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たまに虚無#9

あれ?

すごく不思議だ。せっかくのお休みで、生理も終わりかけなのに何をしても気分が晴れない。〜したい、という意欲が湧かない。
片付けで部屋はすっきりしてきてるのに、すっきりしてないところにばかり目がいって、嫌悪感さえ芽生える。

しばらく来ないなって思ってたのにやってきた。虚無ってそういうタイミングでやってくる。

虚無と一緒にずるずる引きずられるように、こういう嫌悪感とか嫌な感情の中にいる時に大体の確率で思い出してしまう人がいる。

生まれた地で家が近所とか、母親同士が仲が良いとかそういったことがきっかけで遊んでいた子。

あの子と一緒にいなければ、もっと早い段階から私は自分に正直に生きることが出来ていたかもなと思う。

どう考えても合わないのに、あの頃の自分は(というより、自分も?)、無理矢理合わせてた節あるよなぁ〜って思う。思い出すのは嫌な思い出ばかり。そして押しに弱く、あの子が罪悪感をあおってくる言動や行動をしていることに気づかないものの、どこかモヤモヤしていた。

同じ小学校、同じ中学校から、高校でやっと別になって、大学、社会人になり、…………………毎年のように年賀状を送ってくるし、「よっ!元気?」のニュアンスで地元の方言混じりの誕生日メールまで送ってくる。「なんて無神経なんだろう…」とほぼ全て無視していた。時には「私も大人にならなきゃ」と思って返事をしたことが1〜2回あるが、返事なんか送らなきゃよかったと思った。二度と連絡してくるなという返事にすればよかったと後悔さえした。結局、替えた携帯番号もメールアドレスも知らせず、当時LINEはやっていなかったので、そのままフェードアウトした。あの子からの年賀状は全て捨てた。

地元の話題になるとたまにあの子のことが話に出てくることがある。「昔仲良かったでしょ」って体で。正直嫌だなって思う。だって私は虚無に陥るとあの子のこと、あの子にされた嫌なことを思い出しちゃうくらいなんだから。あの子の話題が出ると、口が愚痴まみれになってしまいそうになって、なるべく話から外れるようにしたり「ふーん」と話題に寄りつかないようにしている。


多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。


このタイトルの本を読んだことはない(すみません)けど、このタイトルの中の「そいつ」はあの子がふさわしい、ピッタリってくらい当てはまると思った。私の中で。

そうだろうと思う。あの子はパフェとか食ってると思う。あの子は本当にそういう人なので、パフェじゃないにしろケーキ食べてるかもしれないしコーヒーとか飲んでるかも。何か食べないにしても全く気にしてないのだろう。

そう、いかにもパフェ食ってそう=気にしてなさそうってまさにあの子だ。しっくり来すぎて怖ぇ~……って思ったくらい(失礼かな?まぁいいや。)


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小さい頃から一緒に遊んだり話したりした時間が長い分、ケンカもしたし、ケンカなんていうかわいいものじゃなくて、お互い無意識に傷つけただろうし傷つけられたりもしたと思う。

もしかしたら、私も誰かの「今ごろパフェとか食ってる全然あの時のこと気にもとめてない奴」かもしれない。むしろあの子にとっての「今ごろパフェとか食ってる奴」なのかもしれない。

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