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APOCALYPSE MEMORIA_No.1

2022年、最初のジャーナリングゲームはジャーナリングLARPにカテゴライズされる『APOCALYPSE MEMORIA』にした。Wiredで2022年は予想できない的なキャッチコピーを見かけたので、ついつい。

世界観のジャンル的には、ポスト・アポカリプス(世界が一度再生不可能に思える程に崩壊して、再び復興した世界)。プレイヤーは世界が崩壊する前に開発された研究用アンドロイドで常に「観察・研究・記録」することを主目的とインプットされています。世界が崩壊してしまったことで、あなたはもう充電も修理をすることはできません。それでも、インプットされた命令を壊れるまで実行し続けるのです。

これのどこがLARPなのかと言うと、プレイヤーは実際に自分の足で街や自然を散策しながら、キャラクターや世界観の色眼鏡をかけて状況を変換していきます。すれ違う人々は記録されたホロデータであり、車両はロボットであり、犬やペットは家畜か突然変異した野生種なのです。アンドロイドなので、味や匂いは感じませんが見て・聞くことはできるわけです。

散策している際に、実際に気になったモノをスケッチしたり撮影することもオススメされていますが、ウォーキングのお供にはまさに最適(笑)

■ 1回目の記録

途中でインクをこぼしました(- -; 現実では、ブックオフに向かうまでの出来事です。

■ 下書き

2★22年、1月2日

今日、私が起動したのは朽ち果てた鉄道の駅で目を覚ました。「…BAI……」とだけ駅名が見える。
断片的ではあるが、周辺の地図情報を入手した。どうやら、4駅先に崩壊前の書籍や音楽データを蒐集して販売していたお店があるらしい。でも、線路沿いには進めないようだ。真ん中の大きな川が近隣の橋を破壊し尽くしてしまっている。アンドロイドなのだからそのまま川を突き進むという手段も選択できそうだが、きっとボディパーツが腐食してしまうだろう。この川沿いは旧時代のゴミ焼却施設が点在しているから、原因はそこからだろう。渡れるとしたら、旧時代に鯨の骨が発掘されたとされるクジラシティまでいかないとダメなようだ。

川沿いだからなのだろうか、エコーがほぼ再生されない。視覚情報には公園だったと思しき場所や、野球場、サッカー場、モービルか何かの教習コース、現在でも生存している人間のための家畜場(でも、親子が1組しか見えない)が見えた。

クジラシティに到着すると、ゴミ焼却施設を起点に植物が爆発的に増殖しているのを確認する。まるで森の中を歩いているようだ。ただ、木が地面から生えているのではなく、ゴミ焼却施設から飛び出ていて枝が地面に突き刺さっている。まるで蜘蛛の脚? 森の中を進んでいると、崩壊前に使用されていた最も一般的な家事ロボットに出会った。ロボットなのに「神の存在を感じて、信じることに目覚めた」らしい。データ的に神を定義できたらしい。データ共有を申し出てくれたが、私はなぜか断ってしまった。最後に理解できない助言をもらう「もし、悪夢から目覚めたいのなら楽園から落ちれば良いのです」なんて????


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