4/23週で気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP
毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。
少し前にTwitterで『Remember August』の次に何を遊ぼうか的なアンケートをしてみたのですが、作品チョイスが悪かったのか、ジャーナリングRPGの他に取り扱ってみたい「手紙LARP」(キャラに成り切って文通する)に興味が悪いのか、ゲームマーケット間近だったのか少し寂しい回答率で幕を閉じました。他の人を誘って遊ぶべきか、本来通り自分で勝手に遊ぶのが良いか? どーしましょうかね??
【少し宗教色強めなストーリーRPG】
「Don't Go Back to Sleep」は13世紀の神秘主義者ジャラール・ウッディーン・ルーミーの同名の詩からインスピレーションを受けた「ディープ・リスニング」をテーマにしたTRPG。リスニングに基づいたロールプレイの練習を通して、物語創作の共同作業をしていこう。ゲームデザイナーはキリスト教徒でイスラム教徒ではないらしいが、もしかしたら何らかの“気づき”を考察することになるだろう……とのこと。
【“旅が目的地よりも重要な”ジャーナリングRPG】
車によるロードトリップ中に出会う人々に対して抱いた感情を、視覚化(言語化)とジャーナリングを使って、ポジティブな部分に焦点を合わせ続けることを試みる少しのメンタルエクササイズ要素が含まれたジャーナリングRPG「An Ambivalent Road Trip」。言語化された感情によってあなたの中で走らせている車を停車させて休憩させたり、進行方向を変えたり、記録を取ることに集中することができるでしょう。
【ダンジョンを攻略するソロRPG】
私自身が絶賛『ダンジョンエンカウンターズ』を攻略中なため、思わず目に止まったこのソロRPG「RnR」。モンスターと戦い、危険な罠を避け、古代の財宝を発掘し、富を得るために大都会の地下にある遺跡の奥深くに分け入ろう! モジュール式ルール(他のTRPGルールのシナリオにミニゲームとして組み込める形式)になれるほどシンプルなルール(6面体ダイス6個と、進行を記録するメモさえあれば良い)となっているとのころ。
【目的達成のために……偽装結婚と洒落込もう】
あなた達2人には共通の目標がある。そして、どちらもトラブルメーカー気質がある。宮廷社会で謀略をたばかり、偽装結婚を完璧にやり通して目標達成を目指すTRPG「Eyes on the Prize」。2人〜4人の偶数人数推奨(偽装結婚組が1〜2組)で3時間程度のプレイ時間を想定しているとのこと。
捕まらないように立ち回って、役割をこなしましょう。下手をうつと陰謀が進みません。上手く行きすぎると“本気で恋に落ちているんだ”と自分たちが騙されてしまうでしょう。
【ウルトラライトルールがテーマのサイバーパンクTRPG】
最近、グローバルネットワークに永久的な損傷を与えており、ネットランニングはこれまで以上にリスクを伴う事になってしまった。「wird」は対人戦込みのサイバーパンクTRPG(ルールはたったの4ページ)。3つの能力値を決定するだけのキャラクター作成のため30秒でセッションが開始できる(らしい)。レベルアップするたびにキャラクターにモラルが追加されていく。
おっと、3つ折りパンフで国立公園を歩き回るゲームを出したところじゃないですか!
【TRPGはキャラ作成が一番楽しい】
と誰かが言っていたように、そのキャラ作成することを主題に置いたソロRPG「Session Zero」。デッキベースのゲームで標準的なトランプと、専用カード(フォローアップ形式の質問)の2種類を使い、“このキャラクターが何者で、彼らの人生を形作った出来事や人物について、根底を迫る”物語を構築していく。
【ランダムダンジョン運営法】
「TURN」は、Necropraxisが創始したランダム化ダンジョンクロールSRD「ハザードダイス」を使用するTRPGのプレイヤーやGM向けの参考文献。また、「ハザードダイス」の入門書。DnDなどのオールドスクール(古き良き剣と魔法のファンタジー)ゲームと連携させるにはピッタリ。
ヒットポイントや能力値、セービングスローなどには一切触れていない。そのため、戦闘などの他の状況をどのように扱うかにかかわらず好きなシステムの中に自由に導入することが可能。
【まさかの教育素材ジャーナリングRPG】
「Spirit and Ink」は、United Theological Seminary(オハイオ州 トロットウッドの神学校)の新約聖書1コースの最終課題としてデザインされた、ソロ・ジャーナリングRPG。
キャラクターは広大な国土に散らばる新興信仰コミュニティを統率する責任を負う使徒。移動が大変で各コミュニティを頻繁に訪問できない代わりに、手紙によって霊的に導きながら様々な問題を対処していくことになる。
このゲームを遊ぶために、聖書に関する知識や特定の宗教や精神的伝統に属する必要はないとのこと(あれば嬉しいらしい)
【西部劇に、ポーカーは欠かせません / TRPG】
あなたのPCは何者で、どのような目的を持っている? かつての恋人との再会? 保安官を射殺? ポーカー大会での優勝? 「A Tale Told Out West」は古典的なテキサスホールデムのフォーマットを利用して、西部劇の物語を即興で創作していく。手札がキャラクターの目標、障害、恩恵、物語を混乱させるひねり、結末などを与えてくれるだろう。ソロプレイ可
【ザ・任侠TRPG!?】
「Irezumi」は、ヤクザによる犯罪ドラマ(任侠映画)にインスパイアされたTRPGで四面体サイコロだけを使うソロジャーナリングRPGのSRD「カルトロップコア」を利用したTRPG。PCはヤクザ構成員、4段階のキャリアを経ることで刺青によってキャラをカスタマイズ&成長させることができる。PCの誰もが悲劇で幕を閉じるが、語り継がれる価値を持つだろう。
【自分たちLARPのシネマティックトレーラーを作ったぜ:吸血鬼編】
自分たちのYouTubeチャンネルにVtMLARPのショートムービーをはじめ、色々なコンテンツを開示している「Desert of Shadows」が新作の予告ムービーを公開した(海外のお話)。
【自分たちLARPのシネマティックトレーラーを作ったぜ:ファンタジー編】
ジャンヌダルクのような(?) 天啓を受けた女性が騎士の亡骸からとても大きな大剣と旗を継承して、祖国のために立ち上がるというknightLARPイベントのシネマティックトレーラー。
【サバゲーのオンラインWebマガジンにて】
サバゲー(というかエアソフト)とLARPの境界線ってどこよ?的な疑問から、LARPについてあれこれ調べてみたぜ!的な記事が公開された。まぁ、焦点を当てられるのはポストアポカリプスLARP(マッドマックス的なアレ)ですよね。
https://www.popularairsoft.com/news/larping-latest-020-magazine-issue
【歴史再現とLARPのMix】
「歴史再現」はロールプレイを挟むことなく歴史(その生活)を正確に再現する試みだが、今回は150人の演者がローマー帝国滅亡からルネッサンス期まで区画分けされて「歴史再現」している様をタイムトラベラーとして観察・体験するLARPイベントとか。
【く、こんな珍妙な身体にしやがって!】
「STORIES OF A SCHEMER」は、ちょっとした奇妙な悪事を働いた結果、あなたの精神は小さくな奇妙な生物の身体に入り込んでしまう。打開策を探す記録をするジャーナリングRPGなのだが、何やら2人組の子供があなたに興味があるらしい。
【妖精主催のイベント失敗率90%】
今宵は妖精が主催する12人の姫によるダンスイベント。誰がどんな歌・どんなダンススタイルかは、当日のダンスカードによって判明する。でも、全員まだ白紙。あなたが今回のカード記入補佐役です。
帰宅したら、履き古した靴は隠しましょう
【この地の1年は秋に始まり、夏に終わる】
学者の誰もが時間を計測する方法について議論する地に、この魔法学校は存在する。このソロ・ジャーナリングRPG「Autumn Bells」でのあなたは教師役。教師人生を4シーズン(1年目、5年目、30年目、100年目)を通して記録していく。
【3行詩のジャーナリングRPG】
「Transylvanian Tercets」は3行詩を一日一篇書く事でゴシックストーリーを進行させるソロジャーナリングRPG。必要なのは筆記用具の他にD20を1つ。3行詩だから、俳句でも良いかもね?
【まるでボドゲのディクシットのように】
「Into the Forest」は、魔道士として森へ向かう気まぐれな旅を描いたソロジャーナリングRPG。54枚のオリジナルアート作品からインスピレーションを得て、新たな絵を描いてオリジナル呪文を創造し、旅にスパイスを与える。
【観客の意見は大事?】
ルネッサンス期の不細工役者一座が、新作(ラシーヌのフェードル)を持って旅に出るが、観客の不条理な気まぐれに合わせて、猛烈に脚色し続ける。危険と好機の中で一座として団結し、劇をマスターしようと奮闘するLARP「The Lesser Players’ Tale」。ベストシナリオ賞も受賞した本作は、プレイヤー6人(18歳以上)とファシリテーター1〜2名を必要とする。プレイ時間は4時間。劇の台本と合わせてルールは9ページ。
今回はこんな感じ
よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。