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6/20週で気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。


■ 呪文の書とは……日記である!?

ジャーナリングRPG「Black Witch's Grimoire」でのあなたは、自身の過去から逃れたい者達を“見習い”として受け入れる魔女集会に伝えられる呪文書(日記帳)。しかし、魔術は万能ではなく、犠牲はつきもの。代償から発せられる苦痛に魔女集会全体が屈してしまうかもしれない。

過去を克服するための旅は、困難な選択と致命的な結果を招く可能性があるが、魔女集会に所属する様々なキャラクターの目線で出来事に関するエントリーを呪文書に書き込み、呪文書を充実させよう。

■ デッキ構築型TRPGのSRDが現れたとか?

「Freelancer's Guide」は、メガコーポに支配されたはるか未来の銀河で生計を立てようとする輩どもとなって遊ぶTRPG。(参考作品はカウボーイビバップなど)

あなたと数人の友人は、企業に支配された銀河系で、会社の奴隷にならないことを選択した輩たち(w 。あなたとあなたのチームは、強盗や襲撃などのミッションをこなし、お金を集め、隠れ家・船をアップグレードし、名声を広めよう。

このゲームの最大のウリは、Gloomhavenというボードゲームからヒントを得たトランプ・デッキ構築型システム『C22』のモデルケースとなっていること。ユニークなキャラクター成長と、引いたカードを使って完全な「魔法」を作り上げることを可能とする。1つのミッションは1〜2回のセッションで完了する設計となっており、長期キャンペーンをこなすことによってデッキ構築としての面白さの真価がわかるようだ。

このトランプ・デッキ構築型SRD『C22』は、物理版を作成するべくkickstarterで資金調達チャレンジを後日行うとか。Gloomhavenは未プレイだが、このSRDはとても興味がある。

■ 私はこの吸血鬼の国から生きて出られないだろう……

ジャーナリングRPG「Alone in the Bloody Demesne」でのあなたは、領主が吸血鬼の疑いがある国を調査する神殿の聖調査員。簡単に入国できたが、あなたはすぐに悍ましく、気まぐれで、不思議なものに囲まれた風景に囚われてしまった。あなたはもはや生きてこの国を出ることはできないだろう。出来ることは見たものすべてを記録し、それがいつの日か誰かの役に立つことを願うだけ……。

Takuma OkadaAlone On A Journeyをベースにしているため、基本的にはプレイヤーが飽きるまでゲームは続く。しかし、概要にあるようにこのゲームの最後は「死」で締め括られるようだ。

■ なんてホラーなウマ娘(おぃ

ボディ・ホラー(自分の身体が人ではない何かに変貌する)ジャンルのジャーナリングRPG(LARP)「HORSE GIRL」でのあなたは、何をやっても上手くいかず絶望の淵にいる20代後半の女性です。そんなあなたに希望の光を見せてくれたのは、知的でハンサムな若い医師と出会った。その日から、彼を愛することが人生と目的となる。
そして、ついに彼と一緒に暮らせることになった!

「僕の手術を受けて馬に生まれ変わることが条件」と言われたけど、私は受け入れた。そう、これは人でなくなる過程を記録する。Wretched&Aloneに基づいているため結末は「あー(悪い方の納得)」と思ってくれて大丈夫。後は、プロンプトを読み解くにつれてマーカーを使用して自分の体にドットを書き込むことになるらしい。ヒィィィ

■ 奇妙で神秘的な国立公園で1シーズンをすごそう

ジャーナリングRPG「Woolly Swamp」はDisaster Tourism GamesのEvergreen Wildsからインスパイアされたゲームで、奇妙で神秘的なWoolly Swampでパークレンジャーとして1シーズンを過ごす日記を付ける。地図、キーワード、天候のプロンプトを使って、公園で過ごす各週にユニークなイベントと出会いの物語が語られることになるが、“奇妙で神秘的”と言われているだけあって何が起こるかはわからない

■ ウォーハンマーの世界を人の手で再現すると……

TRPGやミニチュアゲームとなっている「ウォーハンマー」。もちろん、そのLARPイベントも存在している。今回は、2020年度イベントレビュービデオを見て「俺たちがもっとスゲーの撮ってやるぜ!!」と熱に支配されたアマチュア勢によって制作されたクリップが公開された。

海外の大型イベントの映像は、本当に目の保養です(↓のリンク先は2分10秒の動画クリップ

https://rutube.ru/video/ed92424f342ae2ee4b106e5ff54d168c/

■ LARPにおける「出血」とは

LARP、特に北欧LARPではよく見かける表現である「出血」。これは、キャラクターとして感じた感情がキャラクターという鎧を通り抜けて実体あるプレイヤーに影響(もしくはダメージ)を与えるという現象のことを言う。

昔、TwitterのTLで「そんな大袈裟な」と少し議論になったことがある(詳細は思い出せないが)。私自身はキャラクターと同調して実際に体調が悪くなる現象を実際に体験しているため、決して大袈裟とは思っていない。

今回の記事は、キャラクターとして恋愛をしている状態で、プレイヤーとしてリアルに結婚したら心に不調を抱いたブロガーがLARPにおける「出血」について解説をしている。

■ え、俺ら食材ですか!?

TRPG「Bakto's Terrifying Cuisine」では、あなたたち冒険者パーティが「悪魔の料理人パクトの住処」というダンジョンに入ったところからスタートする。このダンジョンを攻略完了する条件は「悪魔に危険な程美味しい料理を作る」もしくは「自分たちが食材になる」こと。さて、君たちは料理人を満足させるだけの想像力と技術はあるか?ダンジョンを攻略しながら6つのマジックアイテムと10種類の強力な食材をゲットして、彼の前に立とう!

■ 私は、ピザを配達するときだけヒーローとなる!

このTRPG「Pizza Heroes」は、実際にピザを注文してから……届いて最初の1切れ目を口にするまでをプレイ時間とする。キャラクターはピザを配達するときだけスーパーヒーローになる「ピザヒーロー」の物語を創ろう!! 

これの元ネタはジェフ・ストーマー(@PartyOfOnePod)氏による「オリーブガーデンLARP」らしい。これは、実際のオリーブガーデン/Olive Garden Italian Restaurantでメニューを注文し、注文したメニューが届く度に設定しておいたコミュニティの時間が進んで新たな問題が発生する。それを解決しながらコミュニティが発展する様を語り継ぐようだ。満腹になるまで食べる必要があるようでハイカロリー必須。ピザと良い勝負??


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