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2019年を振り返る②

2019年を振り返ると、もうひとつ忘れてはいけない出会いがある。株式会社スマートエデュケーションさんの展開している「こどもモード KitS」との出会いだ。

KitSは、創造力・チームワーク力・ICT活用力などの21世紀スキルを育むICTを使った幼児教育カリキュラム。幼児教育では、子供達がクリエイティブな活動やチームワーク活動に関心をもち、成功体験を得られることが何よりも大切と言われており、このKitSのカリキュラムを幼稚園・保育園で取り入れることにより、21世紀を生きる子どもたちの“いきる力”を育てる、というもの。

昨年の11月くらいに取引先の遊具メーカーさんの展示会に伺ったのだが、すげー園庭に置くような大型遊具とかが多く、しかもめちゃくちゃ高くて手が出ない・・・。っていうか、ワタシたちの運営する事業所には園庭なんてないんだった・・・。とウロウロしていると。

そこで展示されていたのがKitSだった。

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これを見たときに、素直に「チームラボじゃんっ!!」と思った。(単純)いや、マジで今の子どもたちが羨ましい、と思った。こんなのが幼稚園でできたらワタシだって廊下でずっと泣いてて先生に怒られることも少なかっただろう・・・。たのしそ〜、いや絶対たのしいに違いない!自分の書いた絵が動くなんてっ!そして、よく療育で取り組んでいる微細運動のアナログな創作活動とICTを使ったデジタルのたのしさの融合!!絶対ほしい、ほしいよ〜。子どもたちに体験してもらいたい〜〜っ。この写真の「アートポン」以外のアプリケーションもどれも魅力的だ。

「買います」と言ってしまった(笑)

この後、北村は事業所のオーナーさんと値段の交渉をするのに大変だったようだが、説得してくれた。ありがたい。

その後、KitSを事業所の1日の療育のスケジュールに取り入れた。が、思わぬ事態が!絶対楽しめるはず!と思っていたのに、最初の段階でつまずいた(笑)

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なかなか枠の中に塗れない・・・何度も試したけど難しい。塗り絵がむずかしい子には折り紙を切って貼ってもらったりもしたけど、全体に貼ってしまう・・・。え〜〜〜これじゃあ最後までたどり着かないじゃないかっ。

そこで、スマートエデュケーションさんの方にお願いし、枠をつけてもらったところ、枠の中に塗れるようになった!

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まわりの枠の色を単色→多色使いにしてもらったところ、中に塗る色もカラフルに!!すご〜い。素敵すぎる。そして、いつもは多動でなかなか座っていられない子も集中して取り組めるようになったり、今まで塗り絵に見向きもしなかった子が驚くような素敵な作品を作ってヒーローになっちゃったり、お互いの作品に興味を持つことができるようになったり、互いに話し合ってひとつの作品を作れたり、何より大人に褒められることにより自己肯定感が高まり色々なことにチャレンジできるようになったのだ。

これはスマートエデュケーションさんの社長に報告しなければっ!!あと、これを幼稚園・保育園だけのカリキュラムとして販売しているのはもったいない!療育の分野にも広げたいっ!と思い、池谷社長に会いに行った。そこから話はトントン拍子に進み、療育バージョンのKItSカリキュラム「KItS Green」を販売することとなり、11月には東京・大阪で見学会を開催!という。なかなかのスピード感。

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でもいつも思うのは、子どもたちの成長はあっという間。待ったなしだ。今この瞬間も時間は流れていく。だからスピード感は大事。その幼児期に色々な体験を重ね、失敗しそうになっても何度も挑戦して成功した体験をすることで折れない心が育つ。

そんな体験のひとつの選択肢としてKitS Greenの療育カリキュラムを取り入れてくれる事業所を増やしていくことが来年のEcoldの目標です。


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