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9/12の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

今週もやってまいりました。毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。

■ ざっくりLARP関連

LARPには「出血」という状態があるというのは、以前書いたような気がする。そんな「出血」に関してネガティブな内容ではなく、キャラクターからの影響が人生をポジティブに変えてくれるのではないか? 的な研究成果を発表したらしい。これまで知られているLARPを利用した治療・セラピーは自分がキャラクターになることで辛い事から逃避し、自分を癒す的なモノが伝えられる主な内容でしたが、より積極的に立ち向かえるようになる可能性があるとのこと。

こっちはニュージランドのLARPグループによる記事。書いてあることは概ね(?)上の記事と同じようなこと。

一方こちらは、VR・メタバースのコンテンツにLARPがどのように“コンテンツを現実に溶け込ませる”参考になるのか? というABC News(オーストラリア)のコンテンツ。

気づけばフリーフォームLARPのコンテスト「ゴールデンコブラチャレンジ」の募集が始まっていた。今年は日本語での募集はできないらしいが、一応テーマに基づいたゲームを考えてみようと思う。
今回の開催要項には、過去の経験の蓄積から「オンラインLARPを作成する上で良い経験にするために人々が提案した方法まとめ」的な資料も公開されている。コンテストはちょっとと思っている人も、この資料は目を通す価値があるのではないだろうか?

きっとTwitterのTLで日本語で情報を上げている方がいらっしゃると思うので、興味がある人は探してみよう。


■ 村を守るためにも、必ずあなたを支援します! / TRPG

「The Cursed Hunter Support」は最大5名までのTRPG。あなた達の村はつねにモンスターの襲撃を受けていた。そんな中で憧れのヒーローがハンター連合に加入したことで、モンスター討伐が加速すると思われた。しかしヒーローがモンスターの呪いに蝕まれてしまう。
働ける年齢となったあなた達は、ギルド、鍛冶屋、料理人、研究者、商人など様々な職を得て、ヒーローを支援する事を固く誓った。
さぁ、ヒーローが呪いで倒れるより早く、根元を倒せるよう奔走しよう。


■ この街は人を喰らう / 汎用サプリメント

「Into the Cess and Citadel」には、都市をテーマに下界の汚れた地下都市から上空の退廃的な尖塔まで、街を旅し探索するための情報、ツール、トリックが含まれている。都市の歪んだ精神を擬人化するモンスターとユニークな試練を筆頭に、広大な大都市の詳細を具体化することが可能。

また、完全な都市型キャンペーンに踏み切ろうとしているグループ向けに、最小限の労力で簡単にゲームを準備・プレイする方法を紹介するツールボックスとリソースガイド付き。

ゲームシステムは問わないように、設計されているそうだ。個人的にはかなり興味深い設定となっている。


■ このログブックには偉大な武術家の人生が記録されている / ジャーナリングRPG

「Martial Record」でのあなたは見習い武術家。後に伝説の武術家と称えられるまでの道のりをプロンプトに沿って探究し、白紙のログブックに書き記していく。さぁ、古今東西の流派に会いに行き、あなたのストーリーを深めよう。


■ 墓守ではないスケルトン達の物語 / TRPG

「SKELETONZ」はアンデットモンスターである「スケルトン」を題材にしたTRPG。スケルトンズと言えばBully Pulpit Gamesから出たゲームを思い出すが、こちらは墓守ではなく普通のモンスター。しかもアンデットになる前の記憶をかなり有しているようだ。その影響が「二度目の死」を迎えたくないあなたはダンジョンから脱出して地表へ出ようと試みる。

この決死の旅が、きっと来世の自分に影響を与えるだろう


■ スーパーヒーローってどうなるの? メディアが作るのさ / TRPG

「Are You Flirting With Me? 」はメデイアの熱狂とその後に残る犠牲者をテーマにしたGMレスTRPG。

舞台は24時間のニュースサイクル。スターになるためには、人は死ななければならない。スーパースターになるためには多くの人が死ななければならなかった。それは運命だ! 運命は誰にも止められない!!
そうして、スーパースターは捏造され、被害者と視聴者の物語は始まる。

コメディー調でありながら、ダークでグリムで、血と暴力と騒動に塗れている物語


■ ここはどこ? 私は誰? / ジャーナリングRPG

「280 Steps home」は名刺サイズのジャーナリングRPG。あなたは記憶喪失の状態で異次元へとテレポートしてしまった超越者。記憶が十分に戻ったら元の次元へと戻れるだろう。

でも、そこであなたは何かを目撃する。ちょっと気になる


■ まるで地層を研究するかのように / LARP(Edu?)

「Long Story: a deep time LARP」は、地球の歴史と同じくらい長い歴史の中で様々な生物となって、自分たちの種族により快適な時代を求めてタイムマシンを使って旅をしていきます。5年後、50年後、500年後、5000年後〜というように。
もし、適した時代を見つけたらそこでタイムマシンを降りて他の種族を見送ることができる。そうして、あなたは“化石”となるのだ。全員が化石となったらゲーム終了。まさにゲームの中で地層が完成する。

なんだが学術的なゲームだと思っていたら、研究プロジェクトをベースに作られたらしい。あ、納得


今週はこんな感じ。これは耳と目を塞ぎ、口を噤んで怠惰を貪っている場合ではない感じ?

よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。