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C&K「ドラマ」にみる劣等感を達成感に変えてしまう感情の正体とは?

ドラマ「サバイバル・ウェディング」の主題歌、C&Kの「ドラマ」。
軽快なテンポと爽快な歌声で前向きな気持ちにしてくれますが、中でも心を揺さぶられたフレーズがあります。

♪ 劣等感を達成感に変えてしまう 感情の正体

どうすれば劣等感というマイナスの感情を、達成感というプラスの感情へと変化させることができるのでしょうか? 感情を変化させる正体はどこからくるのかを探っていこうと思います。

1.ドラマ「サバイバル・ウェディング」

2018年に放送され、主演を波瑠が演じました。
出版社勤務29歳の黒木さやかは、30歳の誕生日に結婚式を挙げようと寿退社します。しかしフィアンセの浮気が発覚し、まさかの婚約破棄。
拾ってくれた曲者編集長のもとで、実際に婚活しながら連載コラムを担当することになります。しかも半年以内に結婚できないと「クビ」という条件付きです。
型破りな編集長、宇佐美博人を演じたのが、伊勢谷友介でした。海外ブランドのマーケティング戦略を恋愛に応用するという、とんでもない恋愛テクニックを伝授していきます。編集長から飛び出す独特な格言が、ドラマにスパイスを与えていました。

そして、このドラマの主題歌を歌ったのがC&K。
原作を読んで書き下ろした楽曲で「いろいろあるけど元気にいこう」と、頑張っている全ての人に向けた応援ソングになっています。
サビでは、女性が歌っていると思わせる高音の旋律に驚愕します。

曲の最初に、こうあります。

♪ 変りもない日常が 劇的に変わることなどない
 ドラマみたいにはいかない けど この役は譲れない

劇的なことが起こるわけではない日常、ですがこのドラマの主人公は紛れもなく「自分」。誰にも譲ることは、できないのです。

2.劣等感を達成感に変えてしまう 感情の正体はどこからくるのか?

自分というドラマの主人公ですが、特に何か優れた点があるというわけではありません。どちらかというと、自分に自信がなく劣等感を抱えています。
ですが劣等感に押しつぶされるのではなく、それを逆手にとってしまう図太さもあります。

なぜこんなことができるのでしょうか?

確かに今の自分に満足しているわけではなく、他人と比べて劣っていると感じている部分があるに違いありません。ですがそのことで落ち込んでいるわけではないのです。むしろ自分の弱さを受け入れ、そんな自分を認めているように感じます。

劣等感を逆手にとれるパワー。
原動力は、周りに左右されない「自分軸」から沸き起こっているのではないでしょうか?

3.なぜ自分軸があると劣等感を乗り越えられるのか?

自分軸を見つめ直すには、3つのポイントがあります。

①自己受容感
いい面も悪い面も含め、ありのままの自分を受け入れることです。
劣等感がある自分を、そのまま受け入れてあげることが大切です。

②自己肯定感
受け入れた自分を否定せず、肯定的に認めてあげることです。
自分のウィークポイントを肯定することで、その先になりたい自分が見えてくることがあります。

③自己効力感
自分軸で生きるということは、自己中心的ということではありません。
自己中心的に生きると、人から奪うことがあるかもしれませんが、自分軸で生きると、自分が誰かの役に立っているという気持ちが根底に流れています。

自分軸を見つめ直すと、自分の考えや大切にしたいこと、自分の価値観が見えてくるようになります。

劣等感を感じるような自分のいまを、冷静に受け止め前向きな未来を思い描いた時、大きなパワーが生まれてくることでしょう。

♪ 捻り出した作戦が 明日の景色を変えて行く

4.行動へ

♪ ただ待ってるなら 感じるまま 風をたより 走りだせば 
  ほら 動き出す

考えているだけでは何も変わりません。
疾走感のあるメロディーが行動を促しています。

♪ 追いかけた足跡が道になるから

振り返れば、あなたの歩んだ道ができています。
行動したことは確かな形となって表れ、次の行動へと誘います。