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広告案件を辞めて、どうなったか。

株式会社なつやすみ、2年目が終了しました。3年目に突入してます。

起業した当初は「広告と漫画連載」を半々くらいでやっていこうかなと思っていたのですが、2年目に入った頃に連載に集中するためにも、広告案件を休む宣言をしました。

広告として漫画を描くのは、連載と比較してもかなりお金が貰えます。予算はピンキリなので平均価格は出し辛いですが、5万円から100万円の間くらいだと思います。ぼくは50万円以下の案件は受けない様にしていました。

余談ですが、予算が少額な程、面倒な仕事が多い気がします。予算が潤沢だと間違いなく指名で来ている仕事なので、かなり尊重してくれます。

広告漫画は、大御所を除けば「いま流行ってる人」が優先的に起用されます。仕事が来るうちは受けておくのもいいかなと思う事もありましたが、アブク銭がある事が当たり前になってくると、いざ減った時にショックを受けそうだなと思って、自分から控えていこうと思いました。

1年目は、広告案件が年商の半分以上だったので、単純計算で2年目の年商は半分以上減る覚悟をしていました。あんまり減るのは嫌ですが、そもそもお金を儲けるために漫画は適切な手段ではありませんので。

それで、昨日税理士さんとの打合せで初めて2年目の年商を出してもらったんですが、1年目の倍近くに上がっていました。細かい事はまだ見ていないので何が大きかったのかハッキリ分かっていませんが、単純に連載が増えたお陰もあると思います。広告案件が一切含まれていないかと聞かれれば、2年目の頭はまだやっていたし、その後も昔から付き合いがあるクライアント様からの仕事は少しだけやっていました。なので、広告案件ゼロでは正直無いです。

ただ、大幅に減らした事は間違いが無いので、何で下がっていないのか自分でも把握できていないのですが、とにかく頑張って良かったなと思います。

どの仕事がどれくらいお金を産んだのかは分かりませんが、とにかく頑張った事は間違いありません。体感としては、1年目の倍は頑張りました。なので、年商が倍近くになっているという事は、頑張ったらその分貰えるんだと思いました。

ちょっと小学生の作文みたいになって来ましたが、これからも頑張るしか無いと思います。3年目は2年目の倍は頑張りますし、多分ですが、人生でもトップ3に入るくらいは頑張ると思います。なので、人生でもトップ3に入るくらい稼ぐ気がしています。その後、別に下がったとしても、健やかに生きていける分だけ稼ぐ事ができればハッピーなので、とにかく良い作品を出して行きたいと思っております。

後付けですが、良い作品を残すという事はとても良い事だと思います。1年目に必死に魂を削って描いた「左ききのエレン」原作版も、お金的な意味でやっと黒字になったと思いますし、ジャンプ+でのリメイク連載も当然原作版を頑張ったお陰で始める事ができました。

作品は、概念的には永遠に、商業的には数年は生きているものです。1年目に頑張って描いた作品が、時間を超えて2年目も助けてくれている感じです。

作品という自分の分身が、自分の隣で頑張ってくれている感じ。だから年商が倍になったのかも知れません。なので、お金を稼ぐ事を辞めて、作品作りに専念した方が、結果的にお金になるという事が分かりました。なので、これからはより一層に、余計な事は考えずに作品を作ろうと思います。

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