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アートポン!の進化がすごい件

エコルドの直営店で毎日実施しているICT療育プログラム「KitS Green」ですが、「毎日のプログラムに必ず取り入れる」、ということがもう先生たちも子どもたちも日常化しています。

KitS Greenにはいろいろなアプリがあるので、日々違うアプリケーションに取り組んだりしているけど、中でも導入当初から取り組んでいる「アートポン!」は進化をし続けています。

もともとアートポンの取り組みは、下絵を使いそれに色を塗ったり、いろいろな素材を使って一つの作品を仕上げ、作品に動きをつけてiPadに取り込んでデジタル化するという流れ。最後に自分の作品について発表してもらう。ただし、毎日取り組んでいると正直ネタ切れになってくるのも事実。

そこで当初はオリジナルの下絵を作り、色々な絵を描いたりシールや折り紙などなど素材を変えて取り組んでいました。が、最近のエコルドのブームは「工作」です。そう、ただ毎日同じ塗り絵をするのでは飽きてしまうし、「またか」となってしまったら取り組み自体が出来ない。吹田教室でやっていた「七夕」の工作アートポン!がとても可愛かったのもあり、各教室にそれが広がっていきました。

季節の工作はどこの事業所でも取り入れている療育活動のひとつ。ただし、手先の不器用な子が多い発達障がいの子どもたち。工作はまぁまぁハードルが高かったりします。上手にできないので「やらない!!」と初めから取り組めない子も多いし、途中で投げ出す子も多い。ある程度の時間を座って取り組む、というのも苦手。

だけど、自分が作った工作がiPadで写真をとって動きをつけることができる!となると俄然やる気が出て集中できたりします。また今までも工作の作品はご自宅へ持って帰ってもらっていましたが帰る途中でグチャっとなっちゃうとか日常茶飯事。その点、完成した状態が記録に残るアートポン!は保護者の方も嬉しいんじゃないかな?と思ったり。

そこで、最近の様子を写真で紹介。これはpizzaを作ってます!

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しかもね〜、この帽子!!超可愛いと思ってしまいました!子どもってこういう演出好きだよね〜。

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できたよ〜!

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次の写真はテーマは「海」です。

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お魚とイソギンチャクを作ってもらいましたよ〜。

ここでワタシは気づいた!自分の固定観念に。実は手順を描いた画用紙を作る時に、見本を作ったんだけど当然お魚の目は1個。だって横向きだもん。でも!!子どもたちの出来上がった作品を見るとヒラメとかみたいに2個つ目をつけてる子が多い。そうだよね〜そういうのもありだよね!と妙に納得してしまいました。そしてワタシに今日も気づきを与えてくれてありがとう、と思ったのでした。

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他にもたくさんいいものが出来ていて、紹介しきれません。半年前まで子どもたちに「iPadはもうありません!!」と言っていた事業所とは思えないこの発展度合い。

ワタシが事業所へ行かない日は日々zoomで各事業所を繋ぎ「KitS Green」の時間はできるだけ見るようにしているので「みられているっ!」という効果も当初はあったのかもしれませんが、ここまで素晴らしい取り組みを毎日してくれるのは先生たちの努力に他なりません。

それもこれも、エコルドのスタッフ全員が子どもたちの将来を考え、成長を願っているからだとワタシは思います。

これからも、未来を生きる子どもたちの為にエビデンスに基づいた療育・訓練とICT療育の二軸の療育を推進していこうと思っています!


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