、ちなみにiPhoneのアプリね。時代の変化をそんなところにも感じました。

で、早速、ギターをMTRに繋いで、鳴らしたんだけどこれが、鳴らない。あれ、なんか色々いじって録音モード古い記憶たぐりよせ、ああ、このボタンたしか反応悪くなってたな、とか、どんどん古のメモリーがノスタルジーとなって胸に溢れること。あ、その前に除菌シートでキレイに拭いてあげている時、なんかマジで込み上げるものがありました。

取り合えず、ちゃんと音出しは問題ないことは分かって一安心。
ただ、録音するには、あらためて分厚い説明書を読み直さないといけないなあと遠い目にはなりましたわね。

でね、録音する為のZIPディスクというものがありまして、それを差し込んでみるとこれまた、当時録音したものが聴けるって訳ですよ。どうします、奥様。おそるおそる、プレイボタンを押したら、あっというまにタイムスリップしますわね。というかこんな曲作ってたっけ?となったけど。そんな感じでうわーーと訳も分からぬ感情がぐるぐるして、あ、一旦落ち着こう、トイレに行こう、となりますわね。

トイレに行きがてら、「あ、妻は大丈夫かしら」ってな感じで、ついでにって感じで寝室をそっと見ると、頭に手を置いてしんどそう。
ありゃりゃかわいそうにってなもんで「大丈夫?しんどい?」って聞いたら、「LINEしたよ」ってか細い声で仰りました。

え?そんな、まさ…確認したら、あったよ着信。

「頭冷やすタオルがほしいです」

いやはや、本当に大切なものを見失わないようにしないとね。全く。


最後まで読んでくれてありがとうございました。

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