漫画「絶対信じない」を描き始めました

漫画家のかっぴーです。「左ききのエレン」を描いてます。

Twitterで「絶対信じない」という漫画を連載し始めました。三話までは毎日公開しまして、以降は年末でバタバタするので不定期になります。

今日は、この漫画を書き始めた理由を書きます。

「左ききのエレン」原作版の方は、色々な事が重なって休載にしています。ちょっと気持ちが落ち込んでいたのも大きな理由でしたが(回復しました)それ以外で、ありのまま状況をお伝えすると、連載媒体のcakesがより良いメディアを目指して色々な事を見直している最中でして、cakesから何か言われた訳では無いのですがハッキリ言って「左ききのエレン」は決してお行儀がいい内容ではありません。仕事の苦労も描くため、パワハラと言われてしまうだろう描写もあります。あと、最新話付近ではメインキャラクターが「最強最悪のビッチ」という品性の欠片も無い内容でして、これはタイミングがよろしくないなと思っております。

また、これから描く予定の「柳編」は、以前から色々な所で話してるように、東京五輪のロゴ問題に触れます。もちろん、内容で傷つく人がいない様に十分に配慮した上で描くので、配慮した上での自由だと思っているので、その点は塩梅を誤らず真摯に向き合って書き上げたいと思っております。ただ、やっぱりこれを今のcakesで描こうとするのは、さすがにcakesがかわいそうだと思い。

かと言って、これまで自由に描いていた「左ききのエレン」を、誰かに遠慮して描き続けるのは良く無いだろうと思っています。これに関しては、やり方を考えるのでお待ち頂けると嬉しいです。

ちょっとエレンの話になってしまったのですが、ここから「絶対信じない」を描いた理由を書くんですけど、原作版エレンを休んでしまってるので、その間に「シンプルに面白い漫画を読んでほしい」というのと「シンプルに面白い漫画が書きたい」というニーズがマッチした事で、その結果Twitterで勝手に連載する事にしました。

とにかく勝手に描きたい。というのが、元々漫画家になったモチベーションだったので、こういう時にこそ描かないといけないなと思いました。私の会社「株式会社なつやすみ」の企業スローガンは「忙しく、遊ぶ。」なので、とにかく結果が伴わなくても、お金にならなくても、とにかく勝手に描こうと思いました。

以前もエレンを描けなくなった時期があったのですが、その時にリハビリとして書き始めた作品が「アイとアイザワ」でした。あの作品は世界でも有数に面白いと思うんですが、まだ読んで無い人の方が人類で多いらしいので、本当にみんなマイペースだなと思います。

多分、これからも悩んだり描けなくなるたびに、手ごろな尺の短編を書くと思います。今回は、「絶対信じない」です。

ちょっと、隣で娘がテレビに落書き始めたので、この辺にします。これからも、漫画を描くので、漫画を読んでください。よろしくお願いします。


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