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210529【浦和-広島】【千葉-仙台】

【浦和-広島】

WEリーグプレシーズンマッチ M18@浦和駒場スタジアム
2-2(0-1,2-1)

記録

浦和
4-4-2
広島
4-3-3

なんとか宣言が出ていなかったらいろいろ現地を回って、会場の雰囲気がそれぞれどう変わっていくも知りたかったのだけれど、国のえらい人たちがそういうなら仕方がありません。

29日の試合一覧から内容が確約されるであろうと考えたのがこの試合だったので、まずはピックアップした。ボールを持てるチーム同士なので、どちらが握るのかと、そのためにどう奪うのかがキーかなと思いつつ、浦和は持てなくても蹴ってなんとかできるし、そのための2枚、菅澤・高橋ペアなので。実際はつないだけれども。

右SBは今日は水谷が務めていたが、遠藤だったり長嶋だったりもいる中で、清家がもどってくるまではどうするのかな。

どちらかと言えば早めに奪い返したがっていたのは浦和に見えた。広島の方が取れなかったら疑似4-4-2で組みなおそうとしていた。ただ、浦和がボールを持ってバイタルまで入っても、なぜかノッキングすることが多く、カウンター気味で菅澤が抜け出しても、そこから一人でどうこうはできなかったがために、前半はうまくいっているようでいっていない状態に陥っていた気がする。

どちらもSHが広がり過ぎないことを意識するからか、ボールと逆のサイドは捨てられるようで、前線が中央に斜めに走ったときにうまく最外が立ち止まると、フリーで起点になりやすくなる。パスの流れがくの字型になるよう、中外中ではたくとマーカーを見失いがち。広島の先制点もそうだし、浦和の2点目もそう。

ビハインドになってからは増矢が再三CBとSBの間にスルーパスを送っていたのだが、WGとなかなかタイミングが合わず(出し手と受け手のどちらに問題があるのか一概には言えないが)、やり続けた結果最終的には結実した。その前に立花とちょこちょこ話をしていたので、微調整できたのかもしれない。

【千葉-仙台】

210529_千葉_仙台

WEリーグプレシーズンマッチ M16@フクダ電子アリーナ
1-2(0-2,1-0)

記録

千葉
4-4-2
仙台
4-2-3-1→4-4-2

Twitterで「千野晶子が解説やります」って流れてきたので、じゃあ見ようと思った。ジェフの顔の一人だと思っているので、去年引退が決まってさみしかった部分はある。自分が応援しているチームではなくても、長くチームに貢献した人やインパクトを残した人がピッチを去るのは、誰であっても少し寂しい。

プレーではサイドのガッツマンっていう印象だったので、今日声を聴いたときは思った以上にふんわり系の優しい声質でびっくりした。でも、活舌良く、丁寧な言葉を選んで伝えようとしてくれている感じがあって、戦い方の説明もわかりやすかった。何よりも中立でいようとしても、時々隠し切れずにこぼれるジェフ愛がほほえましい。瞬間的に出る単語にならない促音や撥音にはマジでドキッとした。これが「永遠のアイドル」と呼ばれる所以か。

それはさておき、この日の千葉は4-4-2で、プレッシングがはまっていたなと感じたのは最初20分くらいと試合の終盤。仙台も持てるチームなので、外から「あそこが空いているから焦らずに顔を上げて味方を見つけろ」って指示をもらえば、広島同様主導権を握りやすくなる。やはり飲水タイムの存在は大きい。

同じチームを複数回見ることの楽しみの1つは比較ができることで、今日は序盤のミドルが広島戦よりも枠内に飛ばせていたのが収穫。できれば、頭のボックス内の南野のシュートとCKからの岸川と、後半のターンからの鴨川のシュートも枠にいっていればな。小澤のバーを含めてプロセスも良かっただけに、こういうのが入るとチームに勢いが出ると思う。

ドリブラーはどうしてもサイドで起用されがちなのだが、プレマッチ初戦でも思ったように、真ん中で宮澤ひなたを使うのはありだと思う。今日みたいなトップ下も面白いし、シンプルに2トップの片割れもいい。あとは本人が10点取って10点取らせるっていう意識になれば、パンチ力も技術もあるのでもう一伸びするだろう。

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