「左ききのエレン」クラウドファンディング大成功中の裏側(終了まであと11日!)

最近クラウドファンディングの話しかしてませんが、今日はクラウドファンディングの話です。というのも、クラファンをやっている期間は、これに専念するくらいじゃないと絶対に上手くいかないと言われたから。

ネット上に「クラファンの鉄則」みたいなのは山程ありますが、あくまでぼくが取り入れて上手く行ったと思う事だけ書いてみようと思います。お陰様で某新聞からクラファンの成功事例として取材依頼もきたそうです。

てか、まだあと11日もあるので、全然これからなんです。これを読んで「そこまでやってんなら、支援してやろう」と思って欲しい魂胆です。マジで魂を削ってやっているので、どうかお願いします。

・支援してくれそうな人を集めて、一緒にリターンを考える

クラファンが始まる2ヶ月くらい前に「1000万円を超えようと思うなら、今から準備しないと間に合わない」と担当者に言われました。ちょうど前々から「ファンコミュニティ」を作ろうと思っていたので、だったらやってみようと。ツイッターで募集して、ぼくが人力でDMのやり取りをしました。例えばツイッターにコミュニティのURLを直接貼って「誰でもポチッと参加してね」と言えば1秒で済んだし、人数も今の10倍は入れたと思うんですけど、ぼくが一度に把握できる人数はあまり多くないので、わざわざ面倒な(お互いにとって)作業を挟みました。そうする事で「本当に参加したい人」だけを見分ける事も出来ました。

コミュニティの話は、今度ちゃんと書こうと思いますが、オンラインサロンと違って会費は無料だし、お金になる活動では無いんですが、準備中の未発表のプロジェクトの相談とかすると、かなりアクティブに意見をくれる場に発展しているので心強いです。まだ入れていない方も、また募集すると思うのでツイッター見てて下さい。

話を戻すと、丸4日かけて、親指がプルプルしてツイッター規制がかかるまで、とにかくDMに返信しまくり人数を集めました。当たり前だけど、そのメンバーが全員支援してくれる訳では無いですが、彼らが支援して下さる確率はツイッターのフォロワーの1000倍くらい高いはずです。熱量が違うので。そして、彼らに「何がリターンでもらえたら嬉しいか」を聞いたり「それはいくらなら欲しいか」を聞いたりしました。

もちろん「左ききのエレンが人生のバイブルです」と言ってくれるレベルのファンから始まって「あー、左ききのエレン、読んでたよ!」くらいの人を巻き込んで「ちらっと読んだ事あるけど、そんな盛り上がってん?」くらいの人にまでクラファンの事を届けないといけないのですが、それにはやっぱり「盛り上げってる事実」が必要で。

「1000万円を超えようと思うなら、準備しないといけない」という真意は、「準備し尽くして初日にドカンと支援が集まらないと、そもそも注目されない」という事らしいのです。これは、ぼくも理解できます。元広告マン的な知識アピールをすると「バンドワゴン効果」ってやつですね。

300万円をゴールに設定したのは、大好評だった「アイとアイザワ」のクラファンが250万円くらいだったので「ええい、超えてやる」と思って強気につけて300万でした。もしも、それが初日に達成しようものなら、1000万円は夢じゃ無い、と思って。結果、開始10時間で1000万円を突破するという、大大成功のスタートでした。

・フォロワーが減っても、宣伝を辞めない

あと言われたのが「期間中は絶対に毎日宣伝して下さい」と。漫画に限らず有名コンテンツがクラファンした時に、その作者がクラファンの情報を積極的にツイートしなかったり、そもそもSNSやってなかったりして、全然集まらない事がよくあるそうです。この辺の話題は、もう何度もnoteに書きましたが、ぼくだって本当はツイートしたくないです。作者が必死に宣伝するのって格好悪いし、自尊心が傷つくし、大物ぶって「おおクラファン、そんなのもやっていたね、どれ、記事をRTしておこうか。」みたいになりたいです。(別になりたくない)

この辺、もう気持ちが行ったり来たりなので、ぼく自身も定まってないんですけど、とにかくクラファンに関しては宣伝しないとマジで始まらない。宣伝するとフォロワーどんどん減りますが、ぼくは最初に「フォロワーが1000人減っても宣伝しまくります」と宣言したので、その覚悟でやってます。というか、ファンコミュニティを作ったお陰もあって「フォロワーじゃなくて、読者を増やさないといけない」という想いが増しました。ただフォローしてるだけの人数を数えてはいけない。漫画を読んで、お金を払ってくれる人を数えないといけないって。

その代わり、ツイートに対してどれくらい支援が動くかは、毎ツイート見てます。数字で見てる。「こうツイートすると、これくらい動く」という知見を貯めていって、ツイートも改善してゆく。繰り返しになりますが、ツイート自体のRT数とかふぁぼ数とかマジで関係無くて、支援がいかに動いたかだけを見てます。

単純に長くなったので、残りは月額マガジン向けに書きますが、だいたいこんな感じです。「そこまで言うなら、いっちょ支援してやろうか」という男気のある方は、どうかお願いします…!それで「支援したよ」ってツイートしてもらえたら、ふぁぼしに行くので宜しくお願いします。

これ書いてる時点で、3596万円です。4000万円越したら、本当に伝説になると思うので、力を貸して下さい!


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