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具体と抽象

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「もっと具体的に説明しろ」
とかよく言われませんでしたか?
抽象的な事を具体的にする事を教えられ、具体化したら褒められた。
これまでは、そんな世の中だった気がします。

でも。最近は抽象的な考え方が、やたらもてはやされ、価値が出てきている様に感じます

この流れってなんだろ?
この本を読み返しながら、整理してみました。

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そもそも戦後の日本は問題だらけでした。
そりゃそうですよね、戦争によって色々な事が破壊されゼロになったわけですから。
なので、問題を解決する事に全力を注いでいた時代です。
問題を解決するためには、解決方法を具体的にする事は必須だったはず。ひたすら具体化へのチャレンジだったと思います。

これを住宅で例えると、
問題
 環境の悪い借家に押し込まれている
解決方法(具体化)
 一定レベルの公団住宅を大量供給する
 買いやすくするため、公的ローン制度を設ける
という流れになります。

この様に問題を具体化して手段に落としサイクルを回す事で、問題は解決していきます。
実際、日本の持家率は欧米に並んだと言われています。

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この過程は、住宅という文化が統一の価値観に向かって突き進んだという流れで、発展→収束→成熟したと言えます。

しかし、成熟すると刺激が薄れてつまらなくなります。
そこで刺激を求めて、統一の価値観から飛び出す思考がわいてで出来ます。
例えば、
「そもそも家って持つべき」
「家はどうあるべき」

そんな新たな問いが出てきて、住宅という文化や価値観を振出しに戻す思考の戦いが始まります。
これが抽象化するという作業の一つであると考えます。

前者の答えの一例は、シェアハウス
後者の答えの一例は、車を住まいにする
なんか、初めて聞いた時は、ワクワクしますよね。

こうして、抽象化してまた具体化する、そんな価値観の再設定により、行き詰まった住宅という文化に新たな刺激と可能性を与えてくれます。

色々な文化が行き詰まりを見せている日本に於いて、この様に既存の考え方から飛び出す思考が求められるのは、必然の流れですかね。

新たな可能性が、新たなマーケットや新たな賑わいを作り出し、価値創造に繋がっていく。
そんな思考が好きで得意な人財が求められている時代。
抽象化が脚光を浴びるのは、そんな理由からなんだと思います。

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