2018年 可児市長選挙 開票後分析

 2018年10月28日(日)投開票、岐阜県 可児市長選挙は、 山口正博 候補(無所属 新人 / 不動産会社社長、元市議(自民党系会派「誠颯会」所属))と 冨田成輝 候補(無所属 現職 / 推薦: 自・公・国・立)の一騎討ちの構図となり、冨田成輝 候補が3回目の当選を果たした。


【 2018年 可児市長選挙 】

当日有権者数: 78,919
投票者数: 26,592
投票率: 33.7%(前回 37.87%)

当 冨田成輝 / 無現 / 20,572 / 推薦: 自・公・国・立
落 山口正博 / 無新 / 5,632 / 元市議(自民党 系会派「誠颯会」所属)

■ 確定開票速報(可児市 選挙管理委員会)

■ 最終投票速報(可児市 選挙管理委員会)


 前回の可児市長選挙の結果は、下記の通りである。

2014年 可児市長選挙

投票者数: 29,156
投票率: 37.87%

当 冨田成輝 / 無現 / 22,845 / 2010年初当選、推薦: 自・公・民・維・次世代
落 山口正博 / 無新 / 5,839 / 元市議(自民党系会派「誠颯会」所属)


 各候補者の得票数の減少率(2014年 → 2018年)は下記の通りである。

 投票率: 37.87% → 33.7% (-4.17)

 冨田成輝 候補  22,845 → 20,572 (-9.95%)

 山口正博 候補  5,839 → 5,632 (-3.55%)


 前回と比較して、投票率が4.17ポイント下がり、冨田成輝 候補の得票数は 9.95% 減少、山口正博 候補の得票数は 3.55% 減少となった。

 今回の市長選挙は、組織票で勝負が決した選挙といえるだろう。


 可児市は、今回の市長選挙だけでなく、2017年1月 岐阜県知事選挙の投票率も 34.51% と低かったのだが、2017年10月 衆院選の投票率は、57.81%と高かった。

 なぜ、国政選挙では投票率が高いのに、首長選挙では投票率が低いのか、研究する必要がある。

 おそらく、国政選挙では、接戦になる気がするので、投票に行く気が起きるが、市長選挙、県知事選挙では、接戦になる気が全くせず、投票に行く気が起きないということなのではないだろうか?

 選挙期間外も、常に地道に市民に寄り添って活動する立候補者予備軍と、運動体を用意しなければ、何度でも同じ現象が繰り返されることになるだろう。

 2019年7月下旬に行われる、可児市議会議員選挙では、無所属市民派の市議会議員を誕生させることができるか、注目である。



■ 『「リニア中央新幹線」と「東美濃ナンバー」の共通項』(濃飛新報 (@nora_journal) / 2018年8月11日 )


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