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あのロボット応援団が生で観れると誘われたので、ドームに行ってみた。(アフターコロナ準備期間の観戦体験記)

7月11日に行われたプロ野球公式戦の観戦レポートです。大学生(21)が見たり感じたことをそのままお伝えします。


1.はじめに


皆さんこんにちは!
私は、福岡市に住む大学4年生です。


2年次から、いわゆる「プロスポーツビジネス」に興味を持ち始め、それらに関連した授業の受講やイベント参加などをしながら学生生活を送っています。


今回は、有観客試合解禁から2試合目となる、
福岡ソフトバンクホークス vs 東北楽天ゴールデンイーグルスの5回戦を観戦してきましたので自分なりに気になった点を交えながらまとめてみました!

後輩から連絡が入ったのは試合の一週間ほど前。
「先輩!!!7/11空いてますか?」


僕の所属している大学で行われている、「ホークス連携講座」という講義を受講して知り合い、北海道でヒッチハイクしたりママチャリで九州一周の旅をしていたりと、かなりぶっ飛んでる後輩です。



そんな彼はホークスを愛してやまなく、もちろんファンクラブの会員。今回ホークスが実施する実験的な有観客試合の招待抽選に見事当選したそうで、お誘いの声がかかりました。


カレンダーを見て、バイトが入っていないことを確認。即答で、「OK」の返事をしました。


総額20億とも言われるあのロボット応援団を生で拝める。。

そして「いつも」と違う野球観戦のカタチ。気にならない訳ありませんでした。


2.ファンが戻ってきたPayPayドーム。

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今年2月29日から「福岡ヤフオクドーム」改め、「福岡PayPayドーム」となったホーム球場。


改名のニュースが流れたときは、斬新すぎるネーミングに、えぇぇ・・・と思わず声が漏れてしまいましたが、その後Bリーグ観戦時に欠かさず使うようになり、PayPayを使った決済自体に慣れてきたことも相まってこの名前、僕はようやく慣れてきました。

心の中では、ライブ時にアーティストはどのような煽りを見せるのかがずっと気がかりなんですが。



いくぞォ!ペイペイドォォーーーーーム!!!!!!



なんてことになるのでしょうか。。。
それとも、その違和感も時が解決してくれるのか。。


なんてことは置いておいて。


隣のマークイズに買い物に来たときは全くいなかった人通りが、少しではありますが戻ってきたことには感銘を受けました。


それぞれ思いの詰まったユニフォームやグッズを身につけ、球場へ足早に急ぐファンの姿。チームが愛されていることが実感できる瞬間の一つですよね。


3.試合前にしなければならないこと

今回のチケットは、試合開始3時間前から窓口にて引き換えを行い、座席はランダムで割り振られるシステムでした。


僕たちは、バックネット裏のみずほプレミアムシート。
通常の試合だとお高い座席の一つで、お財布の中身が常に涙目になっている大学生にとっては嬉しい座席を運よくゲット。
ありがとう。。後輩よ。。。


安全な試合興行を行う上で重要になってくるのが、誰がどの席で何日に観戦したかの情報を管理しておくこと。


この手の情報管理は、他の公共施設を利用する際にも必要になる場面が増えていますね。


ホークスは2つの方式で情報管理を行っていました。

1.「ためタカ!」のアプリをつかう
2.アンケートフォームから情報入力をする
※この2つが出来ない場合は登録用紙に書いてもらう。


そして、37.5度以上の人などの一部入場制限がかかる場合はこちらに詳細が載っています。

僕は、ためタカ!をダウンロードする方法を選びました。

が、ここで問題が一つ。
アプリ内で自分の来た日にち、座席などをチケットに記載されているQRコードで読み取ることができるのですが、このQRが小さくて小さくて…泣


何度もトライしたのですが、結局ボヤけが取れずに読み取れませんでした。。(こういう時に読み取る方法とかあったら是非教えてください)

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結果的に座席や名前などは、指定された欄の中に打ち込み送信しました。


)この作業は入場の際、係員からチェックを受けるため、事前に必ず全員分の打ち込みを終わらせ、画面を見せられる状態にしておくことをオススメします。


入場する前にグッズショップにも寄りましたが、アルコール消毒を必ず入店時にする以外は基本以前と同じ?という印象でした。


通路が狭くなる分、試合前は若干密かな。


4.ついに入場

大変ながらくお待たせしました。

やっとのこと入場です。。


今回解放されていたエリアは3塁側手前から内野側をぐるっと1塁側の奥手まで。
実際に入ったお客さんの数は3,419人でした。


入場待機列は感覚を空けて並びます。
特に入場口にいるスタッフの数はいつもより増し増し。


アルバイトで時々、ドームの案内スタッフもしていたのでその時を思い出しながら色々見ていました。

スタッフさんの顔がうつるので写真は撮ってないですが、ドームの改名に伴いスタッフポロシャツのデザイン変更がなされており、片腕には去年までなかったジャパネットさんのロゴが。

こんなところにまでスポンサーを付けたのか??


でも確かに、来場したお客さんは嫌でも目に入るでしょうね。


球場内にはかなりの数のスタッフが散らばっていますから。

と、ちょっとビジネス的な側面も見ながら待っていると列は進んでいきます。

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入場の手順としては、
座席情報の確認(スタッフに画面提示)

サーモグラフィーで体温測定(問題なければ何も言われず進みます)

手荷物検査

アルコール消毒

チケット認証

という流れです。


手荷物検査はビン類カン類について以前から持ち込みはアウトでしたが、今年は若干緩みがちだった飲食の持ち込みも厳しめに見ているようです。


時期が時期なのも相まっていますしね。
飲み物に関しては、アルコールとソフトドリンク1杯引換券がもらえたので外で買う必要もありませんでした。(招待期間限定なのかな?)

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再入場については、これも今年からデザイン変更。

球場内に戻る際、ガン型の検温計で体温チェックを行い、アルコール消毒をして入場となります。

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外に出るためには以前と同様、チケットが必要です。


昨年から、喫煙所は完全に外になりましたからタバコを吸われる方は要注意ですね。


現在、喫煙スペースは入口と出口が一方通行。

そして、換気のため屋根がついていません。


雨天時は対応が変わるでしょうが、晴れの日はこれが続きそうですね。

5.コンコースから座席に着くまで

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年末のアーティストライブ以来半年ぶりのドーム内部。


リニューアルしてから1年以上経っても綺麗でスマートな印象は変わらないですね。

やはり、試合前にしてはお客さんの流れは少ない。いつもの8%しか入っていませんからね。。


コンコースで解放されているのは、3塁側手前からバックネット、1塁側方面まで。


座席と連動しており、ロボット応援団がいる外野席方面へはバリケードがあり、通ることができませんでした。


6.試合中の気づき

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かなり前の座席だったため、選手の声やグローブの補給音はもちろん、ピッチャーの投げたボールがスピンする音さえも聞こえてきました。

ボールが先行すると、すかさず拍手で応援。

スリーボールから声援などが送られるのは見たことがあったのですが、ここまで多くは今まで見られなかったのではないかなぁと思います。


特にこの日1軍復帰した中村晃選手の打席は拍手の量がかなり多かったですね。


これはやはり今までのプロ野球観戦とは違う感覚。
野球を少しだけかじっていた(小4〜中3まで)自分にとってはすごく新鮮でした!


ビジョンに注目すると、広告と隣り合わせの場所には新型コロナウイルス関連の注意喚起が。


イニングをまたぐごとのアナウンスや、ビジョン表示で座席の移動や大声を出しての応援を避けることを促す場面がありました。


以前あの青い画面は何の広告が載っていたかなぁと考えながら眺めていました。


ソフトバンクユーザー限定のサーティーワンアイスクリームプレゼント企画などの広告があった場所だったと記憶していますが、単純にスポンサー広告枠だった場合は埋まり切らなかったのか?とか考えながら。


常に変わりゆく情勢の中で営業に回られている方々のスピーディーな対応が求められており、非常に大変だろうなと先ほど紹介した連携講座の中でお話を聞き感じた部分もありました。



ちなみに今年は全日程、Zoomにて講義が行われており、来週が最終回。



昨年は実地研修でタカガールデーにお邪魔しましたが、今年の研修は中止に。残念。



毎回金言だらけなので、次の講義回が待ちきれない授業なんです。

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座席の埋まり方はこんな感じ。

基本は隣の人と4席ほど間隔を空け、1ブロックに1グループ(大体2名)が座る形になっており、前後列は空かずに人がいるという状況でした。


指定された座席にのみ座るようアナウンスされていましたが、座らないように張り紙やアレンジがしてある訳ではなかったので拘束力はあまりなく、座ろうと思えば隣同士でも座れるようになっていました。


他球場ではどのようなアナウンスと対策がなされているのか気になりました。

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ラッキーセブンはお待ちかねのアイツらの登場です。


球場の視線はレフトスタンド一直線。
大画面ビジョンにも彼らの姿は堂々と鎮座。

現地でみるとテレビで見るより異様感が凄い。。

こんな殺伐としたラッキーセブンは初めてでした。笑

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試合は観客が入り始めてから2連勝。


松田選手の1発もあり、「熱男」コールは球場に響き渡っていました。


声を出しての応援は控えるといっても、熱男は皆さん耐えられませんよね。笑

リモートヒーローインタビューの後、勝利の花火と勝った日の演出の流れは同じ。


ルーフオープンは雨天確率が高かったため行われなかったです。

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演出全体の締めの挨拶が終わった後、分散誘導のアナウンスがなされ、ライブの時のように席ブロックごとに退出案内がなされましたが、多くのお客さんは花火が終わったあたりから一気にいなくなり、既に場内に残っている方は一部のみ。


この日だけを見ると、あまり機能していなかった印象ですが。


今後動員数が増えて来た時、早めのアナウンスで効果を発揮してくるのかなと思います。


バス、電車、タクシー渋滞に巻き込まれたくない人にとってはちょっと避けたいのが本心かもしれませんね。


後列と前列の人の退出時間の差は意外と大きいかも。



7.新様式初観戦を終えた感想

今回は、最大4万人のキャパに対し3,500人ほどの観客だったため、球場内ではゆとりを持って過ごすことができました。

今後、仮に全体の半分になったとすると2万人。


そうなると、より密な状態が各ポジションで起こることが予想されます。


試合途中の座席移動も、同じ列のお客さんと接触することが増えるでしょう。

想定外をなるべく無くしながら作業を進めているはずですが、観客として体験してみないと分からないこともあるかと思います。

球団のお願いになるべく従うと同時に、観戦して感じたことを共有することでよりよい"新様式"をファンである私たちも作り上げていければと感じました。

やはり、スポーツは希望勇気をくれます。
明日への英気を養えます。

再び燃え始めたこの灯火が消えないよう心から願っています。



初投稿でグダグダな部分が多々あったと思いますが、最後までご覧いただきありがとうございました。

訂正部分があれば適時直させていただきます。


それではまたの機会に。






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