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M1ファミリー勢揃い

3月9日午前3時に行われたApple Event。
Apple TV+新作、第3世代iPhone SE、iPad Air 5、そしてMac StudioとStudio Displayが発表された。

最高峰解禁

何と言っても今回の主役は、Mac StudioとM1 ULTRAだと思う。

2020年6月、WWDC20にてMacのApple Silicon移行が発表された。10月にM1 Mac mini、MacBook Air、13インチMacBook Proが発表され“M1の衝撃”が走った。
翌2021年には、M1 PRO/MAX搭載のMacBook Proが発表され、プロ/ハイエンド向けMacにアプローチしてきた。
そして今回発表のM1 ULTRAは、まさに“M1の最高峰”。そのパフォーマンスは計り知れない。

一番の驚きは、Apple Siliconへの移行を宣言どおり2年間でやり抜いたこと。まだMac Proが残っているものの、イベント内で「Mac Proは次の機会に」と触れられた。今年のWWDCで発表されるだろうと噂されている。

この2年での移行、まあAppleのような世界トップクラスの企業だから、当然計算ずくの計画だったんだろうけど、2020年時点でどこまで製品化が見えていたのだろう?
M1ファミリーの設計として、エントリー/プロ向け、デスクトップ/ノートブック、製品分類よってチップ設計されているところも用意周到というか何というか。しかもiPad ProとiPad Airに載せてきたのも計算通りだったのかしら?

ここ数年、Macはコスパが悪かった。そのせいでWindowsにユーザが流れてしまったという話も聞く。そんな状況を打破しようとApple Siliconへの移行を着々と計画していたんだろう。単にチップ変更するだけじゃなく、圧倒的なパフォーマンスと省電力性能を売りにして。

パフォーマンスだけで言ったら、おそらくIntel、AMD、NVIDIAのチップの方が高いものもあるんだと思う。ただ省電力性能という、なかなかユーザの見えない部分を売りとしてアピールしているのも、Appleが掲げる2030年に向けたカーボンニュートラル施策の一環なのでしょう。

いずれにせよ、M1チップの登場によって数年の時が止まっていたMacの価値が戻ってきた気がする。2〜3年ぐらいの周期でアップデートされていくんだろうけど、これかのMacの進化が楽しみだ。

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