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"生まれた"僕ら

離婚と結婚を繰り返す親の元に生まれた子どもは、いつしか理解した。

僕(私)という存在は、とある男女が愛を示した結果にすぎなくて、この顔も性格もなにもかもランダムで出来あがったゲームのガチャみたいなものなんだ。
父と母はお互いの存在しか目に入ってなくて、だから二人の間の理由だけで別れてしまうんだ。

子どもなんてただの賑やかしの背景。
二人の愛を盛り上げるための小道具。
飽きればただの重荷と障害物。

僕(私)たちは、望んでこの世界にやってきたわけじゃない。
ただ、親に"産まれた"だけの存在なんだ。

2018/10/28

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