濃野のあたまの中
はじめまして
皆様、はじめまして、こんにちは!!株式会社FingerVision 代表の濃野友紀です。
大学発スタートアップでロボティクスにどっぷり浸かってます。
ホームページやインタビュー記事などでは、十分に掲載しきれない会社の中のこと、ビジネスのこと、技術のこと、さらには個人的な妄想・野望など、「濃野のあたまの中」をざっくばらんに色々と書いていこうと思いますのでよろしくお願いします!
もちろん一度には全部書けないので、定期的にアップしていこうと思います。今後どんなことを書いていこうかな、と思っていることをキーワードだけ並べてみました。
ミッション/Values/創業ストーリー/ビジネスモデル/大学発スタートアップ/CEOの仕事/BCGで学んだこと/電通で学んだこと/NTTDで学んだこと/3本の矢/苦労話/倒産危機/社会実装/組織開発/経営イニシアチブ/グローバル展開/宇宙 などなどです。
当たり前ですが、すべて私見です。色々な意見や考え方があると思いますが、まずは自分から情報発信をして、様々な意見をもらい、議論して、どんどん妄想・野望を昇華していきたいと思っています!
こんなの書いたら?とかあれば、是非是非ご意見ください!
本日は初回投稿ということで、FingerVisionのミッションに込めた想いついて書きます。
FingerVisionのミッション
人とロボットの可能性を広げ社会システムをアップデートする
FingerVisionのミッションはこれです。
創業当初から、いろんな切り口でのラベリングできる会社かなと思っているのですが、その中の1つはもちろんロボットです。
ロボットのスタートアップです。
で、ロボットとなると、
・ロボットそのものが魅力的で面白い
・ロボットのこだわりの技術をなんとか世の中で使えるようにしたい
・提供価値としては「自動化」だよね
というのがよく聞くキーワードかなと思いますが、当社の目線は違うところを見ています。
それはつまり、「社会システムをアップデートする」ということです。
ロボットがアイデンティティですし、チームメンバーみんなロボット好きですし、ロボットの技術に圧倒的な自信があるのは間違いないです。ただ、ロボットはあくまで「How(=何かの解決の手段)」であって、我々の存在意義は何か?と問われれば、それはロボットで何かをすることでなく、あくまで社会システムを次世代型にアップデートしていくこと、そして社会課題を解決していくことである、と強く思っています。
その決意・こだわりはどこまでいっても決してゆらいではダメだと思っていて、ミッション・ステートメントとして大切にしています。
当社は大学発スタートアップでありシーズ・技術が起点となって生まれた会社であり、技術に自信があるからこそ、「お客様にとっての付加価値」にこだわる、「ロボットを使ってもらってよくなったよね、という結果にこだわる」というところが大事だと思っています。
似たようなことを何度も書いてますが、繰り返し繰り返し、ということで。
また、その前についている「人とロボットの可能性を広げ」というところですね。これも、当たり前な話なのですが、人とロボットや機械はそれぞれ強み・弱みが違っていて、ゼロイチの話ではないよね、という考えをしっかりもつために定義しています。
ロボットの会社として、最新の技術を駆使しロボットの可能性を広げることに取り組みつつ、同時に人の役割定義や人だからこそ出せる付加価値の可能性もどんどん理想的な姿に近づけていきたい、という想いを込めて明文化しています。
ミッション・ステートメントと日々の行動
こういったミッション・ステートメントがどのような会社の意思決定やカルチャーにつながっているか、というところですが、例えばでいうと、案件や開発テーマの優先順位をつけるときは、シンプルな自動化を目指すだけの案件・テーマよりも、そのロボットを導入することによってプロセスが変わる、バリューチェーンが変わる、大きな変化が見込める可能性の案件にリソースを投入しようね、という議論や意思決定をする時に活かされています。「これって我々がやる意味あるんだっけ?」ということを自問自答する感じです。
また、その後、案件化してロボットの実装を進めるフェーズでは、「仕様や性能をミートさせた」ということをゴールにするのではなく、それによってお客様にとって何がどれほどいいことがあったのか、を常にプロジェクトのゴールとして進めるようにしています。
これは言うのは簡単なんですけど、実際にやるのはものすごく大変です。特に開発目線で。一筋縄でいくような案件は多分ないんじゃないですかね。
でもそれでも「我々は自動化とかロボットの開発とかを目的で苦労しているわけではなく、社会システムを次世代型に変えていくためにやっているのだ」というベースラインがあれば、案件に対する向き合い方や、気の持ちようも変わってくるかなと思ってますし、実際に修羅場を迎えた時にこその底力に繋がってきているのかなと思います。
これ、とても重要。
FingerVisionも会社として成長していて、どんどん新しいメンバーが加入している中で、全員で同じ熱量のミッションに対する「断固たる決意」を持てているか、と言われると、正直道半ばです。
ただ、これは最も大切なCEOアジェンダの1つだと思っているので、地道に地道に、あの手この手を使って、取り組んでいます!
営業チームの中には、お客様にファーストコンタクトで会社説明をするようなミーティングの中で、会社の沿革や技術説明の前に、まずは「会社のミッションの共有から入る」ことを実践してくれている人もいて、そういうのをみていると、とても嬉しく思っています。
まだまだがんばらないとですね!!
濃野友紀