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就職活動に苦戦していた頃の私に告ぐ。貴女は「やりたいこと」を軸にしてはいけなかった。

いきなり説教がましいタイトルから始まりましたが…
文字通り、今回は過去の私が勘違いしていた就職活動についてお話したいと思います。
万が一このタイトルを見て不安になった就職活動前の学生さんがいたら申し訳ございません。自分に向けた言葉なのでタイトルが厳しくなってしまいましたが、ここからお話するのは私の失敗談なので「こいつのようにはならないぞ」ぐらいの感覚で読んでいただけると有難いです。自身の振り返りということもあり、いつもより更に長文ですが、ご了承ください。

前置き(私の就職活動について)
ツッコミ①マインドだけで企業を決めないで
ツッコミ②軸は「やりたいこと」だけじゃないよ


前置き(私の就職活動について)
さて、私は現在大学4年生で来春から就職することになっています。しかし、それまでの道のりはなかなか無茶苦茶なものでした…。
就職活動を意識し始めたのは3年生の春、すぐにマイナビやリクナビ、その他のナビ、スカウト型ナビなどに登録して、インターンシップの情報を集めて…夏休みは1日限定のインターンシップを10社以上参加していました。
そして選考に参加し始めたのは3年生の1月から。地方の学生のなかでは行動の早い部類でした。
しかし、解禁(4年生6月)前の内定が流行り、周囲が5月ごろに一気に内定を獲得していくなか、当時の私の内定は0。最終的に、就職活動を終了したのは10月31日、ハロウィンの日でした(それまでに不採用通知は30社ほど頂いてました)。しかも未だに内定先に、わずかながら不安を抱いています。
では私の何がいけなかったのでしょう?当時の私へのツッコミを添えてお伝えします。

ツッコミ①マインドだけで企業を決めないで
3年生から様々なインターンシップ(というより、企業セミナーに近いものが多かったですが)に参加した私は、自分が「ワクワクする企業」と「ワクワクしない企業」があることがわかっていました。そして、「ワクワクする企業」こそが私の就職すべき企業だと思ったのです。

ワクワクした企業の部類を挙げると…
「お客様への幸せのために全力を尽くして1日を作り上げていくブライダル業界」「取り扱っている商品自体がワクワク、某大手アニメショップグループ」「小学校の時夢だった、ゲーム開発の企業」「楽しく仕事しよう!がモットーの地元で色んな事業していた企業」「夢をかなえる!みたいな(うろ覚え)スローガンのメガベンチャー企業」etc…

こうして文字を打つだけでため息が出てしまうほどですが…
そうです、私のワクワクした企業というのは、本当に様々で、業界や職種どころか勤務地も本社の場所も企業規模もみーんなバラバラでした。
別に、業界や職種を絞らないといけないわけではありません。
問題は、たいした「軸」もなく企業理念や事業内容を聞いて「ワクワクする」という理由だけで片っ端から選考を受けていたことです。
たぶん、「自分の好きなことを仕事にしたい」ぐらいしか考えてなかったと思います。当時の私は大真面目で、選考に通るために完璧な志望動機を一度に何時間も考えて書いていたものですが…いざ面接で「何がしたいですか?」「将来どうなりたいですか?」なんて聞かれたら一発アウト。必ずどこかでボロが出て落とされていました。

ツッコミ②軸は「やりたいこと」だけじゃないよ
就職活動を始めると、必ず「軸を決めよう」という話を聞くと思います。
私の場合、その話を初めて聞いたのは就職活動を支援してくれる学生団体の、カッコいい先輩方からでした。
先輩方は「納得のいく就活を、本当にやりたいことに繋がる就活を」ということで、自分自身も高い志を持って就職活動に臨み、成功した方ばかりでした。そして、そんな先輩方には当然、志の高い就活生が集まります。私は自然とその中に入っていました。
「自分は人材業界で~~なことがしたい」「自分は将来起業したいからまず~な企業で修業したい」などなど…、やる気に満ち溢れた学生達に影響された私は、自分のやりたいことを沢山考えました。

しかし、私の場合はこれが向いていなかったのです。今だからわかります。
なぜなら、結局確固たる「やりたいこと」がなかったからです。
先ほどの学生達は、昔からの夢だったとか、自分の信念はこうだ、とか…ずっと温めた思いがあったからこその「やりたいこと」だったのです。
私の「やりたいこと」は、その場で考えた単なる思いつきに過ぎなかったのです…。
そもそも各方面から影響を受けやすい私は、コロコロとその「軸(やりたいこと)」が変わってしまうタイプだったのです。正直、今も「やりたいこと」がわからないぐらいですから…。

この文章を書きながら、「じゃあどうすればよかったのよ!!」と過去の私の絶叫が聞こえてきます。では今の私がお答えしましょう。
「やりたいこと」ではなくて「こんな生活がしたい」で軸を決めればよかったのです。
例えば、今の私が抱いている将来への希望というのは
「地元で仕事したい」「家族と家でのんびりする時間を保ち続けたい」「何かを創り出す、アーティストのようなことをしてみたい」「関心を持ったことは何でもやってみたい」「貯金したいので、月に手取りで××万円欲しい(初任給)」というものです。
(ちなみに、先ほどの内定先が「不安」と書いたのは、これをすべて満たせる就職先ではなかったから。)
当時もしこの考え方があれば、「もう東京まで行くのはやめて地元だけで就活しよう」「ここは待遇がいまいちだから受けるのやめよう」「ここはあまり関心がないけど、しっかりお休みがとれるからお休みの日にやりたい事に挑戦しよう」と色々考えられました。
もし転職する機会があれば、必ず「こんな生活がしたい」条件を見直したいと思います。

さて、実はまだ書きたい内容があるのですが…
さすがに長すぎるので、一旦ここで終了にしたいと思います。
こんなに書けるとは自分でも驚きです。よっぽど後悔しているのでしょうね(笑)

それではまた~

野乃

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