見出し画像

ひまそらあかね氏を「ミソジニスト」と攻撃する人たちへのアンサー

ども。
野村です。

Twitterの古くからのフォロワーから「女は生理がある分経験積む時間を失ってるから男よりも知能が劣るって暇空が言ってるけど、それを信じてるの?」と質問されたので、こう答えました。

反応は芳しく無く、全く聞き入れてくれませんでした。
また、私やひまそらあかね氏をミソジニストであるようなことを言われ、それは私にとってあまりにも心外だったため、相互フォローを解消するに至りました。

真剣に書いた答えをそのままにしておくには惜しいのでnoteに転載します。
またnoteで読みやすいように見出しをつける、改行を加えるなどの編集を行っています。

以下、私のポストの引用です。


【結論】

女性の生理はパフォーマンスを一時的に低下させる要因ではあり、男性に比べ経験時間少ないことは事実だが、知能が劣るとは考えていない。

知能とは先天的なものと後天的なものにわかれ、更に後天的な知能=経験を基にした知見は「時間と勉強深度」で得られるものであり、能力と努力次第では十二分にカバーできるものと考える。

また全く学習をしない男性・女性も存在し、そのような人物は後天的な知能は低いと考えていて、それについても性差はない。

【女性の生理とパフォーマンスについて】

女性の生理は個人差もあるが、経験時間を失うのは間違いない。

だからこそ多くの企業には生理休暇が設けられていて、私がチームの指揮を取っていたときは必ず「女性特有の症状で調子が悪くなったら、俺にひと声かけて休んでください」と指示していた。
パフォーマンスが下がるのなら休んで、体調を整えてくださいという理由があるからだ。

これは生理がある女性なら影響の大小に個人差はあるが、必ずパフォーマンスが低下するあると認識しているからそうしている。

【ひまそらあかね氏が最も信頼している弁護団のリーダーは女性である】

ひまそらあかね氏(以下、氏)の弁護団の筆頭は女性の渥美陽子弁護士で、氏が「俺の仲間はなるくんと弁護団だけ」という発言した通り、渥美弁護士には絶大な信頼を寄せている。

これは氏が渥美弁護士に対して非常に困難な職務を正しく成せると信頼し、弁護士として高く評価していることの何よりの証左。

法律については氏よりも渥美弁護士のほうが高い次元でより深く理解しているプロフェッショナルである。

それに1年半以上その関係が継続しているということは、仕事の成果やその過程を高く評価していて、それ故にお互いに良好な関係にあると推測できる。

【氏の女性の生理についての考え方】

氏は女性の生理について以下のnoteを書いている。

「人類未踏クラスはそうはいかない。人生を捧げ、妄執の果てにしかたどり着けない世界がある。その世界では毎月体調を軽く崩すというハンディキャップはとても重いだろう。

将棋のプロ棋士に女性がまだ1人もあらわれないように、人類未踏クラスの過酷な戦場に女性はこれない。普通に会社づとめをするだけとか、極限ではないレベルの世界では生理の負荷は負担にならないのだろうと思う。」

さらにまとめとしてこう述べている。

「俺は生理というのは極限状況においては明確なハンデキャップであり、それは極限状況に挑めないという結果を生んでいるので、生理はハンデキャップだと思う。挑戦をしない平凡な人たちにとっては、生理はメガネ程度の、たいしたことないハンデキャップだとも思う。」

人間の極限状況は戦争である。
女性が後方支援の役割をすることが多いが、これは男性よりも体力面、また若い場合は生理によって一時的にパフォーマンスが低下することで命を落とすことを防ぐ意味合いが強いからである。

私は氏の意見の全てには同意しないが、大まかには似たものである。

【女性の知能が生かされる分野がある】

同意しない箇所は「将棋のプロ棋士に女性がまだ1人もあらわれないように、人類未踏クラスの過酷な戦場に女性はこれない」という部分。

女性が「知能戦で今、実際に活躍している現場」を知っているので、この部分には同意しない。
氏は将棋界を例に挙げているが、知能戦は将棋や囲碁、麻雀などに限ったものではないからである。

実際に氏の弁護団のリーダーは女性であり、弁護士は知能戦に長けていなかれば成り立たない職業である。

また氏は漫画やアニメ、ゲーム、映画などには滅法詳しいが、スポーツの分野は苦手ではないかと思っている。

私はモータースポーツが好きで、特にF1は毎戦欠かさず見ている。
ドライバー部門では3年連続、チームとしては2年連続のチャンピオンに輝いたレッドブル・レーシングというチームがある。今はホンダがPowerUnit(ガソリンエンジンと電気モーターの複合体)を供給している。

F1チームの中に、レースの状況やマシンの状況を瞬時に分析し、レース戦略を瞬時に判断する「ストラテジスト(直訳すると戦略家)」という役職がある。

レッドブル・レーシングのプリンシパル・ストラテジー・エンジニア、つまりは戦略の最高責任者は、イギリス人女性のハンナ・シュミッツという人物だ。

今のちょっとしたF1ファン(オタクとまでは行かない)なら、大体の人は知っている認知度。
彼女の大胆な戦略のおかげで、チームは何回も優勝している。
2019年のブラジルGPでマックス・フェルスタッペンが優勝した時には表彰台に登ってシャンパンファイトもしている。(表彰台に登るのは1位〜3位までのドライバーと、1位チームのスタッフだけ)

他にも近年では他にも女性エンジニアが特にストラテジストとして活躍している。

今のF1はサーキットだけじゃなくてファクトリーからマシンの状況をモニターしていて、それが瞬時に現場のサーキットにフィードバックされる。
その情報量は膨大なもので、しかもその中から有益な情報を瞬時にピックアップして、また瞬時に有益な戦略を建てる必要がある。
またF1は1年で23カ国24レースが開催される、レース間の移動に於いて世界で最も過酷なスポーツである。

これは将棋や囲碁、麻雀などとは全く違う競技であり、女性が情報戦で活躍しているモデルケースとしては最適であると考えている。

男性はシングルタスク、女性はマルチタスクと言われるが、このマルチタスク能力が試されるのがストラテジストであって、最近は「女性のストラテジスト」という存在がモータースポーツ界では大いに注目されている。

女性の知能は男性の知能と性質は違うが、性差による優劣はないと私は考えている。

【MobageとDeNAと南場智子氏とネトゲ】

氏は知っての通り、ゲームの制作に携わってきた。
氏の著書「ネトゲ戦記」で「Mobage」を検索すると16件ヒットする。
MobageはDeNAが運営している。
プロ野球チーム、横浜DeNAベイスターズの親会社でもある。

DeNAの創業者の南場智子氏は、Web業界では非常に有名な超大物経営者で、ベイスターズのオーナーとしても野球ファンにも広く認知されている。
氏が南場智子氏知らないとは考えづらい。

氏が在籍した株式会社グラニはMobage系ではなくGREE系の制作会社であったが、Mobageに対抗意識を持っていたと思われるポストがある。
以下がそのURL。

【ひまそらあかね氏の生理発言の真意】

これは本人に直接聞くのが早いが、聞ける状況ではないので私の推測となる。
氏が発言したツイートは以下のものである。
ただこれをいうと女の人怒りそうだけど生理は「その瞬間だけスペック落ちてる」じゃなくて「経験を積む時間を失ってる」から「総合スペックで男に勝てない」と思うよ
知能は特にそう

https://x.com/himasoraakane/status/1611617859628830720

このポストは2023年1月7日に投稿されたものである。

氏はColabo問題を提起、東京都に対し住民監査請求を行い、その結果が出された2022年12月28日の直後である。

この時期の氏はおそらく、数多くの過激なフェミニストから攻撃的な振る舞いを受けていたと推測している。
また私は同日に「野村和司は性暴力加害者だ」と著名なフェミニストから名指しで誹謗中傷され、刑事告訴に至っている。(結果は書類送検の後に不起訴)

一般人の私がこのような攻撃をされているのであるから、氏に対する攻撃は苛烈を極めていたと思わざるを得ない。
非常に強い精神力を持っている氏ですら、精神の均衡が崩れ、攻撃的になっていたのではないかと推測できる。

フェミニストの大部分は女性であるため(一部にはフェミ騎士という男性も存在するが)、女性に対して攻撃的な言動を発するに至ったと考えられる。
また、この発言は「世間一般の女性」に向けたものではなく、氏を攻撃していた「女性フェミニスト」に対するあてつけではないかとも考えられる。

当時の氏はFireしただけの一般人かつYouTuberに過ぎず、今の作家・東京都知事候補という立場ではない。
おそらく感情的になり煽るに至ったと考えられる。

これは当時の氏の状況を鑑みると、決して正しい言葉ではなく氏に全くの瑕疵がないわけでもないが、この部分だけを切り取って批難することは些か早計であると考えている。

このときには既に渥美陽子弁護士を筆頭にした弁護団を結成していて、6年ぶりに住民監査請求を通す事態に至ったのであるから、女性性への憎しみ、ミソジニーではなく「フェミニストへの嫌悪」を表したに過ぎないのではないだろうか。

【結語】

ひまそらあかね氏はミソジニストでもなければ男性優越主義者でもない。

もしそうであるならば、渥美陽子弁護士は既に解任されているはずだ。

私の氏に対する感想は変わりなく、私のツイートの通り、氏は恐ろしく平等であり、実績とそれに至る経過を見て判断している。
判断基準は「正しく成せるか成せないか」であると私は評する。

しかし一部の知識の欠如や過激な発言、感情的にならざるを得ない環境があるにせよ、誤解を招く発言をしたことは事実である。
今後、ひまそらあかね氏にはこのようなことが起きないよう、望むばかりである。

以上、引用。