2018年 沖縄県知事選挙 小泉進次郎氏による応援演説(那覇市 / 9月16日) 文字起こし

 2018年9月13日(木)告示、9月30日(日)投票の沖縄県知事選挙は、玉城 デニー 候補、佐喜眞 淳 候補、渡口 初美 候補、兼島 俊 候補の4人の争いとなった。

 2018年9月16日(日)、小泉 進次郎 氏(衆議院議員 / 自民党 筆頭副幹事長)が、那覇市内において、佐喜眞 淳 候補(無所属 / 新人 / 推薦: 自民、公明、維新、希望)の応援演説を行った。


■ 2018年9月16日(日)昼 小泉 進次郎 氏 演説(文字起こし)

沖縄の皆さん、こんにちは。

(聴衆「こんにちはー。」)

暑い中、本当に大勢の皆さん、ありがとうございます。
こんなに大勢に■■■■ですが、驚いたのは、丁度、隣の所が、今日の、安室奈美恵さんの、イベントのバス乗り場です。
聞いてくれているのかなと思ったらバスを待っているだけでした。

(聴衆「ハハハハハ(笑い声)」)

それでも、立ち止まりながら手を振って、携帯持って、手振ってくれて、今から宜野湾に行くんですよね。
その、宜野湾に市長になったのが、佐喜眞さんですから。

(聴衆の拍手、指笛。)

どうか、今から、宜野湾に行く、安室さんのイベントに行く皆さん、この宜野湾で、佐喜眞さんが作り上げた宜野湾を感じてきて下さい。
この選挙、菅官房長官と、私、初めて街頭演説に一緒に来ました。
それがこの沖縄、それが、佐喜眞淳さんを、何としても、この沖縄を前に、豊かな県にしていくために、応援したい、力になりたい、そして県民の皆さんの力を、借りたい。
その思いから、初めて、実現した街頭演説です。

(聴衆の拍手、指笛。)

本当に皆さん、ありがとうございます。
誰にも思うことはいっぱいあります。
まさか、この、沖縄の知事選挙、そして私が街頭演説、今日来るその日が、 安室奈美恵さんの引退■■■■が行われるとは思いませんでした。
今まで、知事として、本当に命懸けで、ご尽力をされた、翁長知事に対しても、心からの「お疲れ様でした。」を言いたいと思います。
本当にありがとうございました。

(聴衆の拍手、指笛。)

まさかのいうことが、このように、当たり前に起きる時代です。
私は今日、東京から来ましたが、東京は秋のような、そんな天気に変わってきました。
沖縄はまだ夏です。
しかし、もし、私が、沖縄に、雪が降ると言ったら、皆さんは、どう思いますか?
実は、沖縄には今まで、2回、雪が降りました。
1977年、久米島で、雪が降りました。
2年前、名護市で、雪が降りました。
2度あることは、3度ある。
これから、何が起きてもおかしくない、その変化の時代に、誰に、この沖縄の舵取りを、託していけるのか、まさに、この、沖縄の、今までだったら、まさか、有り得ない、信じられない、そんなことは起こりっこない、そう思っていたことが、次々に、起きているのがこの沖縄です。

1つ目、先程、官房長官が言いました。
まさか、沖縄がハワイを超える、観光地になる。
去年、一昨年、3年前、誰が、それを思いましたか?
これからは、それが当たり前になります。
世界の中での観光地が沖縄、日本の中の観光地が沖縄ではなくて、世界の中で、東京が玄関口ではない、沖縄が世界の皆さん、アジアの皆さんにとっての玄関口となる沖縄で、それが、当たり前の時代になります。

(聴衆の拍手)

2つ目の、まさか。
まさか、宮里藍ちゃんが、去年、30代前半で引退をし、安室奈美恵さんが、40歳を期に、引退をする。
まさかと思うけど、これは、沖縄では人生100年時代の新しいモデルが始まったということなんです。
今までだったら、1本のレールで生きて、定年退職されて、そこから年金を貰って、老後を過ごす。
それが、安室奈美恵さんだけでなく、宮里藍ちゃんだけでなくて、プロのスポーツ選手だけでなくて、誰でもが、当たり前に、40歳になったら、また、ひとりひとりの生き方、価値観に合わせた、多様な生き方が、可能となる時代、それを後押しをする政治、それが、今この沖縄から、始まるというのが、まさに今日、安室奈美恵さんの引退の日に、こうやって、知事選挙の街頭演説を私達がしているというのが、今の言いました、「有り得ない」、それが、これからは、当たり前のことになる、そういう政治、そういう新しい、人生100年時代の、沖縄県を創っていくのが、佐喜眞淳さんです。

(聴衆の拍手、指笛。)

最後に3つ目です。
有り得ない、こんなものは有り得ないと思うのは、沖縄は、全国で一番、県民の所得が低いんです。
それを放置してはいけない。
全国、全国で平均で、平均所得は319万円、しかし、沖縄の、県民1人当たりの県民所得は、212万円。
つまり、沖縄の皆さんの、1人当たりの稼ぎは、全国と比べたら、107万円低いんです。
この、107万円の壁を、必ず、乗り越え、それが、佐喜眞さんが知事として、やっていくことなんです。

(聴衆の拍手)

皆さん、思いませんか?
今、宜野湾に行く、バス停に並んでいる皆さんのほとんどは、おそらく、沖縄で投票権が無いでしょう。

(聴衆「ハハハハ(笑い声)」)

それでもいいんです。
だけど皆さん、全国から、理由が安室さんであっても、こうやって沖縄に来て、沖縄のいい所、豊かな自然、そして、優しい人達、美味しい食べ物、歴史、こんなに豊かなのに、何で沖縄の人は、全国の人達よりも、107万円稼ぎが低いのか?
これを、放っておくのは、許せない。
だったら、この選挙、あと2週間、皆さんで、107万円の壁を越える、107万円を必ず、沖縄で、埋めていく。
そのために、全力を尽くしていくのが、佐喜眞淳さんと拡げて下さい。
よろしくお願いします。

(聴衆の拍手、指笛。)

何度も言いますが、沖縄に、3度目の雪が降ると言いました。
何があったっておかしくないこの時代、もちろん、課題はいっぱいあります。
だけど、沖縄の課題を乗り越えたその先には、果てしない、沖縄の可能性と、夢が広がってる。
それを、想像したら、楽しくなってくるじゃないですか。
課題を、楽しく前に進めている、それが、佐喜眞淳さんが言う、「対立を、対話へ変えていく。」、その政治なんです。
皆さんと一緒になって、その、佐喜眞さんが描く、今まで宜野湾の市長として、ひとつひとつを■■■■になって、実績として、政治の現場で、実現力を発揮してきた、この佐喜眞淳さんを、皆さんと共に、最後まで、応援したいといきたいと思っておりますので、皆さんのご支援、心から、よろしく、お願いを申し上げます。

(聴衆の拍手、指笛。)

最後の最後のお願いです。
沖縄にも、雪が降ると言いましたが、票は天から降ってきません。
選挙は始まってます。
どうか皆さん、期日前投票、佐喜眞淳さんに、1人でも多くの皆さん、投票して頂けますよう、お願いを申し上げまして、小泉進次郎からの応援と代えさせて頂きます。
よろしく、お願いします。
ありがとうございました。

(聴衆の拍手、指笛。)

ありがとうございます。

(聴衆の拍手、指笛。)

ありがとうございました。


[小泉 進次郎 氏の演説の文字起こし だいたい完了]

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■ 演説中の語句の登場回数

沖縄:   30回
佐喜眞:  10回
宜野湾:  7回
安室:   7回
雪:    6回
宮里藍:  2回
那覇:   0回


■ 演説の特徴

・ 総じて、抽象論が多かった。
・ 政策的なことは、何も話さなかった。
・ 応援している立候補者の人物像や実績を話さなかった。
・ 政治とはあまり関係が無い、安室奈美恵、雪、宮里藍について話した。
・ 那覇市での演説なのに、那覇市に関する話題が無かった。


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