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人生哲学とは、人の生き方について自分なりの方針を持つこと

 私には子どもたちと接するときに大切にしていることがあります。

・学校は楽しい場所であるべき。そのために担任は率先して楽しい雰囲気を作るべし。

・教室は間違えるところ。みんなで間違えてみんなで成長しよう。

・心を耕す

 これらのことは、授業中だけでなく学校での生活でも大切にしています。だから、授業中は担任が率先してオーバーリアクションで子どもに反応したり、表情をくるくる変えたり、メリハリある指導をしたりします(学校は楽しい場所であるべき)。

 さらに、子どもの間違いを責めるより、その間違いをしないためにどうすればいいかを一緒に考えます(教室は間違えるところ)。

 指導したことは簡単に子どもに定着しません。だから言い方や説明の仕方、指導の方法を手を変え品を変え、繰り返し指導します(心を耕す)。

 このような、一本の筋が通った「人生哲学」が、学級経営には必須です。子どもたちは「この担任の先生はこういう価値観をもっていて、物事に対してこういう対応の仕方や捉え方をするんだ」というのを、言葉ではなく子どもへの接し方や行動で示す。

 これが、子どもにとって値千金に当たる教育となります。

 逆に、人生哲学のない先生は、場当たり的な指導、気持ちや気分に流される指導、そのときによって捉え方の違う価値観で判断され混乱を招きます。

 人生哲学をもつことは、日々の些細な声掛けや子どもへの接し方に大きく影響を与えます。

ワンピースのシャンクスって知ってますか?

 人生哲学をもった人を探すのはなかなか難しいかもしれません。個人的な意見になりますが、ワンピースという漫画のシャンクスというキャラクターに、私は人生哲学を感じます。ワンピースの1巻に登場しますので、きっと手に取りやすいかと思って例を出しました。

 シャンクスの人柄は、「人生楽しく過ごす」「自分が人にバカにされても気にしない、怒らない」「友達をバカにするやつは許さない」です。

 シャンクスが山賊に絡まれたときも、バカにされても一切手を出しません。山賊と張り合うことは一切興味がなく、そこにプライドもないからです。水をかけられても難癖つけられてもやり合いません。そんな安いプライドではない。

 でも、友達を傷つけるやつは許さない。自分の大切な人を守るためなら、ケンカだろうが腕を食われようが構わない。そんな生き様です。

 漫画の話なので現実とは違うかもしれません。でも、信念をもって生きている人って、いますよね? 教員も、価値観を明確にもてばいいんです。そしてそれを子どもと接するときに大切にすればいいんです。

 教員は、正論を言うマシンではありません。いや、そうあってほしくないって思います。それより、自分の人間らしさを大切にしてほしい。

 人生哲学を子どもに語ることは、まさに「自分の生き方を伝えること」です。そして、普段の振る舞いにもその人生哲学を反映した行動をしてほしい。それが、子どもの人間理解という最も大切な学習の一つになると思っています。

夏休みにぜひ作ってほしい

 人生哲学なんて普段考えたこともないと思います。そこで、ぜひ自分が大切にしている価値観を、言葉にしてほしいと思っています。

 言葉にすることで、意識することができます。だから、冒頭で話したように、ぜひ短い言葉で表してほしいです。そして、筋の通った接し方をしてほしいと思っています。 

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