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今こそ『自分のために学ぶ』

 僕らの住む自治体でも『休校延長措置』が打ち出された。僕らの住む兵庫県は緊急事態宣言の対象地域だ。
 今日、校区の中学生の休校中の宿題が提示され、9日には小学生も何らかの課題が提示されるのではないかと思う。
 ただ、もうきっと限界じゃないかと思う。
 今まで多くの子どもにとってやらされるのが『勉強』『宿題』だったものが、1月の休校で実際やらせられることが無いのである。
 中学校の休校中の課題がHPに載っていたので確認したが、『何度も同じことを繰り返すのみの宿題』のオンパレードだった。
 これでは休校中の間にさらに『勉強嫌い』を作り出し、学習意欲の二極化は大きく進むのではないかと感じている。

 まず、前提として『休校』については僕は大賛成だ。
 ただ、今問題なのは『多くの子どもが自立学習できる力すら身に付けていなかった』ということだ。
 きっと多くのご家庭の子どもたちにとってもこの課題は共通しているのではないかと思っている。
 ドリルや無料教材は世の中に十分過ぎるくらい溢れている。ただ、それをひたすら繰り返すだけの『やらされ学習』だけでは力は頭打ちだと思う。
 もし、これを読んでくれている子育て世代の方がいらっしゃるならば、お子さんに提示された『宿題』を改めて見て欲しい。
 もしかすると『僕ら大人が経験してきた教育』と同じ形が繰り返されているため『違和感』は少ないかもしれない。
 だが、時代はどんどん進み、『大人が経験して来た環境』とは違っているはずなのに『宿題』が僕らの時代と同じで子どもの力は本当に育つのだろうか。そもそも、これだけ世の中に魅力のあるものや便利なものが溢れていて、『自分にとってやりたい宿題』になるのだろうか。
 今回の騒動で僕らは日々の生活や仕事、働き方、政治について少し足を止めて考えざるを得なくなった。ここで『教育』についても考えてみてはいかがだろうか。

1.大切なのは『何のために?』

 そもそも、『学ぶ』ことは根元的に楽しいはずのことだ。ただ、どの子にとっても『目的意識』が無いことに『やる気』なんて出ないと思う。
 じゃあ「休校が終わったら課題テストがあるよぉ。」なんて言ったってそもそも今まで成績が良くなかった子にとっては『目的』にはなり得ない。
 やはり、人を『やる気』にさせるには『何のために?』という『目的意識』を持たせてやって欲しい。
 その視点でいった時に今回の『休校中』の宿題はそれにピッタリの『課題』だろうか。
 今はある意味チャンスだ。それが良いのか悪いのかは意見が二分するだろうけれど、日本の中高生はそもそも忙し過ぎる。部活や宿題、バイトに遊びそれらをこなして残りの時間で「自分のやりたいこと」をこなす中でなかなか『目的意識』を持つことは難しい。この機会にある程度大人が介入し『目的意識』を持ちにくい『宿題』は「やらなくていいよ。」と言ってあげて、その後きちんと『大人』が『学校』と『宿題』のあるべき形を擦り合わせるべき時代が来ているのではないかと僕は思う。

2.『思考』する『学習』を!

 前項にも書いたが、子どもたちの時間は忙し過ぎる。そんな中で大人が「宿題やったの?」と問い掛け続ければ「やらないでそのまま」な子と「やればゴール」の子が生まれる。
 ただ、こんなに自分の学びを深められる余裕が得られる時は今後はなかなか無いだろうと思う。
 考えを巡らせたり、自由な発想を広げられるそれぞれの『思考』を伴う活動に時間を使うことをオススメしたい。
 読書や作文、日記や観察記録など是非大人とやり取りが出来るような『自分で深める学習』が出来る時間を作って欲しいなと思う。


3.使えるものは積極的に!!

 『宿題』やったの?だけではやはりつまらないのでさっさと終わらせてひたすらダラダラと過ごしてしまうことは明らかだ。
 前回の休校期間も後半は多くの学習塾が営業し出したから何とかやることを作れた子たちも今回はきっとそうはいかないだろう。
 ただ、それこそ便利な世の中だ。
 この『休校期間中』に多くの教育関連の企業が無料で学習ツールや授業動画を提供している。色々試すには良い機会になるかもしれない。
 文部科学省も特別サイトを作っているのでリンクから是非一度覗いて使えるものは使って欲しいなと思う。

 僕らは、今本当に社会として考えないといけないタイミングが来たのだと思う。お金のことや生活のことももちろんそうだが、『教育』のこともこれから考えていかないといけないのではないかと僕は感じている。

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はずれ。笑 また、次の記事でお願いします。
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日本トイザらス㈱→公立小学校教員→家庭学習応援施設My Place代表 『教育をもっと楽しく!!』をテーマに、僕にしか救えない『誰かに』向けて発信中
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