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もうすぐ2020年が終わる。去年の突然の退職から凄まじいスピードで時間が過ぎ、家庭学習応援施設My Placeという僕の仕事場も子どもたちが来るようになって1年が経とうとしている。
教師の仕事を辞める前、僕は上司から「突然始めて成功するほど世の中は甘くない。」と言われたが、振り返ればこの1年は何だかんだ黒字で終えることが出来たし、毎日充実しているし、体調も良くなった。自分の選択を後悔はしていない。もちろん、コロナや何やで全部成功している訳では無い。でも、行動しないこと以外『失敗』はないわけで、上手くいかないことは『軌道修正のポイント』を知る上でとても重要なのである。

それでもやはり、こんな僕でも自分の力不足を反省する日々だ。まだまだ子どもの心を焚き付けられるような『魅力的な言葉』は出てこないし、『自由』と『手抜き』の違いを全ての子どもたちに体感させられているとは言えないかもしれない。『学力』に向き合い、子どもの『意欲』に働きかけるためにかかる『時間』や費やす『エネルギー』の重要性を納得感を持って周りの大人に伝えられていない気もしている。
僕の掲げる『理想』はまだまだ『ぬるま湯』だと思われている部分が多いし、そこへの『裏付け』もまだ整理しきれていない。

でも、僕はやっぱり迎えたい。
義務教育の学習補填に多くの家庭がお金を注がなくてはいけない社会を終わらせる時代を。学校教育のひとつの『ピース』でしか無かった僕には実現出来なかった夢を必ず迎えに行きたい。まだまだ理解者も仲間もそう多くは無いし、学校の先生からは『敵』のように扱われることも多い。
だけど、今もなお僕を信じて僕のところに通ってくれる子どもたち。信じて送り出してくれる親御さんたち。そして、応援してくれる仲間たちにも見せてやりたい。厳しいレールなんて無くても自分のエネルギーで自由に学び続ける本当の『教育』の実現する世界を。

今年1年僕は色んなことを『発信』してきた。ただ、残念ながら『伝わりきらず』僕の前からいなくなっていく子もたくさん生まれてしまったのも事実だ。
新しい出会いに胸が踊ることもたくさん経験してきた反面、結局伸び悩む『テストの点数』や動き出さない『子どもの姿』に大人をがっかりさせてしまったこともあったのは事実だ。これに関しては僕の力不足でしかない。
まだまだ僕は付けなくてはいけない力がたくさんあるように感じている。
いつも僕はこんな曲を聴きながら今年も前に進むことができた。また来年も頑張って行こうと思う。
明日は、『映画 えんとつ町のプペル』の公開日だ。教育の世界で子どもたちに『自由』と『責任』を渡そうとするたびに「周りが羨ましがるから迷惑だ。」と言われた日々に諦めかけていた僕はこの映画のもとになる絵本に励まされて『新しい道』に進むことを決めることが出来た。また明日きっと『新たな気持ち』を持ち映画館を出ることになるだろう。これを読んだ人にも是非映画を見に行って欲しいと思う。

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