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リーダーシップの始まりは”うずき”

二つ目のフレームワークです。
私のコンテクストを形成しているフレームワークを紹介しています。
今回は「レベル4 リーダーシップモデル」。日本でも主流になったコーチング機関:CTIの創始者が提唱したモデルです。

このモデルは実践性が高いこと、そして普遍性が高いことが特徴です。
図です。言葉の羅列ではありません。抽象的とも言えます。だからこのエッセンスを掴むためには「実践あるのみ」です。

私はこのモデルをおよそ1年かけた数回・数日の合宿(山籠もりと呼ばれている)形式で学びました。1年かけて教わるのは、たった一枚のこの図。なんと高額なモデルでしょう(笑)

211014_note材料_L4リーダーシップモデル

一番の特徴は”うずき”という言葉を使うところです。
※「うずき」は痛みや苦しみからくるもののようです。広辞苑より。
場(この場の範囲は半径5mの場合もあれば地球サイズの場合もある)からもらった気づきを元に、
自分と場の”うずき”を十分に味わうことから始まります。
そのためには、日々、集中して一点凝視しがちな焦点をあえてぼやかす(ソフトフォーカスするという)必要があります。瞑想に似ているでしょうか。

そして行動した後が肝心で、行動に対する自他のリアクションに対して”ステイ”すること。
まずこれが難しい…私たちはいつしか前に立って視線を集めることが怖くなりました(子供の頃はあれだけ”見て!見て!”と言っていたのに)。いくつかの経験がトラウマとなって、視線が集まる場をできるだけ遠ざけてしまいます。たとえばプレゼンテーションした後はいち早く席に戻りたくなる…まだ拍手は止まないのに、もっと聞きたい人もいるかもしれないのに。
私が企画するリーダーシップトレーニングでは必ずプレゼンテーションして頂くのですが、幹部候補だと言われている方々でもプレゼン後はそそくさと退散しようとします。

きちんと反応を受け止める続けること。
そこから、自分の行動を軌道修正あるいは加速するヒントを得ることをこのモデルは提案しています。そのために自他に対してすべてを許し、反応にリアクションしていく練習が必要だと説いています。

私たちが救われるのは、直線モデルではなく円環だということですね。
小さなことから始めて、どんどん回していけばいいという考え方をしています。実践あるのみ、その行動のスタートは”うずき”。

すごいな!と思う人もはじめはへなちょこだったという英雄伝をよく聞きます。やっぱりすごい人は、へなちょこな自分も、その批判も許して受け止めてきたんでしょうね。そしてへなちょこな自分を笑い飛ばす練習をしてきたんじゃないかと思うのです。

真ん中にあるリーダー・ステークについては、またの機会に。

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