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お化け屋敷に行った


友達とお化け屋敷に行った。
ほんとはもっと早くに行く予定だったのだが京アニ放火事件とかがあって非常に精神状態が良くなかったので友達に待って貰っていた。そろそろどや、ほな行こか、みたいな感じで四条まで行った。

ホラーには比較的強い(たぶん)と思っているけど、追ってくるお化けに捕まったらリタイアという文面があったのと、謎解きにも自信が無かったので「足を引っ張ったら申し訳ないな」という思いだけが強かった。友達の活躍もあり結局なんとかなったのだが。

数人の中の殿をやっていたので、逃げる途中一回「お化け」の手が肩に触れた。「あ、リタイアかな」と思ったが、遠慮がちに指先でそっと触れただけでそれ以上何も無かった。優しいなと思った。

お化け屋敷の待合室でも帰ってからも自分はずっとホラーや怪談の話をしていたし、眠ってから魘されたのだが、悪夢の内容もお化けは全く関係なくて、実際の人間関係や現実に即したものだった。

最近好きなアニメの登場人物に間桐桜という女の子が出てくるのだが、ピクシブ大百科の説明文に
[怪談が好きでよく読んでいる。桜は「怖いもの」に耐性があるので、フィクションの「怖いもの」が馴染む。現実から苦しいからこそ、「怪談」を読むことで精神のバランスを取っている。]( https://dic.pixiv.net/a/%E9%96%93%E6%A1%90%E6%A1%9C )
というものがあり、自分のメンタリティとまんま一緒すぎてちょっと感動した。Fateはすごいなあ。

中学に行けなくなって通っていた塾の英語の先生にだいたい同じ事を話した記憶がある。「現実の方がしんどいのでホラーを見たり読んだりしてる方が安らぐ」みたいな事である。
原因も解決法もさっぱりわからないけれども学校へ行けば延々続くいじめとか、歯止めの効かない親の過干渉とか、どこまで医者にかかっても「心因性かな」としか言われない体調不良とか、五里霧中だけど適合できなければ死ぬ事だけははっきりしている将来とか、そういうものに比べて幽霊や怪談は随分良心的なものに感じられた。

いつ頃からか「お化け(怪異現象)が発生するならそれは現実への希望であり吉兆」という謎理論が自分の中に根付いてしまった。「起きないはずの凶事が起こる」=「起きないはずの吉事も起こりうる」と考えてるっぽい。そして残念な事に今までお化けや怪異現象に遭った事は一度たりともない。

要は怖がるだけの価値を現実に見い出せていないのだろうと思う。
キャーキャー金切り声を上げて楽しんでいる他のお客が少し羨ましかった。金切り声を上げられるくらい現実を受け入れられている彼ら彼女らは私よりずっと正しい。
ずっとちゃんと人間をやっている。

今日もしんどいので服薬しながらAmazon primeで残穢を見ている。畳を擦る帯の音が耳に甘い。




(行ったお化け屋敷はこちら。HP開くと怖めの画像が出てくるので苦手な方はご注意下さい)
https://www.kyotopublic.or.jp/obakeyashiki/ 

公式Twitter→ @kyoto_obake

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