
[酸性の薬剤使ったデジタルパーマ]髪の状態、薬剤の違いでかかり具合どう違うのか?
[目的]
最終的にツヤ十分、リッジしっかり、手触り最高!なデジタルパーマをどんな髪質・髪の状態でもかけることができるようになるための実験。では早速
※完全に酸性じゃない部分もありますので
被験者はこちら
実験さん(♀)です
今回、こちらのウィッグをイアーツ、センターで分けた4分割でそれぞれ違う条件でデジタルパーマをかけていきます
・向かって右側イアーツー前の薬剤・・771+Sp+Gm
・向かって右側イアーツー後ろの薬剤・・ミルク+K+Gm
・向かって左側イアーツー前の薬剤・・771+Sp
・向かって左側イアーツー後ろの薬剤・・ミルク+Sp+Gm
◉薬剤塗布後、湿熱10分。一度水洗します。その後ワイディングしていくのですが・・・今回の目的の一つでもある髪の状態の違いを意識的に作ります。
◉向かって右側はロッド加温後、ドライ状態になるように。向かって左側はロッド加温後もウェット感が残る状態になるようにワイディング前のドライ状態をコントロールしておきます。
◉さらに、左右で加温時間を変えました。右側は60℃ 5分→110℃ 5分→クーリング5分 左側は110℃ 7分→クーリング7分
まず、左側だけワイディングした後に60℃で5分加温します
左側もワイディングして全体110℃ 5分加温します
時間差で左側2分追加で110℃で加温します
ここからクーリングで7分ほど(多少左右でのタイムラグあり)
カバーを外した状態で触診しました。向かって右側はほぼドライ状態。向かって右側はウェット状態が残っている状態です
2液は今回ブロム酸を使用。2度つけ15分でアウト。アウトして軽くタオルドライした状態。この時点で左右さがあるんですが、分かりやすい差が出ました!
左側はウェット状態でもリッジ感が出ていて右側はイマイチリッジが出ませんでした。
適当にドライした状態です。イアーツー後ろはちょっと分かりづらいのですが、前側はむしろ分かりやすい結果が出やすいと思いました
スタイリング剤を使った状態で、質感はもちろん・デジタルパーマ特有のプリッと感がありリッジもでていい感じになりました
今回わかったこと
ロッドドライ後に髪がドライ状態になるように、ウェットコントロールが必要だということがわかりました(酸性の場合、ウェット→ドライの時に形が定着するそうなので)