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9/5の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

今週もやってまいりました。毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。

最近、ちょくちょく日本語化されている作品やSRDが出てきています。驚きと応援をしつつ、頑張って探してみてください。私はあくまでマイペースかつ購入するかもしれない自己欲求を満たしていくのだイェイ。

■ さっくりと、LARP系(前回に続き

先週一報があった「Gothic」というファンタジーLARPイベント。その後、Facebookページからもう少し情報が出されてフォトギャラリーだったり、主催者へのインタビュー記事なども出てきた。プレスリリース素材と合わせてフォトギャラリーを見ていくと、「VRゲームなんて忘れて、こっちこいよ!」的な記事タイトルを思わず付けたくなるのも頷けるところ。

LARPゲームをシアターショー(イマーシブ体験だったり、専用シアターをもったり)に移行する試みは、高級施設と連泊して遊ぶブロックバスター型と肩を並べるほどに色々と試行錯誤がされてきている印象がある(個人的憶測)
あーいった情勢の最中オンラインイベントと共に、需要が高まっているのがSF設定(主にスタートレック系)。今回のシアタータイプの新作公演もそんなSF設定。北米で最高の SF およびファンタジー ライブ シアターの制作会社であるアザーワールド シアター カンパニーが10月に公演すると発表したそうな。この会社の公演はYouTubeでもストリーミング中継される(チケットは20ドル)。SFジャンルのLARPがどんなものか興味がある人は、チェックしてみてもよいかも?


■ 切り裂きジャックとヴィクトリアンエイジの手紙LARP?

とはいえ、これはゲームというより“物語の共感(没入)”のために、手紙形式での物語の体験を読み進めるというモノ。この制作団体はリージェンシーの手紙LARPを運営する傍ら、2人の登場人物の手紙のやり取りを見て物語の謎を検証する的な手紙コンテンツも運営していた。しばらく音沙汰がないなぁと思っていたら、このヴィクトリアンエイジコンテンツである(登場人物同士の手紙のやり取りを読みながら、彼らの秘密や切り裂きジャックの謎を探っていくor考察するという作品)。

謎解きというべきか? Live discussion Roll Playingとでも言うべきか? 手紙小説? 呼び方は謎だけど、他の作家さんでも「登場人物の手紙のやり取りをサブスクサービスを利用して読む」というコンテンツがいくつかあるので、少なからず認知されている創作形態なのかもしれない。


■ 古地図(空想)散歩 + ジャーナリングRPG

実際に歩く+ジャーナリングRPGの組み合わせは、意外とポストアポカリプスジャンルが多いなーという印象が個人的にはあるが、「Those Who Stayed in the City」もまさにそう。あなたは終末を乗り切った世界を旅する旅行者。手には旧世界の地図を持ち、長い年月を経た都市を旅する様子を記録していく。あなたは、標準的なデッキからカードから得たプロンプトによって実際の世界を歩き、観察し、学んだことを終末後の世界に置き換えていく。その世界を捕捉するかのように、実際の地図にも書き込みを加えていく。

概要には、戦闘要素は“無し”と明記されている。

たまにいらっしゃる、江戸時代の地図を片手に散歩する人たちにこのゲームを遊んでもらうとさらに面白いものになるかも??


■ 私は一体、何故創造主に見捨てられた? / ジャーナリングRPG

「The Creature」でのあなたは、フランケンシュタインなどのように実験の産物として生み出された人造生命体ながら、創造主に捨てられた存在。あなたをとりまく世界について学び、創造主が誰で、何故自分が捨てられたのか、波乱万丈の日々の中で探求し、書き記していく。サイコロはオプションのようで、Yes/Noの質問にはコイントスで答えていくらしい?


■ 最後のドラゴンの卵を保護しよう / ジャーナリングRPG

Dragon Dowser」はCartaSRD(横6*縦4のトランプを並べてマップとし、サバイバルや探索に特化したジャーナリングRPG汎用ルール)を利用したジャーナリングRPG。マップ内にある放棄されたドラゴンの卵(Aカード)を見つけ、さまざまな追手を振り切ってリソースが尽きる前に楽園(ジョーカー)に辿り着くことを目的としている。資金調達チャレンジも同時に行われているようで、このゲーム専用のトランプデッキはアートワークが美しい。ドラゴンの卵であるAカード以外の各プロンプトには、3つの質問内容が設定されているようで、何度でも繰り返しドラゴンの卵を探しにいけるようだ。
できれば、カードも含めて欲しいゲームである。


■ エイリアンの宇宙船を探索しよう / ジャーナリングRPG

こちらも同じくCartaSRDを使った作品。「Forbidden SpaceShip」でのあなたは宇宙探検家。今回は漂流しているエイリアンの宇宙船の中を探検することとなる。エイリアンの宇宙船という過酷な環境を探索しながら、新しく出会う生命体について書き記していこう


■ 大異変によって幽霊だけが残る街を探検 / ソロRPG

「GHOST SIGNALS」は、大異変によって不安が膨らみ、食糧不足や電力不足により人の生存率が著しく低下した世界が舞台。あなたは生き残ったものの、かつての故郷の街は無人と化していた(しかし、凶暴な幽霊がいる。何故、幽霊が存在している?)そんな街から何やらラジオ放送が配信されている。何故? 誰が? あなたはそれを解決するために戻ってきた。

このゲームは、三つ折り式パンフ2つのゲームキットで遊ぶことが可能になっている。三つ折り式パンフはお久しぶり。


■ ロンドンの社交シーズンを旅しよう / ジャーナリングRPG

「And They All Lived...」は、1813年のロンドンでの1年間の物語。花が咲き、太陽が輝く春。社交シーズンが幕を開け、あなたは貴族として議会で奔走し、社交イベントに参加して真実の愛……もしくはあなたに相応しい配偶者を探すことになるかもしれない。そんな出来事を書き記すジャーナリングRPG。


■ 特異点調査隊の最後の生き残り……生還は? / ジャーナリングRPG

「Anomaly」は、特異点に派遣された調査部隊の最後の生き残りである分析官となり、煌めくオパール色の大地を横断し、この地がバラバラになる前に帰り道を見つけなければならない。この場所は不思議で美しい反面、あなたの暗黒面があなたを誘惑し、殺そうとしてくる。

脱出できるのか? それとも脱出できなくても、特異点の外に情報を発信できるのか? WRETCHED&ALONE SRDのためバッドエンド率は極めて高いだろう。


■ 私の仕事は異星人が残した文明を研究すること / ジャーナリングRPG

「Xenocultural Studies」でのあなたは、移動または死滅したことでもはやこの地に存在しない異星人の遺物を解読・研究して別の星から来て長い間消息不明だった異星人たちは本当はどんな人たちだったのだろう?と研究する事になる。遺物から座標を獲得し、そこに赴いて情報を収取する。日記にはあなたが「異星人の実態」について一連尾理論を構築し、その内容を書き記すこととなる。


■ 本を使って力を呼び込み、異世界から脱出しよう / TRPG

The Bibliosphere 」は、現実がフィクションであり、その逆である、気が遠くなるような世界に立ち往生します。あなたの蔵書のコレクションを使用して冒険の主導権を得つつ、この異世界から完全なる脱出を試みよう。

特徴的なシステムは、実際の書籍から刺激的な言葉を見つけ出して、物語の中に持ち込むこと。そのためD20の他に1人あたり5冊程度の本が必要となる。

シリアスというよりはコメディ調に適しているらしい。


今週はこんな感じ。久しぶりにCartaSRD作品を見かけた気がする。割と視覚的に探索してる感が感じられるので、良いSRDだと思う。


よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。