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いきなりステーキさん、頑張って!

 いきなりステーキを応援しています。食べて応援、って言われたのは、311東日本大震災の風評被害対策でした。今回こそ所得の不公平再配分の GOTO イートよりも、苦境の飲食店に諸対策した上でなるべく多く通いましょう…食べて応援✊‼️と素直にキャンペーンして良いと思います。

 肉食、肉好き(魚も野菜も好きですが)ということもあり、いきなりステーキでは、わりと上位の肉マイレージです。

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登録肉食履歴が3kg未満の無印カードを含めると1200万人の会員カード発行済みと言いますから、ベスト12761位は、上位 0.1%。大ファンといって良いでしょう。
 この数年の間にステーキ45kg外食した(たまに他店に浮気したので+アルファあります)、という方が、より生々しく呆れていただけるかもしれません。表掲(赤い紙カードの右側)のプラチナカードを累積20kgで獲得したときは、遥か高くそびえる山頂に見えた遠い目標100kgのダイヤモンドカードも、50kg超え辺りから不可能ではない、と感じるようになりそうです。

 でも、そのためには、コロナ前年から、赤字で不調になった、いきなりステーキさんに立ち直っていただかなくてはなりません。ひたすら客が得するキャンペーンを喜ぶレベルから、お店が健全に黒字経営出来るよう、施策を評価、応援してこそ、筋金入りのファンといえるでしょう。
 具体的には、毎月29日に肉マネーボーナスが、3% 5倍の 15%になる肉の日サービスが4月に廃止されました。昨年は感謝キャンペーンで 30%という法外なボーナスが付いた月もあり、その月はしっかり3万円チャージさせていただいていたものですが。
 この過去のキャンペーンは経営者視点ではとても危険です。営業マンは、安易に値引く前に、その分を新規獲得の利益で稼ぐにはどれだけの新規客が必要か、よく考えろと言われます。経営者が肝に命じるべき基本です。

 そこで、いきなりステーキさんの、肉マネーボーナス廃止はもちろん、11末で肉マネーそのものを廃止という決断を支持します。では、どうやって顧客ロイヤリティを確保するか?

 トップ画像の両面赤いカードがその代案の試行結果です。トッピング、ライス(夕飯時はオプションなので)、そしてドリンクのどれか1つが、各一回無料になるこの紙をほぼ毎回、来店客に渡してます。

 なにやら原始的方法に逆戻りかと思いきや、
・これらの原価は表示価格の1/3程度とみられるため、言わば、お得感3倍!
というのが最大の知恵でしょう。

 平均客単価2000円程度から15%キャッシュバックしてたら、毎回300円収入を減らすわけですが、野菜トッピングやライスなら、30円、ワインでも、せいぜい150円でしょうか(ソフトドリンクなら50円かな)。多くの人が3つともチェックする(そうしたら次のカードがもらえる)とすると、平均値引き額は70円と、以前の1/4水準です。なのに、毎回定価の100円か、520円(ワイン)もサービスしてもらった気になるわけです。

 そして、特定店舗専用とすること、そして、比較的短い期限付きとすることで、来店の絶対回数を増やす。その地域の限られた需要を、近隣店から奪ってくる効果があります。グローバル展開よりも、狭い地域にこだわったローカル施策が勝利する方程式を解いたといっては大袈裟でしょうか。

 ともあれ、店の永続を願い、利益率向上を喜ぶ私のようのファンが多数いれば、どんな商売も安泰かもしれませんね。(笑) もちろん、このプラチナカードで、毎回ワイン無料というのが続いて欲しいというのがあるので、客個人としての利益もちゃっかり図ってるわけです。その辺りも見透かされ、読まれてるからこそでしょうね。この、0.1%の高頻度利用客への各種サービスは今のところキープされてます。

 コロナ下の営業回復施策の少しでもヒントになれば幸いです。

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