目の前を行ったり来たりする、大きなお金。

クラウドファンディングで、10時間で1000万円のご支援が集まりました。本当にありがとうございます!これからの方は、ぜひお願いします!

最近「左ききのエレン」というコンテンツが大きくなって、目の前を通り過ぎてゆくお金の桁も変わってきました。「通り過ぎてゆく」というのは、その言葉の意味通りで、クラファンの1000万円もぼくの口座に振り込まれる訳では当然無くて、念願の原作版コミックスの制作費にあてられます。これまでの自費出版ならば、ぼくが1000万円を出して、そのあとにどうにかして売り切らないといけないリスクがあったはずですが、そのリスクを無くしてくれたのがクラウドファンディングです。

今回のコミックスに限らず、ドラマや、舞台など、本当は自分で出資してでも実現したい表現を、誰かが力を貸してくれて、出資したり広告したりしてくれます。そこで行ったり来たりするお金は僕のお金では無いけれど、自分で出していないし、自分に入って来ないけど、自分の大事なコンテンツのために大きなお金が行ったり来たりしています。それに喜びを感じる。

ぼくが報酬として貰うお金は、そこまで大きなものでは無いけれど、大きなお金が動く事で自己実現してくれている。表現させてもらっている。そう感じています。

だから、相変わらず金銭感覚はサラリーマン時代とそこまで変わってないんだけど、そういう大きなお金に対してビビらなくなったというか、有り難み・重みは変わっていないんだけど「このお金で何が出来る?」という射程圏内が広がった感じがします。ぶっちゃけ、広告代理店にいた時の方が何億円の予算に触れた事はあるんだけど、その本当の重みを知らなかったかも知れない。自分のお金じゃ無いし、自分が出し訳でも、使う訳でも無いけど、通り過ぎるお金の大きさにビビらずに、どう使えばもっとコンテンツが面白くなるかが、少しイメージ湧くようになってきた気がします。

人それぞれ、金銭感覚は違うし、何にお金をかけるかでその人が分かると思うのですが、けして安く無い「1万円の全巻セット」を「出せるぜ」って言って相応の価値を感じてくれる人が、何人いるか。「左ききのエレン」は、どれくらいの人にとって「出せるぜ」と思っていただけているか。それを知るためにも、クラファンは非常に勉強になります。

まだ初日、これからです。

次の目標は、1500万円。紙書籍化系の史上最高額。

どうか、宜しくお願いします。


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