見出し画像

2/6の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

ウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、多分だけど日本語化されていないものです。あしからず。


昨年開催しましたライブ・ジャーナリングRPG「Remember August」の参加者を募集中。多分2/26に締め切ると思います。

今年は願掛けしたものが届かなくても、これ以外にもゲームを開催して……できると思いたい!(志低め)
ギブミー、パワー


■ ダンスで会話するLARPが資金調達チャレ中

「Strictly Between Us」は、2-20人まで遊べる3時間ちょっとのLARPゲーム。恋人関係のキャラクター・ペアとなって“付き合い始め”と“破局し始め”の2幕を、会話ではなくブルースダンスによってロールプレイをしながら変化していく人間関係の複雑さを探求していく作品である。
遊びを通して、表現力豊かなムーブメントの力を発見する】
というキャッチコピーにグッとくるものがあったけど、ルールの構成に“身体的、精神的な安全性を確保するための入門ワークショップ”まで盛り込まれているのがステキ。LARPのルールは、ジャンルや遊び方が違えど(軽量ルールであっても)ワークショップまで盛り込んで欲しい(精神的安全性は、TRPGなどにも流用できるし)。

■ 紀元前の戯曲を……多分再現します! / LARP

「Kolax, or The Flatterer」のkolaxとは、紀元前300年頃、劇作家メナンダーによって書かれた戯曲だと言われている。今ではほとんど失われていて、残っている部分だけでは全体像すら把握するのも難しい状態だ。そこで、私たちは失われた戯曲を、遊びを通して再構築しようとする試みを行うことにした。
プレイヤーは常にキャラクターを入れ替え、ステージに出たり入ったり、巨大なマスクで姿勢を正したり、朗読、即興、言葉遊びに興じることになる。
ゲームデザイナーが「これは、学術的目的でも研究目的でもなくあくまでゲーム! 学者達の努力の結晶をゲームにしちゃってごめんなさい」と謝罪しているところが、何とも好印象(ぇ

■ ヴィクトリアンオカルト探偵・再び / ソロRPG

以前Noteにも書いた様な気がするソロRPG「Sworn by Ghostlight」でのあなたは、オカルト探偵。ヴィクトリア朝のロンドンにインスパイアされた呪われた街モナズストーンでは、ひび割れた月から降り注ぐ光によって幽霊や死霊、グールが沸き続けている。場所と手がかりを調査し、容疑者や目撃者を尋問し襲撃者を撃退!捜査を解決!事件を解決! (1〜2回のセッションで解決)そんな本作は、Ironswornを簡略化したルールを採用している(色々なゲームが、Ironswornを簡略化してる気がする)。
今回は、街の地下部分を探索して失踪事件を追うことになる。失踪する人たちの共通点は“失踪前に不自然な行動をする”、“失踪後に壁に奇妙な彫刻が残される”の2点。さて、これは何の仕業だろう?

■ 俺はクローンじゃない、オリジナルだ! / LARP

「Denatured」は、6人推奨(PL5人、GM1人)の2時間程で行われるChamber LARP。クローン実験から10年後、今日は最後の研究結果のためにあなた達は研究室に戻ってきた。
「クローンは設定通り10年で終わるのか」と確認する。
そして、誰もが信じている「自分はクローンではなく、生きて研究室を出るオリジナルだ」と。

これは、卓上LARPとして遊んでも面白そう。

■ ファンタジー世界の魔法使いが次に目覚めた時、世界がサイバーパンクだった件 / ソロRPG

「WANDS & LASERGUNS」でのあなたは、ファンタジー世界の魔法使い。いつ、どうやってこの未来に辿り着いたのかはわからない。だが、目にしている風景は確かにサイバーパンク!? しかも魔法の力が弱まってしまっている。帰る方法がわからない以上、この世界の流儀に慣れていくしかない。
というわけで、レーザーガンを装備した!!

割と戦闘メインのソロRPGらしい。ashcan版はすでにリリースされているが、新レイアウトとイベントのボリュームを増やすためにcrowdfunderを利用して資金調達チャレをしているらしい。あー、確かにashcan版は見づらい。でも、設定は好き(w

■ あ、どうも初めまして。死神始めました / ジャーナリングRPG

「Became Death」でのあなたは、新人死神。あなたは魂を選んだ死後の世界へと導き、人間であった自分自身のこれまでの存在を振り返ることになる。自分の人生に安らぎを見出しながら、死神としてのノルマを達成し、待ち受ける死後の世界へと逝く(行くではなく!?)のです。

生と死、世界を覆い隠すヴェールの謎について頭を悩ませるだろう。トランプとD12が必要。

■ 神話生物を探そうと無茶無謀をする人たちの記録 / ジャーナリングRPG

「Satheru the Mayhem Beast」のあなたは、無限に続くように見える海を渡ろうとする冒険家。神話生物「サザルー」を見つけ出そうと試み、不運にも大海を横断することになってしまった。自分自身に関する記録や、海の上を漂流しているボトルメールの内容・返信を日記に書き記していることになる。ゲーム自体はタロットカードを利用する。大アルカナが提供するイメージに合わせて世界と物語を構築していくことになる。

(主人公が)不運のジャーナリングRPGとは、面白いキャッチである(w

■ 私は賢者の弟子であり、いずれ賢者になる者 / ジャーナリングRPG

「A Sage's Salary」のあなたは、賢者の弟子。あなたたちの生活を記録する2幕のジャーナリングRPG。
前半は弟子パート(何故かサラリーマンと訳されるw)。賢者の仕事に対する報酬として差し出されたあなたは、選択の余地なく賢者と一緒にあちこちを旅をする。どこにでも行け、戦争や死の歌があなた達の横を通り過ぎる。賢者の元でどんな時間を過ごしたかによって、後半の賢者パートが変わってくる。
後半は賢者パート。自身が賢者となって弟子を取り、どの様な経験を積ませるかを決めなければならない。

久しぶりの三つ折りパンフ型。

■ 10〜11歳でこんな内容を勉強するのか / LARP

「The Monster's Last Request」は、11-12歳向けの倫理(緩和ケア・安楽死・生態系の持続可能性)か理科(侵入種と、生態系から頂点捕食者を取り除くことの影響)の授業をするためのEduLARP。6 匹の森の動物が、瀕死の母グマと子グマをどのように扱うかを決めるために話し合う事になる。

ゲームページに、1週間前に同テーマで倫理か理科の授業をすることと、保護者の同意書に関する注意書きなどもきっちり書いている。
さすが、大学院で作られたゲーム。トランスフォーマーティブゲームデザインなんていう専攻があるのかぁ。

■ ジャック、お前はこのジャック様が追いかける! / ジャーナリングRPG

「Hit The Road, Jack」は、1人or2人用の血、暴力、麻薬、犯罪、死について言及するジャーナリングRPG。キャラクターとして“犯罪者ジャック・ビー・ニンブル”か”法執行官ジャック・ビー・クイック”を選択し、無人の高速道路を横断しながら追いかけたり・追いかけられたりを続ける。タロットカードの大アルカナだけ(正位置・逆位置を利用)。そこで心理調査や対処すべきイベントが発生し、最後は4つの結末のうちの1つが当てはまる。

タロットの位置まで利用するゲームは、滅多にお目にかからないかも。
最初、このページを読んだ時「2人のキャラを行き来する」的な間違った解釈をしてしまったが、それもアリなのでは?(w


今週は、こんな感じで。

よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。