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 突然の休校が始まり、家庭学習応援施設MyPlaceでは、利用する子どもたちの生活リズム、学習リズムを整えて、健康的な生活を送るためのお手伝いを!!と施設を朝から開設することにした。
 毎日9時から16時まで休憩をはさみながら『学習』を進めるうちにとても大切なことに気付かされる毎日である。
 日頃は時間が無くてあまりすることが出来ていなかった、『計画』⇒『実施』『修正』⇒『反省』⇒『計画』のサイクルも小学校1年生から中学生までが同じ投げかけで取り組んでいる。
 1週間が過ぎだんだんと『宿題』が終わる子どもたちの中に面白い『振り返り』を見つけた。
 「もうすぐ、宿題が終わるのでやっと自分の勉強が出来る」
 「そろそろ宿題が終わるので自分の参考書にうつれる」
 これらのことは『ポジティブ』な意見として書かれているのだ。
 「私がわからないのは、言葉の意味だったけど言葉の意味がわかると問題が解けたので聞いた方が良かったと今日は感じた。」
 3月というかなり長い自由な時間を毎日無駄にせず健気に頑張る姿が見られて、それぞれ『成長』を感じる。
 
 イエナプラン教育の勉強もしていたので、そのエッセンスを子ども繋ぎや時間設定には大いに参考にしている。異学年のコミュニティの方が何かと学びを前に進めていきやすい。子どもはやはり、大人の言うことよりも、少し年上の子の姿から学ぶ部分が大きいと感じる。十人超の子どもが集まっていても、『静寂』の時間が流れることだってある。

 毎日夕方に『掃除』をやってると中1女子が大抵手伝ってくれる。
 「これやっといていい?」と僕の仕事をどんどん手伝ってくれる。『やっとこか?』ではなく『やっといていい?』という言い方が僕は好きだ。僕の手伝いでは無く、自分の仕事として引き受けてくれているように感じる。
 もちろん、「てめぇ、去年は何度も何度も掃除サボってるだの、陰でコソコソ遊んでるとか言われて、この度に嫌な空気にさせてたくせに…成長したなぁ。」と心の中では思っている。

 『失敗』は、誰にでもあるし、僕もよくする。でも、それに砂をかけて誤魔化すか、本気で向き合って逆転するかは本当に本人次第だと思う。
 時代や環境による障壁はまだまだあるし、そもそもまだまだ『大赤字』で何とか生きてるが、僕はこの家庭学習応援施設MyPlaceをいつか『学校』以外の『学舎』として育てていきたいと思う。
 僕を信じてくれた子たちへのせめてものお礼だ。僕は本気でBIGな夢を見ている。

このサポートは、家庭学習応援施設MyPlaceの運営に活かされます。日本を支える『教育』のサポートをぜひお願いします!!