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毒親って言っちゃダメって、誰がダメって言っているの?

本noteは「自分の親のことを、家族のことを嫌う自分って悪い人間なの。。。」と悩んでいる方の一助になることを願って書いています。


毒親とは

毒親とは、子供に身体的、感情的、心理的な害を与える親のことを指します。その行動や特徴は多岐にわたります。例えば、身体的虐待や感情的虐待、過干渉、否定的な言動、制限、無関心な態度などが挙げられます。毒親はしばしば自己中心的であり、子供の感情やニーズを無視し、自身の欲求を優先させます。

この時、明確な身体的虐待であれば「私の親は毒親だった」といえるのに、、と私は思ってしまいます。
私自身は、身体的害を与えられたこともありますが、一部の生家の人間の、一定数ストレスのたまったときにのみのため、そこまで”身体的虐待があった”と認識することができていません。
また、感情的、心理的な害、過干渉、否定的な言動は「あなたのためを思って言っているの!」と言われてしまうと、「そうなのか、、私がおかしくて、直さなくちゃいけなくて、それを言ってくれるのか」と感じてしまう。愛であると錯覚してしまいます。
それが、生まれた時に体感する初めての”社会”であれば、認知がゆがんでいくのは当然、とも言えます。

毒親の子供に与える影響

毒親の子供には深刻な影響が及びます。自己価値感が低下し、不安や抑うつに苦しむことがあります。また、社会的な関係性や信頼感にも影響が現れ、将来の人間関係や職場での対応にも影響を与える可能性があります。心理的なダメージは長期にわたって続く場合があり、治療やサポートが必要です。

ここでポイントになるのは、「自分の親、家族が毒親、毒家族だ」と自分が認識できること。だと思います。
衣食住に困らず、学校にも行ける自分の家族が”毒”であると思ってはいけない、という感覚が私にはありました。こんなに恵まれているのに嫌ってはいけない、育ててもらっているのに嫌ってはいけない、それらの自己暗示で生家の人たちに合わせた自分を作り上げていっている感覚が私にはありました。
それに伴って、自己肯定感、自己効力感が著しく低く、自責で物事を考えることが強く、常にだれかの顔色を窺い「よく思われるよう」「嫌がられないよう」「怒られないよう」に過ごしてきました。
今では、私の暮らしていた家は”毒家”であったと認識していますが、幼少期から長い期間その状況で過ごしたことによる心理的ダメージは今も癒えていない状態です。

毒親関係への理解と対処法の重要性

毒親関係への理解と対処法の重要性は言わずもがなです。親自身もその問題に気づき、必要な場合は治療やカウンセリングを受けることが重要です。さらに、一般の人々も毒親関係の兆候を見逃さず、適切なサポートや指導を提供することが求められます。毒親関係の理解と対処法を知ることで、より健全な家族関係が築かれ、子供たちの幸福が守られることを願います。

ただ、親、兄弟、家族、に対して「あなた達には問題がある」「あなたたちの行動が私を攻撃している」と伝えられる人がどれほどいるでしょうか。伝えて、サポートしてくれる環境はどれほどあるでしょうか。
私は、思いつきません。
前述のとおり、身体的虐待であれば証拠としてサポートを得られるかもしれません。それでも、声をあげられる人は少ないとも思います。
感情的、心理的な害であればより一層助けを求めにくいと思います。

あなたが決めていい

自分の置かれている環境が毒親、毒家族のいる環境である、ということは誰にも評価、判断できるものではありません。あなた自身の主観で決めていいものです。
あなたの感覚を大切にしてください。
あなた自身の思いに蓋をしないでください。
頼れる人を探してください。
あなたの声を聴いてくれる人を見つけてください。
声を出し続けてください。
「恵まれているのに家族をそんな風に言うなんて。。」「家族を嫌うなんて理解できない」その声に傷つかないでください。
あなたの感覚で、あなたの判断で、あなたの人生が進んでいきます。
他者の判断に惑わされないでください。
(といいつつ、わがまま、自分勝手とは別なので難しいところです。)

ぜひ、あなた自身を大切にして、あなた自身が幸せになれるようにしてください。

それでは、また。

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