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日経記事で良きリーダーの範として山本五十六が復活と述べました

 取材直後、まだ記事が出る前には、こちらが喋ったことに、背景の解説等をとりまぜて記事を書きました:

 この記事の最後のほう「自分でやってみせ、、のリーダーシップのモデルは、戦前、戦中の軍人さんの名前を記者さんが言い当ててくれました。」について。もちろん、山本五十六さんです。一般に流布しているのは、3つあるうちの1つめ「・・・人は動かじ」までですね。後半2つについては、上記ノート記事に書いた、Slackの活用でほとんどカバーできています。各人の作業の様子、雰囲気を、 #times_誰それ   という個人の状況を駄々洩れさせるチャネルで書いて、それに「褒め」や「感謝」を含む、ツッコミを回りが入れます。日報メールへのリプライで、少しまとまった進捗、成果物へのコメントができます。

 「信頼する」については、このように、有意義なエビデンスを半ば競い合って、人によってはひたすらマイペースで出してもらいつつも、申告してくれた在宅勤務に【時給】を払っているだけでも十分でしょう。相互に信頼関係がなければできないことです。もちろん、成果物認定や、特段の効率を認定した加給を月末に役員会議で1か月の業務内容、成果物を評価して加算していくので、明るい緊張感と、モチベーションを生んでいることと思います。

 前段の「やってみせ」ですが、日経記事にも詳しく取り上げられています。

 3ページ目、リーダーの優劣が「見える化」される、です。先の拙ノートと同じく、大部屋でコミュニケーションできていたと思って安心してたのは、ただの錯覚ではなかったか?! コロナ下でこれに気付いてしまった企業、チームは、二度と後戻りできません。

  山本五十六の「やってみせ」を、新人一人一人、あるいは、せいぜい、目の前に50人くらい集めて実行することは可能ですが(同期をとるのに莫大なコストかかり効率落ちますが)、連合艦隊司令長官として、何万人もの、多種多彩な業務に従事している部下たちに同じことができるでしょうか? 人を育てるのは大変な仕事であり、効率化には限界がある、という五十六のメッセージには一面の真理はあります。

 しかし、現代のテクノロジーで、「遠隔現実 (Tele-existence)」の先駆けともいえる、zoomで時に同期をとりつつ、何千人単位で、動画を含む知識や情報をリアルタイム共有できるslackを併用すれば、時空の限界を突破できる。これが、伝えたい、ポジティブなメッセージでした。

 裏返せば、遠隔で観ることができる、あらゆるリーダーの優劣、巧拙がガラス張りになりかねない事態ともいえます。自分ならこうやってやるよ、個性的な発想の風景などまで、気軽に動画にし、せいぜい数人が観ればいいかな、と思っていたら社内外でbuzzったり。

 こんな実力主義リーダーの社会に、コロナをきっかけに一歩近づいたのかもしれません。保守反動勢力は必ず現れるでしょう。しかし、二度と印鑑に戻してはいけないし、帳簿との照合という70年前のコンピュータが既に得意にしていたことを人間にやらせたりしてはいけません。さらにはるかに進んだAIを導入して、人間はクリエイティブな活動にシフトしようとしているのですから。

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