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タニモクの効用

タニモクってご存知?
というほど私も知っている訳では無いのだが。

いつもの通りVoicyで、
やはりお馴染みの尾石晴さんから、
そして晴さんが1日パーソナリティを務めたパーソルキャリアの放送で知ったこれ。

「他人に目標を決めてもらう」だって。

なにそれコーチング?
それとも横暴な昭和の鬼コーチってこと?
と思ったら、ちょっと違った。



ざっくりね。
・お互いに利害関係の無い3人ないし4人が集まって
・1人がやりたいことや考えていることを絵で伝えて
・他の人は「自分だったら」でそれに対する考えを述べる
・それをヒントにしてもいいし
・そんな考え方もあるんだなあと受け取る


そう、「自分だったら」である。

タニモクというよりもこれ、
「自分だったら」の効用がとんでもなかった。


悩みとか、
悩みというには大げさだけどなんだかモヤモヤしてることとか、
ケースバイケースで正解なんか無いことは分かってるけど私と家族にとっての最適解を選びたいこととか、
そんなことって
めっちゃある。
ありすぎる。

特にワーママの私たちは、
・自分のやりたいこと
・現実的にできること
・ワークライフバランス
・子どもたちのため
 └本当に自分の子どもたちにとっていいことなの?
 └一般論や◯◯すべきに振り回されてない?
 └ねえ本当に自分の子どもたちのためになるの??

ということをぐるぐるぐるぐる考えることになる。

それはもう無数の絶え間ない大小様々な選択肢に関して。
ぐるぐるぐるぐる。

答えもないけどリソースもない。

それでもなるべく自分たちにとって良いことを選択したい。
ぐるぐるぐるぐる。



晴さんリスナーの最近お友だちになった人とやってみたの。
利害関係はほぼないが、2人だったけど、絵は使わず口頭だったけど。
お互いの悩みというほどでもないことを話して、
「タニモクいいですか!私だったらね」
と話した。

この状況これまで何度となくあったはずなのに、こんなに遠慮なく「私の考え」を伝えられたことはない。

だって他の家庭には介入すべきではないし、そもそも答えやアドバイスを求めてもいない。

同意もしくはやや大げさなリアクションがママとしてする会話の応酬の鉄則だ。


でも、タニモクを知ったうえでの「私だったら」は、
・アドバイスや答えではない
・100%その人だったらどうするかという話なだけ
・参考にしてもいいししなくてもいい
がお互いに分かっているので、
発する方も受け取る方もめちゃくちゃに気がラクなのよ。


変な気遣いも遠慮も枕言葉もオブラートごっそり取り払った率直な「考え」が聞けるので、逆にすんなり相手の「自分だったら」を「自分でもそうかも」に置き換えられる。

彼女との会話はいつでも気付きが多く満足度も高いのだけど、
今回はさらにお互いの来年どうしようかな〜にスパーン!と
「確かに!え!それだわ!私も!私もそれ!」
が見つかった。

可能性を考え尽くしたつもりなのに、2分前に考え出した他人の意見がとんでもなく新鮮なんだという大発見。

いやあ、会話って無限の可能性だよね。


「タニモク」としてnoteのアカウントも持っていらした。


面白いよほんとこれ。
知ってるのと実際にやってみるのとでも本当に違うので是非やってみてほしい。
2人でも、口頭でもできたわよ。


世の中全員がタニモクを知って「私だったら」の素地がある会話を楽しみたーい!!



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